もーさんのひとりごと

ここでは工作に関する話の他に趣味の家庭菜園の話、時事(爺イ)問題、交友禄など日々の雑感を気まぐれに更新していきます。

高齢術

2015年04月19日 | 家庭菜園

 ふと気がつくと、2週間近くもブログの更新を怠っていたが、患っていたわけでも、まして死んでいたわけでもなく元気です。

 ただ、前回のブログに書いたもう一人の私にその後「友だちリクエスト」を出し、その反応を見て続編を書こうと思っていたが、今日までダンマリのままで返答がない。

・・・で、それは置いておいて、今日の私です。

 毎年この時期になると、我が菜園の一部は土木工事現場と化す。 
 
 コンパネ、半端な板などを集めて大きな(巾と深さ90cm・長さ3m)底のない箱状の木枠を作る。
  
 出来上がった木枠に土を入れ、この木枠の中で長芋を栽培して、世田谷第八団のボーイスカウトの子どもたちにボランティアで長芋の収穫体験をさせている。

 世田谷から海老名に転居をして、家庭菜園を始めたときからだから、もう20年以上になるが、毎年この作業を一人でしてきた。
 当初はこの作業に何日かかったのかはもう憶えてはいないが、ここ数年は毎日2時間ほどの作業で、10日ほどかかっていて、これが私の健康法でもあった。

 しかるに、今年はボーイスカウトのリーダーから電話があって、この作業を手伝いに来てくれるという。
 いつかは手伝ってもらわなければ出来なくなるときが来だろうから、そのときはもうボランティアはやめよう・・・とかねてより思っていて、あと何年続けてやれるかなァ、とは思ってはいたが、先方から先に声をかけられてしまった。

バカを言うな、俺はまだまだ一人でやれる!」と突っぱねようとも思ったが、以前に電車の中で見た光景を思い出した。

 電車の中で、若い青年から席を譲られたご老体が頑なにそれを辞退して、席を譲った青年の方が困ってしまい、周囲にもシラケ鳥が飛んでいた。

 こんなときにはその青年の気持ちを汲んで、例え疲れていなくても一言ありがとうと言って譲られた席に座ってあげれば、どれだけスマートな対応だったであろうか・・・これが高齢術だ・・・とそのとき思った。

 ここは私も大人になって高齢術を使って、ヤングリーダーたちの好意を受けることにしたが、4人の若手のリーダーたちは、私が一週間も10日もかけて行う作業をたった3時間で終えてしまった。

 来年も高齢術を使うことにもう決めておこう!

 仕上げの山芋の蔓が絡む支柱立てはやはり私にさせてもらい、花を持たせてもらうことにした

 来週の日曜日には、カブスカウトたちが長芋とサトイモの種イモを植えに来る。

●オマケのウンチク
 古典落語に「子は鎹(かすがい)」という話があって、最近ではあまり目にすることもなくなったが、鎹とは木造建築に使われる釘や木ねじのように二つの材木に打ち付けて固定する用具で、この木枠でもコーナーの太い材木の固定に使用しています。
これがかすがいでいろいろなサイズのものがある。
 
 

 

 

  




 



最新の画像もっと見る

コメントを投稿