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「働きがい」なんて求めるな。 価格：￥ 1,470（税込） 発売日：2010-07-22 |
評価 
（3点/5点満点）
著者は、㈱ワークスアプリケーションズ代表取締役ＣＥＯの牧野正幸さん。著者の会社は、2010年「働きがいのある会社」調査で第1位に選出されているが、「働きがいのある会社」を探している人は決して大人ではないと言います。
「働きがいのある会社」を探している人には、若い人に持たれる必要のある「尊敬」「畏怖」「憧れ」を感じることがなく、大人になるためには、個性的に生きて、人に認めてもらえ、自分の存在意義を勝ち取り、そして仕事もプライベートも楽しく充実した毎日を送るようにならなければいけないとしています。
本書は日経ビジネスアソシエでの連載を単行本化したものですが、あとがきで牧野さんが、「もうよほどのことがない限り、このような本は出さないでしょう。それに書きたいことは90％書き上げました」とコメントしているとおり、牧野さんのこれまでの経験が凝縮された渾身の作品です。「ゼロ」から「イチ」を生み出す仕事の面白さがビシビシ伝わってきますよ。
【my pick-up】
◎カッコよくなるための服装選び
シャツは何でもよろしい。ただ半袖だけは勘弁してほしい。スーツに半袖シャツというのは見る人が見ればとても恥ずかしい格好だということを知っておこう。
◎経営者の毎日は楽しいのだ！
その世界のトップに上り詰めた人間は、充実していて楽しい人生を送っているというイメージを周囲に与えることが大事だと思います。憧れを抱かせるからこそ、後に続く者が現れるのです。そこに至る道の厳しさを教えるのは、憧れの後でよい。
役員や経営者は50歳を超えたら、後輩のためにいかに自分の人生が面白いか語るべきなのかもしれません。それは頑張った末の果実なんですから。
