「頭がよくなった! 」と実感できる習慣術 価格:¥ 1,470(税込) 発売日:2013-09-26 |
評価 (3点/5点満点)
この本は、著者の小泉十三さんが中心になって企画・執筆した『集中力が確実にアップする本』『記憶力が確実にアップする本』『脳をきたえる習慣術』の3冊のエッセンスを中心に、加筆・再構成したもので、〝脳の強化書〟の集大成ともいえるものです。
最近の研究によると、加齢によって脳の神経細胞の数は減っていきますが、神経細胞と神経細胞を結ぶ回路は年齢とともに、むしろ増えることがわかってきました。
つまり、今からでも鍛え方しだいで「頭がよくなった!」と実感することは十分に可能で、本書ではその具体的なノウハウが紹介されています。
脳(科学)に関しては、研究により定説が変わっていくため、その書籍を読む際も常にアップデートが必要となりますが、本書は現時点でわかっている研究等をもとに、導き出された実践法が満載です。毎日1つずつ意識してみるだけで、心身の充実を実感できるようになるはずです。
【my pick-up】
◎酒・タバコは、百害あって一利なし
酒やタバコは、脳の機能にとっては、まったく害しかもたらさないのである。
毎日5合以上の日本酒を20年間飲みつづけた場合、脳は20~30%も小さくなってしまう。アルコールの飲みすぎで記憶力や思考力が衰える人がいるが、これも脳が縮むことが原因なのである。
タバコもまた、記憶力を悪くさせる作用がある。タバコに含まれるニコチンが、脳に通じる血管を収縮させるため、脳に運ばれる血液の量が少なくなり、結果的に記憶力を低下させてしまうのである。