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そよ風つうしん

小さな自然の発見をご紹介してきましたが、転居で環境が激変。内容を一部変更し日々の雑感を綴ったりもしています

ナガミヒナゲシの実のヒミツ

2008年06月09日 | 木や草の実・タネ・松ぼっくり
私の周辺では、もう花は終わって、実が茶色くなっています。
一つの花に一つの実が確実に出来ているようで、たくさん並んで立っています。

若い出来たての実は、こんな様子でした。



以下はこんな色になりました。中ではタネも熟していることでしょう。

この実の中にどんなタネが入っているのかな?
タネ大好きの私は、興味深々です


中を開けてみようとしましたが、実の上の方に不思議な窓があるのに気が付きました。
ほらね、こんなことになっているのです。


はは~ん、これはですね、きっとこの窓からタネを飛ばすんでしょうね?!

とすると、小さなタネがギッシリと入っているに違いありません。
失礼して、窓のところから開けてみましょう。

あ~やっぱり・・・

こんなにたくさん入っていました。

風が吹いて茎が揺れるたびに、この細かなタネを、さっき見た窓から飛ばしていたのですね
あの窓の様子では360度、どこへでもタネは飛ばせます。

ナガミヒナゲシは、すごい勢いで仲間を増やしていきますが、これでそのわけが判りました!!


他に、実が熟すと蓋がはずれてタネを飛ばす(こぼす?)植物もあります。
例えば、以前にお見せしたゴキヅルやオオバコやマツバボタンなどです。

マツバボタンは夏に花が咲きますから、また様子を写してきますね。
オオバコは今ごろ実が茶色くなっています。
そして蓋がはずれて、極小のタネをこぼしています。

青います目はいつもの通り5ミリ四方ですので、タネの小ささをご想像くださいね。


そうそう、オオバコの花ってご覧になったことありますか?
よく写せてないですが、こんな感じの花で、白とピンクがあります。

もちろん、めちゃ小さくて気が付かないことが多いです


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キキョウソウのおしゃれな実

2008年05月16日 | 木や草の実・タネ・松ぼっくり
私の回りでは今、キキョウソウの花がたくさん咲いて、この写真のような実がたくさん出来ています。

こんな姿です。茎が長くて風に揺れています。

あなたのお近くにも咲いていませんか?
段々に花が付くのでダンダンギキョウとも言うそうです。
花の大きさは1~1,5センチくらいです。

花は、長い茎の先の方にだけ咲いて、下の方には、葉の付け根に閉鎖花(花を咲かせずにタネだけ製造する仕組み)をたくさんつけています。

それらが熟すと、上の写真のように窓が開いて、種が飛び出してくるのですが、そのときの実の様子が面白いです。

最初の写真のように、窓の部分が巻き上がって、まるでリボンを飾っているように見えるんですよ

私が指を添えているので、実の大きさをご想像いただけたでしょうか?
高さが5ミリくらいで、タネは細かく、まるで粉のように見えます。

こんな感じで、タネをこぼします。



キキョウソウには他に仲間がいて
これはヒナキキョウソウといいます。
キキョウソウによく似ていますが、花が、てっぺんにひとつ咲くだけなんです。

近頃は、こちらの方をしばしば見るように思います。


もう一つ、これはヒナギキョウというからややこしいですね

てっぺんに一輪だけ咲くのはヒナキキョウソウに似ていますが、花の色や様子がまったく違います。

そしてめったに姿を見かけません。
これは植物園の道の脇に、一輪だけ咲いていたのを写しました。
花の大きさは、やはり1センチ強くらいです。

これも外来種ですが、なんだか弱々しい感じがします。
関東地方以南に生えるそうです。





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北国の木の実たち・その2

2007年10月19日 | 木や草の実・タネ・松ぼっくり
北国からやって来たのですから、きっとカラマツに違いないと思われたでしょうね?
その通りです!
カラマツは漢字で書くと落葉松(唐松とも書くことがありますが)ですね。
秋になると葉が黄葉して落ちてしまいます。

夕陽を浴びて落葉する風景は、まるで金色の葉が舞い落ちるようで、とても言葉にならないほど感動的だと、ある写真家の方に伺ったことがあります。

さて、この松ボックリですが、私が持っていた長野県産のものに比べると、少し大きいというか、長いと思いました。
比べてみましょう。

向かって左側のが今回いただいたものです。
少し長いでしょう?

地方によって特徴があるのでしょうか?

この松ボックリをリスや小鳥がかじると森のエビフライができあがります♪



次はツルウメモドキです。



この黄色い実は、中に赤い果肉に包まれたタネが入っていて、殻がはじけるととてもきれいです。


一つずつ、白いタネが入っていました。


最後はオオウバユリです。
花の季節は終わっているので、タネがどっさり入った殻を送ってくださいました。


「オオ」ということなので、普通のウバユリよりはきっと大きいのだと思います。
殻の長さは4~5センチあります。

中にはぎっしりっとタネが入っています。
風に乗って飛んでいく仕組みのタネですが、一度に飛び出してしまわないように、巧妙な仕掛けがしてありました。



左側を見てください。
タネが飛び出さないように、うまい具合に閉じられてるでしょう?
そして、タネがギッシリと詰まっているのが見えると思います。

それを、ちょっと失礼して、無理に開いてみたのが右です。


ユリとはいっても、普通のユリとは咲き方が違って、真横に向いて咲くそうです。
その様子と、タネの殻がまだ青い時の様子が、こちらで見られます。
アウトドアの交差点

そこに写真がありますが、タネの入っている殻の若いときの様子は、まるでピーマンです!


        

冬 

雪国は 白につつまれる

その前の一瞬の

赤く 黄色く 

さまざまな彩は 天からの贈りもの

その おすそ分けをいただいて

みなさんにも 楽しんでいただきたくて

写真に 綴ってみました


楽しさ 少しは伝わったでしょうか?

北国の木の実たち ・その1

2007年10月17日 | 木や草の実・タネ・松ぼっくり
ユニークなHNが愉快な疋田さんは、自然保護活動に活躍されていて、森も育てていらっしゃいます!

その森から、思いがけないプレゼントが届きました。

一つ目は、温かい地方の街に住む私には、まず見ることの出来ないミズナラのどんぐりです。
下に敷いている葉っぱもミズナラのもので、もうこんなに紅葉しているのだそうです。

大きな立派などんぐりです!
大きなものは、殻斗と共に計ると3センチ以上もありました。



二つ目は、これもあこがれのタカネナナカマドの小枝です。


ナナカマドよりも、更に高地に生えているのだそうです。
鮮やかな赤い実が、とてもおしゃれです。


葉っぱと実と種です。種は3個ずつ入っているようでした。




花瓶に入れると、なんと枝先から、葉っぱの切れ端がぶら下がって揺れていました。
クモの糸が一緒に旅をしてきたようです♪

「ようこそ!」 ベランダで記念撮影です。


☆まだ続きがあるのですが、長くなるので金曜日にします。


        

花柄クジラさんは、野外の幅広い活動と共に、写真はもちろんですが俳句などもおつくりになります。
とっても気さくな愉快な方です♪

それらをギッシリと盛り込んだHPはこちら。
北の涯から

日々の面白い話、私たちにはめずらしい写真などを紹介するブログは、こちらです。
走る 花柄クジラ!!

どちらも、とても楽しいですので、ぜひどうぞ!

またまた面白いタネ

2007年10月12日 | 木や草の実・タネ・松ぼっくり
このハート型の黒いタネ、持ち主は誰だと思います?

先日お見せした、今頃、ピンク色のお花が満開の木、覚えていらっしゃいますか?
そうです、あれなんです。
コブシの木の実に入っている種なんです。

あのピンク色の実が落ちていたのを拾ってきました。
しばらく置くと実の殻が茶色くなって、赤い実が顔を出しました。


引っ張ると糸をつけた実が出てきます。


興味が湧いて、実の中身を取り出してみました。
ちょっと強烈な匂いがしますが、臭いという感じではありません。

そしてティッシュできれいにすると、上の写真のような黒くてつやつやしたハート型の種が出てきたのです!

タネは、一つの実に一個ずつです。


~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

もう一種類。これはけっこう貴重な写真ですよ!
彫刻を施して作り上げたような存在感で、とてもきれいでしょう?

これはヤブガラシのタネなのです。

以前に本で見て以来、実物を見たい見たいと憧れてきましたが、何しろ実がめったにならないのです。
理由は植物学上のことで、専門的になりますので省きますね。
お知りになりたい方は、こちらでどうぞ。
ヤブガラシになかなか実が出来ないわけ

で、その貴重なヤブガラシの実ですが、友人が見つけて送ってくださったのです♪

こんなのです。

大きさはご覧のように1センチ前後で、潰すと紫色の果肉が入っていて、指先が染まりました。

その実の中に、タネは3個ずつ入っています。
ですので、タネ一つの大きさは3~4ミリくらいです。

めったに出来ない実の中のタネ、たぶん初めてご覧になったのではないでしょうか?

~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

最後は珍しくはないですがオジギソウのタネです。

先日の棘が一杯の写真を覚えていらっしゃるでしょうか?
(「見てないよ」と言う方は、よかったら
見~つけたをご覧下さいね)

あれから時間が経ったので、こんな具合になっています。

タネが抜け落ちているでしょう?

その落ちた種は茶色い硬い皮に包まれています。
その皮を剥がしてみると・・・・

単純ですが、けっこうきれいでした。
大きさはいつも通り、ひとマスが5ミリ四方です。
ちいっこいタネですね。


こうしてタネウォッチングをしていると、楽しくてやめられません。
どうも私は、チリモンとかミニ貝殻とか、タネとか、小さなものに興味があるようです

長々とお付き合いありがとうございました

木の実の色々

2007年10月01日 | 木や草の実・タネ・松ぼっくり
バス通りで、この写真を写していると「これは何の花ですか?」とたずねられました。

濃いピンクのがたくさんくっついているので、花が咲いているのだと思われたようです。

ちょっと近寄ってみましょう。


もうお解りでしょう?
そうです、コブシの実でした。
ちょうど握りこぶしのような形をした実が生るので、コブシ。

もうしばらくすると熟して、容れ物は茶色くなり、中からタネが顔を出します。


そして、こんなふうに糸を引きながらぶらさがり、やがて落ちます。
ちょっと不思議な感じですね。

どれくらい伸びるのかと引っ張ってみたことがありますが、けっこう丈夫です。



これはもう、どなたもご存知でしょう。

そうです、ハナミズキです。

赤い実が青空に鮮やかでした。

でも、ここの職場の方に、この写真をお見せすると「これ何に?」
「お玄関先のハナミズキです」というと驚かれていました。
花は人気があっても、実は今ひとつのようですね。


では、これはいかがでしょう?

木の様子でお解りかもしれないですね?

ネムノキです。

マメ科なので、こんな実が出来ます。
これはけっこう大きくて(長くて?)10~15センチもあります。



秋の木の実といえばドングリ!!


マテバシイが色づいて、そろそろ落ち始めました。
集めて、炒っておやつにしましょう♪


これな~んだ?

2007年09月26日 | 木や草の実・タネ・松ぼっくり
これはヤマボウシの実なんですよ。


春に、白い総苞片をまるで花びらのように四方に開いて、楽しませてくれましたね。
あの真ん中の緑の部分が花でしたが、




そこが実になりました。サッカーボールみたいです。


いっぱいなるはずだったのですが、夏の日照りと高温で木が弱り、ぱらぱらとしか姿が見えませんでした。

これは下向きになっていますが、上や横に向いているのもあります。
大きさは1、5センチ前後です。


身の中には、甘くて美味しい果肉が入っています

といっても小さな実なので、ほんの一口ですが・・・


そしてタネは3個ずつ入っていて、一個は5ミリ前後です。



図鑑で見て、ぜひ食べてみたいと思い、楽しみにしていました。
思っていたより甘かったです。

あの花が、こんな実になり、タネが3個入っているというのが不思議でなりません。
出来ていく過程を見たくなりましたが、来年の宿題ですね

み~つけた♪

2007年09月12日 | 木や草の実・タネ・松ぼっくり
< その1 >

ある時、こんなものが目に入りました。
ん? きれいだけれど、いったいなんでしょう?


それからしばらくして、今度はこんなものが・・・


なんとなく、上の写真のものに似てるでしょう?
これをちょっといたずらして形を変えると、上の写真のようになりそうです。

何かの綿毛らしいけれど、いったい持ち主は誰なんでしょう?


そして、きのう。
写真の整理をしている時に、ふと見たこの写真。


これだっ!
と思いました。
これは、名前は知らないのですがアザミの仲間の花の綿毛です。

これが風に乗ってフワフワと旅をして、草の茎にひっかかっていたのでしょう。
特に一枚目に写っているのは、なかなかきれいなものでした。

でも、誰がどうやって、あんな形にしたのでしょう?


< その2 >



これはおなじみのオジギソウです。
可愛らしい花です。


ところが、横を見るとこんなものが。


ご自宅で植えたことがある方には珍しくないでしょうが、これはオジギソウの実です。
花のイメージとは合わなくて、ちょっとビックリ。

このふくらみの一つ一つに種が入っているのですね。
しばらく葉っぱを触ったりして、遊んで帰りました


< その3 >



ピントがずれてますが、カタバミの仲間の芽生えです。

植木鉢で見つけたのですが、最初の葉は双葉なんですねえ!
当たり前なのかもしれないですが、おろかな私はそんな想像はしていなかったので、新鮮なショックでした。
どうぞ笑ってください。

でも、もしかして一緒に感動してくださる方が一人でもいらっしゃたら、ウ・レ・シ・イ・ナ!!

6月1日の写真の草の色について

2007年06月10日 | 木や草の実・タネ・松ぼっくり
先日の記事にも不思議だと書きましたが、もうすぐに全部が枯れ草色になってしまいます。なのに、どうしてこんなに明るい色をしてるんでしょう?

そばへ行って、よ~く見るとこういうことでした。

全体が青々していた頃には考えられなかったのですが、茎が赤くなっていたのです。
きれいですよねえ?

ドライフラワーや押し花に使えそうです。
実際使っているのかもしれません。
さくら 吹雪さんに伺ってみなくては!

草の名前などもご存知でしたら、ぜひ教えてくださいね。


教えていただいたので検索をして見ました。
生えてる場所の環境(乾燥した荒地)枝の別れ具合、背の高さ、そして一枚の写真から、ヌカススキではないかと判断しました。
こちらに写真がありますが、茎が赤っぽい色なので、間違いないと思います。
ヌカススキの写真
きのこ山書房さん、さくら 吹雪さん、どうもありがとうございました。

因みに今朝はもう茶色くなっていました。

空を見上げて

2007年06月09日 | 木や草の実・タネ・松ぼっくり
花が終わって、花びらが落ちると、写真の左側のようなちいさな実が出来ていました。

まだ、ペッタンコですが、きっとこれの外側がふくれて風船の部分になるのでしょうね?
プランターに植えたのは初めてなので、変化を見るのがとても楽しみです。
ときどき様子をお知らせしますね。


そして、これはおなじみのソラマメです。

食べられる部分の分量のわりにお値段が高いので、あまり買わないのですが、季節のものなので一度はいただきます。

このソラマメ、熟して食べごろになると莢が下向きになるけれど、若いうちは上を向いているそうですね?

空を向いているので空豆なんですって!
これは本当の話のようです。

フウセンカズラも、風船になると下を向いてぶらさがるけれど、今は空を見上げて
います。

< ソラマメは 空見て育つ 元気豆 >




            


明日、6月10日は時の記念日です。
トケイソウの花をどうぞ。

不思議な花ですよねぇ?
毎年間違えずにこんなに込みいった花をさかせるトケイソウは、えらいと思います。
私が作るのだったら、間違えちゃいそう~~

どんな実がなるのか、タネの形は、と興味が湧いてきます。
検索してみました。
トケイソウの実の写真
あんまり面白くなかった、、、、、