少し見栄を張って、銀座でデートなどと言うタイトルをつけてみたが、生まれ故郷の名古屋より長い期間を暮らした東京ではあるが、考えてみたら久々でも何でもなく、銀座でデートなどをしたことは一度もなかった。
あるご婦人から誘われて有楽町駅前の交通会館書内の書店で待ち合わせをしたあと、某有名服飾デザイナーのギャラリーでの展覧会のオープニングレセプションに出席をしてきたのである。
あるご婦人というのはこれも私の見栄で、実は私の絵の師匠の娘さんで彼女も私と同年代だから、言ってみれば互いに老々介護的デートである。
*工作に関しては、私には師匠はなく「おもしろ工作」は私にオリジナルで、言ってみれば私が家元であり、教祖?的な存在だが、現役時代に描いていたイラストには、当時ファッション画家としてスター的存在だった原雅夫という師匠の元で勉強をしていたのです。
さすがに超有名デザイナーの展覧会だけあって、大勢の客で混みあっていて、大きな作品でも遠くから全体を観るなどということは出来ず、作品は20~30センチほどの至近距離からしか観るしかなかった。
芸能人の姿も見えるわね・・・と一緒に行った人から聞かされたが、テレビをやめてもう3年近くになる私には新しい芸能人はわからなかった。
そんな混雑の中で見知らぬ男性が私の帽子に着けていたバッジについて話しかけてきた。
「それはボルトですか?」
「目玉は何ですか?」
そのバッジというのは、もともとは、もう25年くらい前に「ガラクタ昆虫標本」として考案した工作だったが、それを昨年もっと簡略化してバッジに仕立ててみたもの・・・・、
その素朴な手作り感がウケたようで、その日のデートの終わりに、デートの相手は「モーさん、そのバッジ私にくれない?」いうと、私の返事も待たず、ハンチングから外して、持って行ってしまった。
これまでにも、わが町のコンビニの店員さん、郵便局の窓口で、ボランティアの工作教室の小学校の先生、喫茶店では全く知らない隣の席の人がわざわざ立ち上がって、私のそばまで来て作り方を尋ねていったご婦人もあったが、東京でも反応も良かったのに気をよくした私は、12月4日に行う地元のコミセンまつりのワークショップではこの「トンボバッジ作り」を行うことに決めた。
*夏の麦わら帽子につけた試作品のバッジは台の皮の厚さが足りなかったようなので、今は倍以上の厚い皮を使用しています。
*先着30名・参加費無料・但し18歳~120歳のおとなに限ります。
どうして、120歳以上の大人はダメなの?
このところ、高齢者による運転事故が多いから、あまり高齢者が車で来ないように配慮しているのです。
●数日前、早くも来年の夏休みのワークショップ「がらくた宇宙船作り」の依頼がありました。
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