そよ風つうしん

小さな自然の発見をご紹介してきましたが、転居で環境が激変。内容を一部変更し日々の雑感を綴ったりもしています

ポートレート

2009年06月10日 | 昆虫&生き物
「見かけによらず、可愛いと思わないかい?」

これはカミキリムシの仲間です。
意外に優しいと見えるのは、人間の勝手なイメージ? 
でも、よく見るとキバみたいなのがあったりして、やっぱり強そうですね。



「みんな可愛いと言うけれど、俺さまは凶暴なんだ」

アブラムシを一日に何十匹も食べてしまうバイタリティの持ち主、ナナホシテントウです。
あの可愛い姿からは、ちょっと想像できにくいお顔です。



「ボク、生まれたてなんだ! まだ柔らかいんだよ」
">
バッタの赤ちゃんは照れ屋さん。
恥ずかしげです。



「私は、蝶々夫人で~す」

チャバネセセリです。
なかなか可愛いですが、こんなに毛むくじゃらでは、ピンカートン氏に嫌がられないかしら?



「どう、僕の触角きれいでしょう?」

見られるのが大嫌いなセマダラコガネ・。
いつもは逃げ回るのに、
「ハンサムに写してあげるから、こっち向いてネ」とお願いしたら、まあどうでしょう、このおすましぶりは!

クリクリお目々を、精一杯に見開いて、触角も力いっぱいに開いてカッコつけてますね



「舐めんなよ!」

「そ、そんなに睨まないでよ」
近所のニャンコなんですが、野性的というか何というか、非常に厳しい表情です。




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清少納言さまも雨がお好き?

2009年06月08日 | 6~8月の草木
ちょうど咲き始めた紫陽花や、たくさんのドクダミが濡れている姿が、たいそうお気に召したご様子でした。


書き残してくださった文章を、ちょっとだけご紹介しますね。

    
    濡れて美しきもの
 
    あじさいの青

    飾り花に囲まれて
    
    ささやかに開きたる まことの花も

    いとおかし

    



    香り悪しけれど
    
    雨の日の木下闇(このしたやみ)に薄明かりして開きたる

    どくだみの白も 言うにおよばず
   
    


    
    可愛ゆきもの

    浅緑の若葉に
 
    幼きででむし(カタツムリ)の

    力いっぱいに 

    つかまりている姿




    

    雨のなか

    葉裏にやどる てんとう虫の

    露をまといし姿も けなげにこそ覚ゆ







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久々に大きな虹

2009年06月06日 | 虹・彩雲・アーク
とても大きなアーチでした。
これが自宅のベランダから見えるなんて、とても幸せなことだと、思わず手を合わせていました。

でも、こんなに大きなのは、何年振りでしょう! 

あまりに大きすぎて端まで入りきれなかったのと、雲が多かったのとで、写真はイマイチですね。
残念・・・

長い時間見えていて、左の端の方はいい色でした。
その部分です。



< つかの間に 消え行くゆえの 鮮やかさ >



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風船虫がやってきた!

2009年06月05日 | 昆虫&生き物
風船虫って愛らしい名前ですが、これは俗称です。
本当はコミズムシという名前で、カメムシの仲間の水生昆虫です。

カメムシの仲間の水生昆虫には珍しく、植物(水草など)の汁を吸って生きています。

とても忙しそうに泳ぎ回り、体のわりには長い中足で、物を捕まえることが出来ます。
子供の頃には、この虫をコップに入れて、小さくきった色紙を入れてやると、底の方から掴んで浮かび上がって来るので、眺めて楽しんだものです。


上の写真は、ティッシュの切れ端を掴んで、浮かび上がってくる姿です。
空飛ぶ絨毯に乗って飛んでいるみたいでしょう?



自慢じゃないですが、動きがものすごく早いので、写真を撮るには超苦労しました。
何十枚も写した中の、たったの数枚です!!


全体はこんな姿です。


そしてこんな顔をしています。



水面すれすれまで浮かんできた一瞬を!



こちらは水面に映っている姿。




最後にもう一枚、浮かび上がりつつあるところを。




検索すると、コミズムシについての解説や写真は色々ヒットしますが、こんなに可愛いい写真は、まず見られないと思います!!

我ながらよくがんばったと思いますが、2時間ほどかかって取り終えたころは

(ちなみに掴んでいる紙は、5ミリから8ミリ位の大きさです)



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これな~んだ?

2009年06月04日 | 3~5月の草木
ヒント1:何かのツボミです。



ヒント2:そろそろ咲き始めたところです。
      



ヒント3:こんな花が咲きます!
      


な~んだ、あれかぁ・・・って、今回は簡単すぎ?

でも、ツボミはちょっと思いがけなかったでしょう?


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鏡の中の世界

2009年06月03日 | テレイドスコープ
これは、カケスやクジャクなど鳥の羽を並べて写しています。
渓流釣りのための毛鉤を自作される方に、いただいたものです。きれいなので大事にしまってありましたが、ちょっと出してきました。

テレイドスコープは、そうですねえ・・・万華鏡の中のものを出してしまったあとの、鏡張りの筒の先にレンズを付けて、覗いている世界を想像してください。

この筒も友人が作ってくださったのですが、六角形なので、くるくると回すと被写体が色々に姿を変えていきます。

上の写真と同じものですが、ちょっと見る場所を狭くして一部分を覗くと、こんなふうにも見えます。

なんだか奥行きがあるように感じられないでしょうか?


これはラブラドライトという石の原石です。
太陽を当てると強烈に輝く面があります。

これだけを見ると、一体どんな形をしているのかと不思議になるでしょう?
真ん中の平面の長四角の一つが、実際の石の表面なんですよ。


最後はアジサイです。
これは古い写真なのですが、とても気に入っているので・・・



ときどきコメントを下さるブドリさんは、三角形のなど自作されて色々楽しんでおられるようです。
こちらに作品があります



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雨上がり 草むらの虫たち

2009年06月01日 | 昆虫&生き物
距離にするとほんの100メートルほどの間なのですが、ちょっとした草むらがあります。
といっても、やがて草は刈り取られます。

ハルジオンの花のてっぺんに、雨の名残がまん丸く止まっていました。
アブラムシの姿も見えます。


アブラムシがいるということは、きっとテントウムシもいるはずです。
探してみましょう。

いました、いました!

一度は写したいと思っていた、水滴をいっぱいつけた背中です♪

アブラムシが、天敵が目の前にいるのでギョッとしてますね!
たぶん全体の姿は見えないのでしょうが・・・

近くに、このヒトのものかどうかは判りませんが、抜け殻も水滴をつけて残っていました(丸の中の写真です)
もし、テントウムシの羽化の様子をご覧になりたい方はこちらでぞうぞ



足元に目をやると、見られることが大嫌いなセマダラコガネが、あわてて姿を隠そうしてオットット~
この後、結局は落ちてしまったのが、丸で囲んだ写真です。



これはカメムシの仲間。

なんとかナガカメムシとかいう名前でしょうか?
立派な腕っぷしです!
この腕っぷしのいいのは「ヒゲナガカメムシ」だときのこ山書房さんがコメン欄で教えてくださいました。ありがとうございました。

カメムシもカメラを向けると逃げ足が速いです。
この時も、ささっと花の裏へと隠れたので、「や~い、見えてるよ!」とばかりに下から写してみました



その横にいた、これも名前不明です。

背中が無地で、肩のところに紋付のように模様があります。
体型からみてテントウムシの仲間でしょうか?
これは「ヒメカメノコテントウ」だと、コメント欄でくまじろうさんが教えてくださいました。
ありがとうございます。


ちょっと離れて、クサカゲロウの仲間も。
うすい翅がきれいですね。

うまく写りませんでしたが、そばに優曇華の花も見えました。



そのそばにぶら下がっていたクモの抜け殻です。
怖い人がいらっしゃったらいけないので、小さな写真にしておきますね。

とてもきれいに抜けていました。



これはすごく小さいので、カメラが嫌がってピントを合わせてくれません。
やむなく指を添えて。

これは、何の仲間でしょうか?
これも「ヒメカメノコテントウ」だと、くまじろうさんが教えてくださいました。
ヒメカメノコテントウも、ナミテントウのように、同じ種類の中で色々な模様のがいるようです。




名前を知らないのがたくさんありますが、それでも楽しい昆虫探しの時間でした。
名前がお解りの方、教えてくださいね。
<教えてくださった、くまじろうさん・きのこ山書房さん、ありがとうございました>



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