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厳選!ビジネス書 今年の200冊

2008年ブログ開設から、紹介したビジネス書は3,000冊超。
1日2,000PVの仕事力を上げる書評ブログ。

2017年67冊目『SLEEP 最高の脳と身体をつくる睡眠の技術』

2017-03-06 21:28:42 | 日記

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評価 (3点/5点満点)

この本の原題『Sleep Smarter』を直訳すると、「これまで以上に賢く眠りなさい」となります。眠っているあいだに、老廃物が除去され、壊れた筋肉組織が修復され、免疫力が向上する。こうした働きを知り、その恩恵に最大限あずかれるようになることが、賢く眠るということです。

この本では、睡眠の質を改善できる21の対策を紹介します。睡眠不足がもたらす悪影響について説明するとともに、睡眠の質を上げるために今夜から何ができて、慢性的な睡眠不足に陥らないようにするために何ができるかを中心に解説します。

「食生活の見直しと運動だけではまだ足りない。そこに良質な睡眠が加わって初めて、健康は成立する」

睡眠の重要性を改めて認識する1冊です。

【my pick-up】

◎コーヒーは午後2時まで

寝るときは、体内からカフェインがほぼなくなった状態でないといけない。お勧めの時間は午後2時。コルチゾールは日中の生体リズムを整えるうえで重要な役割を果たす。カフェインにはコルチゾールの生成を促す作用があるので、午前中にカフェインをとればコルチゾールの生成を促すことになる。

◎朝型の人のほうがパフォーマンスが高い

早起きする人のほうが夜更かしする人に比べて積極性が高く、仕事で成功する確率も高いという記事が発表された。また、早起きする人のほうが、問題を未然に防いだり最小限に抑えたりすることもうまいという。

 

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2017年64冊目『入社3年目までの仕事の悩みに、ビジネス書10000冊から答えを見つけました』

2017-02-26 17:19:46 | 日記

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評価 (3点/5点満点)

この本では、社会人になって3年くらいの間に出会う悩みを解決するためにピッタリの本を、これまで10000冊以上のビジネス書を読んできた著者・大杉潤さんがピックアップして解説します。

それぞれの問いに対して、最も効果的な解決策が身につくビジネス書を4冊ずつ挙げて、そのフレーズを紹介し、大杉さんの経験も加味しながら解説を加えています。

1冊あたり約1500円のビジネス書が10000冊分なので、1500万円の価値がある!として、一切の出し惜しみなく大杉さんがビジネス書から学んだ知恵やノウハウを、すべて本書に注ぎ込んで書いたとのこと。

文章術からノート術、時間術、会話術、営業術、健康管理、人生設計まで、あらゆるテーマを網羅し、10000冊の中から珠玉のビジネス書が引用されています。

入社3年目までの若手社員は、本書で紹介されている実際のビジネス書を1冊でも2冊でも読んで頂きたいと思うとともに、「おわりに」にも記載されている中谷彰宏さんの『入社3年目までに勝負がつく77の法則』もぜひお勧めします。私も、この本を当時読んだからこそ、今があると思っています。

また、若手社員だけでなく、彼らに的確なアドバイスをしたい先輩社員や管理職、仕事に役立つビジネス書を知りたい人にも、参考となる1冊です。

【my pick-up】

◎出世する方法を知りたい。

上司が何を重視するか、下手な推測をするよりも、上司に直接聞く方がよほど効率的だ。仕事で重視するのはどんなことか、自分に何を期待しているか、折りに触れて質問しよう。またアドバイスを求めるのも関係作りに役立つ。(『「権力」を握る人の法則』ジェフリー・フェファー)

上司との接触頻度が多い人ほど出世する傾向があるということです。実績を上げることが前提ではありますが、その過程で、頻繁に上司とのコミュニケーションを取るようにして、「実績が上がったのは、上司の指導のおかげです」というパフォーマンスをするといいでしょう。実力が飛びぬけている若手社員が、意外にも出世しないのは、上司をそっちのけにして、自分だけの実績にしようとする人が多いからなのです。

◎どうすれば独学でTOEICのスコアを上げられる?

実はTOEICはビジネス英語力だけでなく、情報処理能力を測定する試験でもあります。迅速に情報を処理して瞬時に判断するという試験の特徴が、いわゆる「仕事ができる」人を見分けるリトマス試験紙にもなっているのです。

個人的な経験にもとづいて、私は声を出し、反復して読むことこそが、外国語を勉強するうえで、もっとも効果的な方法であると信じています。英語をひたすら音読することによって、英語の語順どおりに意味をとっていくという思考パターンが脳の中に深く刻まれるのです。(『国弘流英語の話しかた』国弘正雄)

とにかく英語は、繰り返しの音読が基本です。実際に、国弘先生は、中学の英語テキストを繰り返し音読することを勧めています。

脳の仕組みに合った覚え方さえできれば、天才的な記憶力を発揮したり、英語であればラクラク単語を覚えたりすることが誰でも可能なのです。(『頑張らない英単語記憶法』西澤ロイ)

実際にTOEICに出てくる最低限のビジネス英単語は、もちろん覚える必要があります。答えは、何度でも繰り返し覚えればいい、ということです。

英文e-mailには、ある程度決まった型があり、便利に使い回すことができます。(『絶対に使える英文eメール作成術』大島さくら子)

英文メールは、決まった型(パターン)を覚えて慣れてくれば、スキルが一気に上がるでしょう。

外国語ができると、人生の幅が広がります。他の人より良い仕事をする機会に恵まれ、多くの人に出会えます。外国語の中でも、特に「英語」ができるようになることは、人生により多くのチャンスをもたらしてくれるはずです。(『英語をやっていて、本当によかった。』吉越浩一郎)

世界の最先端の情報は、英語で書かれ、発信されています。つまり、ビジネスに必要な最新の情報を得るには、ある程度の英語力は欠かせないのです。

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2016年185冊目『脳にいい24時間の使い方』

2016-10-03 21:42:08 | 日記

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評価 (3点/5点満点)

この本では、現在さまざまな現場で活用され始めている、時間を使ったパフォーマンス向上メソッドを紹介します。

脳には、「この時間帯に、この仕事をすれば、質もスピードも上がる」という時間の使い方があることを知り、仕事のスケジュールを組むこと。そのために、脳と体が正常にリズムを刻むための「コンディションを整える習慣」を生活の中に持つことです。

具体的には、1日の時間帯をおおまかに4つに分割して、作業を割り当てるだけで仕事の生産性を高める方法です。

午前:頭を使う

昼  :手を動かす

夕方:体を使う

夜  :内臓を使う

これまでの私たちの作業手順が「必ずしも自分の能力発揮に効果的ではない」と考えて、根本的な解決をするつもりで、ぜひ本書の中から1つでも取り入れてみてください。

【my pick-up】

◎目覚めたら‘窓から1メートル以内’に入るだけでいい

自然に生体リズムを整えるための最も簡単な方法は、窓から1メートル以内に頭があるようにベッドを置くことです。カーテンを少しだけ開けて眠れば、日の出とともに自然に脳に光が届きます。もし、環境が許すならば、オススメの方法です。

◎「後○時間眠れる」と心の中で唱えてはいけない

たとえば、夜中の3時に目が覚めたとすると、時計を見て「ああ、3時か・・・。後3時間は眠れるな・・・」と頭の中でつぶやくことがあると思います。脳にとっては、これも起床時間を言語化された状態です。何日かして、また3時に目覚めてしまい、また時計を見る。これを繰り返していると、いつも同じ時間に目が覚めるようになってしまいます。間違ったプログラムを組ませないように、夜中に目覚めたとしても、時計を見ないようにしましょう。

◎目覚めて2時間後に重要な決断をしよう!

私たちは、目覚めて2時間後あたりに、思い切った決断ができる状態になります。男性ホルモンのテストステロンが増えるからです。テストステロンは、男性に比べ20分の1の量ですが女性でも分泌されます。企業で研修をしていると、残業がほとんどなく、仕事の切り替えが早く、なおかつ成果を上げるいわゆる「できる人」がいます。その人たちに見られる共通点は、朝早く、まだほかの社員が出勤してくる前に出社して、自分だけの時間をつくり、そこで大事なことを決める、ということです。

◎午後の仕事の効率は「目」と「手」みると、がキーワード

午後一の時間帯には目と手の協調能力が高まります。簡単い言えば、1日の中でも一番、手先が器用な時間ということです。1日中パソコンに向かっているデスクワーカーの場合は、単調な作業に向いている時間です。書類や資料の作成、事務的な作業に向いているということです。

◎夕方の電車やバスで眠ってはいけない理由

1日のパフォーマンスを向上させるために、最もやってはいけないことは、夕方の時間(起床11時間後)に眠ることです。日常を振り返ってみると、この危険性が高いのは、外出帰りや帰宅途中の電車やバスです。ここでは、なんとしても眠らないようにしましょう。体温が最高になるはずの夕方に、電車やバスにゆられてウトウトしてしまうと、ピークになるはずの体温が下がります。すると、次に下がるはずの波が平坦になります。夜になっても眠くならず寝つきが悪くなったり、睡眠の質が低下して、きちんと眠っているはずなのに疲れがとれないということになってしまうのです。

◎夕方の仕事は質よりスピード重視!

夕方の判断力は「今日やらないことを決める」ことに活用しましょう。終業時間が見えてきたことで、作業への集中力は再び高まります。ここで、今日どうしてもやらなければならないことと、今日できなくても良いことを、どんどん振り分けましょう。

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2016年22冊目『会社という病』

2016-01-05 15:31:01 | 日記

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評価 (3点/5点満点)

日本企業は、いま、抜群に調子がいい。しかし、そういう時だからこそあえて「会社は病んでいる」と言うのは、この本の著者の江上剛さん。

その理由は、社員が疲れきっているから。会社でストレスがないのは経営者だけで、社員は誰もが「助けてくれ!」と悲鳴を上げている。また、社員の多くが将来に不安を抱きながら働いているが、それに気づかず経営者だけが好業績に浮かれているのが、いまの日本なのでは。

本書は、今の日本の会社の病巣を分析します。

江上さんの旧第一勧銀(現みずほ銀行)勤務時代のエピソードがふんだんに盛り込まれており、病巣の切り口も人事・出世・派閥から、社長・取締役・部課長という役職、経営企画・営業・経理という職種まで幅広いです。

読み物としても面白いですが、最近の東芝や旭化成建材などの不祥事の要因として、経営者と社員の間で言葉が通じていない(もっと言うと言葉自体がない)ということを読後感として思います。

【my pick-up】

◎給料という病-永遠に解決されることのない「適正金額」

もはや取締役でもないのに、高い報酬だけ受け取りつつ、いつまでも会社に居座っている輩のいかに多いことか。元をただせば会社の幹部だが、老害をまき散らすようになってしまえば、もはや会社の患部に過ぎない。こうした老害的相談役は、過去の貢献によって現在の利益をむしばんでいる。これじゃあ社員が浮かばれない。

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2016年9冊目『仕事と人生で成功するために本当に必要なこと』

2015-12-10 16:07:18 | 日記

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評価 (3点/5点満点)

40歳の人が80歳まで生きるとすれば、今はちょうど半分の曲がり角。さらに、ビジネス人生を40年とすれば、これまたまさに半分。

この本では、40代からの人生を充実させるための原理原則を説いていきます。

著者の新将命さんは1936年生まれの79歳。これまで外資系企業3社の社長などを経験されていますが、自己流が通用するのは20代までで、人生にも原理原則があるということを学んで欲しいとのこと。仕事ももちろん大事ですが、もっと広い視野で人生の創り方、生き方に関する示唆、提言と元気付けを与える1冊に仕上がっています。

これからの自分の市場価値は何か?40代は「もう」ではなく「まだ」です。

40代、50代の中高年の部長・課長クラスに元気がないという方もいますが、それはその世代が今の自分について多くの迷いや悩みを抱えているからではないでしょうか。40歳からの選択、意識改革でまだまだ残りの人生を謳歌できるのです!

【my pick-up】

◎時間の奴隷になるな

40代になったら、やってほしくない習慣が1つある。それは、飲み屋に行って、ああだこうだとムダな話をすることだ。そういう光景を数多く見てくると、私は1つの提案がしたくなる。それは、もう少し健康的な気分転換をしてはどうかということだ。私は1つ、30代後半でやめたものがある。ゴルフだ。理由は簡単で、ゴルフは1日仕事になってしまうからである。また、宴席も数多くある中で、2次会には行かない、と決めた。1次会だけなら、終わって帰宅すれば、本を読む時間がつくれる。これも大きな決断だったと思う。ジム通いも移動する時間が惜しくなってやめた。結果、今の私は、自宅でトレーニングをしている。特別な理由がない限り、1日40分、自宅近くを早足で歩く。1日、腕立て伏せを500回する。これなら、せいぜい1時間ですむ。同僚と飲みに行ったところで、大した気分転換にはならない。何かまったく別の、もっと前向きで健康的な気分転換を考えてみることだ。それだけで、人生の様相は一変する。

◎読書習慣は、一生の財産になる

これは私の印象だが、優れた経営者で、あまり本を読まないという人に会ったことがない。読書により心の栄養を摂取しないと人は、成長しない。当面はうまくいっても、活字のメシを食べて心の栄養をとっていない人は、結局は長続きしないのである。1日に1時間くらいは読みたい。これを1年間続けると、365時間になり、1冊読むのに10時間かけるとしても、おおよそ36冊程は読める。私は、本を読むという習慣そのものが、あなたにとっての貴重な財産であると考えている。私は、若い頃から、1つ自分に義務づけたことがある。それは、ウイークデーは1日1冊、本を買うということだ。これを30代から習慣化してしまったのである。本というのは宝くじと同じで、買わなければ読まないのだ。本の中には、書いた人の数十年の経験と叡智がぎっしり詰まっている。それが1500円程で手に入るのだ。世の中に、こんなに安い買い物はない。本を買い続けていたことが、本を1日1時間でも読むという習慣を後押ししてくれた。読書週間という財産にはずいぶん「利子」がつくのだ。

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