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厳選!ビジネス書 今年の200冊

2008年ブログ開設から、紹介したビジネス書は3,000冊超。
1日2,000PVの仕事力を上げる書評ブログ。

2017年192冊目『整理整頓をしない人ほど、うまくいく。』

2017-09-08 22:05:58 | 日記

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評価 (3点/5点満点)

整理整頓ができている、ありきたりの空間からは、ありきたりのアイデアしか出ない。

つまり、「片づいていることがいいことだ」という風潮に踊らされることによって、逆にそれが自分の可能性を潰してしまっていることもある。

本書はこのように、一見非常識とも思える「本質の思考法」が、全部で55パターン掲載してあります。

昨日の常識は今日の非常識。

過去の成功例は明日の失敗例。

右から左から、横から斜めから、上から下から、正面から裏側から・・・。

そんな無限にある物事を捉える角度に触れることのできる1冊です。

中山マコトさんの前著『9時を過ぎたらタクシーで帰ろう。』と同様、物事の見方のバリエーションを増やしてくれます。

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2017年137冊目『リーダーに強さはいらない』

2017-06-09 20:42:29 | 日記

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評価 (3点/5点満点)

この本では、リーダーがフォロワーを活かして強いチームをつくる方法をお伝えします。

・フォロワーとは、リーダーと一緒にチームを動かしてくれる人。

・リーダーを支えてくれる優秀な2番手(=フォロワー)をつくることが大切。

・強いリーダーに期待するのではなく、フォロワーとともに強いチームをつくる。

あとがきに書いてあった、「リーダーシップチーム」におけるリーダーの心得も勉強になりました。

1.「目に見えないもの」を大事にする

チーム内の雰囲気の良さ、社員の幸せ度、お互いのことをよく知っているか、価値観がシェアされているか、若手は育っているか、社員は健康か、夢はあるか・・・。チームの魅力のほとんどは、データにない部分に隠れているのです。

2.「リーダーシップ」は実践ありき

行動がともなわない発言は、言わないのと同じか、むしろ逆効果を招くだけです。

3.「リーダーシップチーム」を大事にする

リーダーとしていられるのは、フォロワーをはじめ、周囲の人すべてが、リーダーをリーダーにしてくれたからです。

【my pick-up】

◎「指示をしない」指示の仕方とは?

メンバー間の競争意識を高めるつもりで、営業成績を壁に張り出して、メンバーに数字の必達を呼びかけたことはありませんか。そんなときには、「声かけをせず、営業成績をただ張り出す」だけにしてみます。その後、どうするかは各自に任せます。最低でも1週間は待ってみましょう。重要なのは、メンバー同士で議論が起こるのを待つことです。いまある状態をそのまま見せて、どうしたいかは自分たちで考えさせるポジティブアプローチであれば、やらされ感もなく、自分たちで工夫して上げて行こうという気持ちになります。

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2017年81冊目『仕事が速い人はどんなメールを書いているのか』

2017-03-27 21:28:42 | 日記

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評価 (3点/5点満点)

1万通を超えるメールの添削を行い、自身も1通当たり1~3分でメールを処理する著者が、メールにかけている時間を一気に削減する方法を紹介します。

「文章力」「語彙力」「読解力」「要約力」「気遣い」「配慮」

メールをどう処理するかを見れば、その人のビジネスセンスが如実に分かってしまうとのこと。「仕事が速い人=メールが速い人」なのです。

仕事が速い人が気をつけている5つのポイント

1.そのメールを送る目的は何か?

2.相手が読みやすいビジュアルか?

3.返信してもらえる内容か?

4.相手の心に刺さる言葉を使っているか?

5.処理時間の削減を心がけているか?

本書に掲載されているテクニックを使えば、質を担保しながら1日30分は確実に時間を短縮できると思います。

また、メールは双方向なので、自身のメールのスキルを上げるだけでなく、周囲の相手のメールの改善にも働きかけることが必要ですね。

【my pick-up】

◎先まわり力を駆使してメールを書く

メールを書くときに、そのメッセージを相手がどう読むのか、どう感じるのかを想像してみる。その上で、相手が感じるであろう疑問を察して、その疑問を解消するような一文を入れておく。「あの人なら、きっとこんな質問をしてくるだろうから、補足しておこう」「新規のお客様だから、この部分は詳しく説明しておこう」先まわりできない人は、自分の言い分だけを一方的に書いてしまいます。だから、相手が知りたい情報が抜け落ちてしまう。その結果、情報が十分盛り込まれていればされないはずの質問をされてしまうのです。

◎期限を1秒でも遅れたら問い合わせる

仕事が速い人は、事前に決めておいた期限を少しでも超過した時点で、すぐに問い合わせのメールを送ります。それは、すぐにメールを送ることで、「時間厳守という原則に価値を置いている」「遅れには断固とした態度で対応する」というメッセージを相手に伝えられるからです。

◎CCは必要最低限にする

CCに入っている人は、返信する必要はありません。CCに入れるのは「念のため、見ておいてください」ということだからです。返信を求めるのであれば、TOで送るべきです。

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2017年77冊目『ミス・ムダがゼロになる「集中力」』

2017-03-20 20:35:37 | 日記

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評価 (3点/5点満点)

仕事のミスや悩みが減り、集中して取り組めるようになり、残業しないのに成果を出せる。

この本の目指すところです。

集中力を高めて学習速度や作業速度を高めれば、残業しないで定時に退社しても会社から評価されます。そんな処理効率を高めるための79のチェックリストが本書で用意されています。

当たり前に思えることも含めて、今まで知識でしか持っていないことを実行し習慣にすることは難しいものです。しかしそこは、できるまでやるの精神で克服してもらいたい。

また、習慣化はちょっとした工夫や仕掛けでハードルが大きく下がることもありますよ。

【my pick-up】

◎無計画にとりかからない

「途中でつまづくことが多い方」の特徴として予測力の不足があげられます。「これをやったら次はAになるかBになるだろう。AになったらCかD、BになったらEかFかG!」をどれだけ先まで予測できるかは、リラックスと経験で決まります。

◎定時に帰宅する

残業は、作業効率を低下させる悪習慣でしかありません。作業の効率や処理速度だけでなく、問題解決力も高め、結果を出しながらも、仕事は定時に終わっている状態が理想です。会社もコストは最小限にしたいですし、私達も効率悪い時間の使い方はしたくありません。双方の幸せのためにも定時に帰宅することを実践したいものです。

◎食事の後で眠たい

「食後に眠たい」のは、基本的に食べすぎです。これの防止策は、「昼食の量を少なくする」です。腹八分で眠くなるなら、腹五~六分にしましょう。

◎子を持つ親御さんへ

子供は親が読書をしているならば、大抵真似をするものです。親は「自ら学習もしなくなるような模範となる生き方」をしたいものです。

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2017年74冊目『チームで考える「アイデア会議」』

2017-03-15 22:18:08 | 日記

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評価 (3点/5点満点)

加藤昌治さんが2006年に出した『アイデア会議』の改訂版。ベストセラー『考具』の基礎編として『アイデアはどこからやってくるのか』、そして応用編として本書が、最近また書店に数多く並んでいます。

・アイデア=選択肢を考えること。

・選択肢の多さとアイデアのクオリティとは比例する。

時間配分的にアイデアを考える時間をたっぷりと取るべきです。いいアイデアさえ見つかれば、それを企画に整えるのは、割合に簡単。アイデアを考える際にも「会議」は有効です。

本書は、チームでアイデアを考える方法が顕在化していなかったという現状が出発点。アイデアの考え方を学び、自分で使えるようにすることは、個人に委ねられ過ぎていたのです。「チームでやるアイデアの考え方」を会議という行動に落とし込めれば、誰もが共有可能になります。

アイデアを出していくという技は、数をこなしていくうちに、気がついたらレベルが徐々にあがっていくもの。それを実現するための仕組みが本書で紹介されている「アイデア会議」です。

また、アイデア会議では、自分がアイデアを出さなければいけないプランナーと、チームのリーダであるディレクターがいます。どちらの立場も経験するといいですね。

【my pick-up】

◎プランナーが〔云い出しっぺ〕にならないと始まらない!

輝く魅力の源泉はどこまでいっても〔云い出しっぺ〕のもの。その栄誉は、自分が始めなければいつまで経ってもやってはこない。「あの企画、おまえがいい出したんだよな」っていわれたら、うれしいですよ。そのチャンスをみすみす逃してしまいますか?もったいない!やっぱり考える、そして〔云い出しっぺ〕になることが、プランナー冥利に尽きるんです。

◎「コア・アイデア」の条件は?

まず、面白いアイデアであるかどうかが、コア・アイデアの条件だといえると思います。ただ、面白い=笑えるだけではないです。それよりもinteresting=興味/注目/好奇心を引きつける、の意味も含んでいると考えた方が近いです。ただ、新しいかどうかに必要以上にこだわることはないんじゃないかと思っています。目新しさだけでは、目を引くかもしれませんが与えられた課題の最終ゴールをクリアできるかどうかは別問題です。そしてアイデアを評価するもう1つの軸が「筋がいいかどうか」の軸。企画の依頼元が抱えている問題課題をそのアイデアで解決できるかどうか。そして2番目の「筋」は、依頼元の文化、風土とマッチしているかどうか。3番目の「筋」は、社会との調和性。

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