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会社の「仕組み」を知っている人だけが、上手くいく ~入社3年目から絶対知るべき人事・評価・人間関係の基本~ 価格:¥ 1,470(税込) 発売日:2013-10-12 |
評価
(2点/5点満点)
著者の楠木新さんは本書で、すぐに起業や独立を考えるのではなく、現在の会社での働き方を充実させるべきだと主張しています。若い世代のビジネスパーソンに、「せっかく入社した今の会社に、しがみつけ!」との熱いメッセージです。
その理由は、会社というのが、社員が成長でき、基礎力を蓄えることができる装置だから。また、この装置を最大限に活かすためには、会社の仕組みを知る必要もあります。
この本では、会社の仕組みを「メンバーシップの仕組み」と「人事評価・異動・出世の仕組み」の2つに分け、それぞれどういうものなのか、具体例も織り交ぜながら説明しています。それを踏まえて、入社してから30代までの期間に何をしておくべきか、どういう働き方をすべきかについて考えます。
若手社員の時に、会社から受け取るのは給料だけではなくて、仕事の経験、知識、人との付き合い方です。仕事は、世の中の多くの人に必要とされているものを基礎にしているので、得るものは趣味などの比ではありません。
入社して間もない時は特に、能力や実績よりも、仲間として一緒に働けるかどうか、つまり〝メンバーシップ〟を求められていることを、日本の会社の仕組みとして知っておきましょう。