厳選!ビジネス書 今年の200冊

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今年126冊目『キャッチコピー力の基本』

2010-08-11 21:27:45 | おすすめビジネス書
キャッチコピー力の基本 ひと言で気持ちをとらえて、離さない77のテクニック キャッチコピー力の基本 ひと言で気持ちをとらえて、離さない77のテクニック
価格:¥ 1,365(税込)
発売日:2010-07-22

評価  (4点/5点満点)

コピーライターとして数多くの受賞歴を持ち、最近はビジネス書作家としても活躍中の川上徹也さんが、これまでありそうでなかった一般のビジネスパーソンに向けた「キャッチコピー力」のスキル本です。

ここでの「キャッチコピー力」は、短く的確な言葉で表現する能力と定義されています。

企画書や報告書、プレゼンなどで効果的なタイトル・見出し、決めゼリフを考えたいときに、本書では多くの媒体から、コピーが見本として引用されていますので、即活用できますよ。

ちなみに一番最後、78番目の禁断のテクニックが本書購入者の方にのみ公開されていますが、そのタイトルは「Hな連想をさせる」です。

【my pick-up】

◎自分に関係があると思ってもらう

「自分に関係がある」と思わなければ、人の心は動きません。キャッチコピー力の基本は、すべてそこにあります。いかに「自分に関係がある」と思ってもらえるように書くかが一番大切です。

◎ターゲットを絞る

幅広い顧客を狙いたい場合、「ターゲットを絞っているようで絞っていない」という手法を使ってみてはどうでしょうか。自動車保険のセールスレターを例に考えてみましょう。

「すべてのドライバーのみなさん」

⇒「自動車保険代を節約したいドライバーのみなさん」

「ターゲットを絞っているようで絞っていない方法」で呼びかけてみました。「自動車保険代を節約したい」ということは、ドライバーであれば多くの人が思っていることだからです。

⇒「自動車保険を節約したい、週末しか運転しないドライバーのみなさん」

仕事でクルマを使っていない人の大半は、週末しか運転しないのが実情です。ターゲットを絞っているようでそれほど絞っていないのです。

⇒「自動車保険代を節約したい!」「週末しか運転しない!」「30代以上!」この3つの条件にあてはまるドライバーのみなさんにグッドニュース!

若者のクルマ離れが叫ばれている昨今、ドライバーの多くは30代以上です。実は、これも絞っているようでほとんど絞っていない例です。

しかし、このように表現することで、自分のことだと関心を持つドライバーはぐっと増えるでしょう。

◎ランキングを利用する

「範囲を絞ったり、限定したりして、基準を変えることで1位になる」という手法があります。

あなたの仕事でも、この限定した分野での1位という事実を利用して、何種類ものナンバー1をつくることができます。視点を変えるだけで、いくらでも1位はできます。

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