「前倒し」仕事術! ムリなく始められる、3つの習慣 価格:¥ 1,575(税込) 発売日:2010-04-07 |
評価 (3点/5点満点)
本書で述べられている「時間がない」と言う人たちに共通する特徴と、それを解決するルールは以下のとおりです。
①いつも仕事を後回しにして、期日ギリギリになってから始める
⇒先延ばしにする言い訳を考えないで、今すぐ始める=「今すぐ」
②「これで仕事は完了」をいう明確なゴールラインを決めていない
⇒期日に遅れない。早く終わらせてその仕事を忘れる=「キッパリ」
③必要以上に考えすぎて準備や整理に時間がかかり、頭の中と机の上が大混乱
⇒机の上を「頭の中」だと思って整理する=「シンプル」
「時間は、とてもやわらかい存在です。普通は1日という箱に24時間しか入りませんが、ぎゅっと詰め込めば30時間分や40時間分は平気で入ります。時間は、ムリやり押し込むことが大切です。」
著者の中井紀之さんの時間に対する考え方がこの言葉に集約されています。「えっ、もうこんな時間?」という感覚が持てれば、仕事だけではなく人生全体に充実感を味わうことができますよ。
【my pick-up】
◎「○時間かかる」ではなく、「○時に終わる」
私は、会社の仕事を定刻よりもできるだけ早く終わらせて、時間ぴったりに会社を出ることを毎日の日課にしています。帰るのがたまたま5分遅れることも、時間配分を間違えて3時間残業してしまうことも、同罪です。どちらも絶対にやりたくありません。「終わる時間」が決まっているからこそ、勤務時間の8時間に集中して働けるのです。
◎ダラダラ会議にわずらわされない方法
会議が時間のムダだと考えるなら、会議の場から早く抜け出し、席に戻って自分の仕事に集中するのが一番です。
会議が終わりかけると、雑談タイムが始まります。そこから先は、何も決められず、アイデアも生まれません。放っておくとズルズルと長引きます。強制的に会議を終わらせるには、各自の宿題を確認してすぐに席から立ち上がりましょう。そのまま動きを止めずに会議室を出てしまえば、少なくとも自分だけは会議を終わりにできます。
◎迷惑セールス電話を気持ちよく断る一撃
「これは迷惑セールスに違いない」と思ったら、まずは相手の話をさえぎって「売っている商品は何ですか?」と聴いてみましょう。
「いやー、うちも関連会社で同じものを売っているんです。申し訳ありません」
◎無言の「合図」で仕事集中を知らせる
「黄色い帽子」をかぶるなど、自分が今、仕事に集中している態勢にあることを無言で周囲に知らせる「合図」を発信することで、さまざまな「じゃま」を排除できるのです。