今回は、あげ物です。
作り方は簡単(とり肉に、衣をまぶしてあげるだけ)ですが、いため物のように油がはねてやけどすることがあるだけではなく、熱くなった油に指がふれてしまったり、油の入ったなべをひっくり返してしまって、大きな事故になる可能性があります。
また、油に火がついて火事になることもあるので、必ず大人がいっしょにいる日にチャレンジしてくださいね。
料理は、安全第一です。
包丁や火を使うので、けがをする可能性はいつもあります。
料理をする時は、手元をしっかり見て、集中して作りましょう。
包丁の使い方、火のあつかい方、じゃがいもは緑色になった部分や芽の出た部分は取り除く(4月27日のブログ)、肉は必ず中まで火を通す(5月8日のブログ)など、安全のための決まり事は必ず守りましょうね。
でも、安全さえ守れば、料理には「この作り方でなければダメ!」というような決まり事はありません。
たとえば「生あげは油ぬきしたほうがおいしい」(4月30日のブログ)とか、「こんにゃくは下ゆでしたほうがおいしい」(5月14日のブログ)とか書かれていても、じゃあしなかったどうなるの?と、思いませんか?
「料理の基本」は守るほうがおいしく仕上がりますが、じゃあ守らなければどうなるか、ということにチャレンジするのも料理の楽しいところです。
失敗しても、だいじょうぶ!
次に作る時に、どう作れば前よりおいしくできるかな?と考えながら、たくさんチャレンジしてくださいね。
さて、「とり肉のコーンフレークあげ」は、給食でも大人気のメニューです。
ポイントは、砂糖のついていないコーンフレークを衣に使うところですよ!
【とり肉のコーンフレークあげ】
〈材料〉(4人分)
とり肉のささみ・・・4本(筋を取り除いているものを使うと便利です)
米粉・・・・・・・・30g
水・・・・・・・・・50g
コーンフレーク・・・60g
塩・・・・・・・・・少々
こしょう・・・・・・少々
〈作り方〉
1 とり肉のささみに、塩とこしょうをふる。
(筋を取り除いていないささみを使う場合は、筋があると食べる時にかみ切れなくて
食べづらいので、まず筋を取り除いてから、塩とこしょうをふります。
下の写真の白いのが「筋」です。
包丁を持っていないほうの手で筋のはしっこを引っ張って、包丁でぎゅっとこそげ
るようにして取り除きます。
写真は、包丁の背(刃(は)のないほう)でこそげるようにしていますが、料理に
なれていない人は、刃(は)を下向きにして、同じようにこそげてください。
写真と同じように背の部分でこそげる場合は、刃(は)が上に向いているので、絶
対に手でさわらないように注意してくださいね。)
2 米粉と水を混ぜ合わせ、ささみにつける。
3 ささみにコーンフレークをしっかりとつける。
(コーンフレークを少しくだいておくと、つけやすいです。)
4 油を、あげ物用のなべやフライパンに入れて、火にかける。
170度くらいになったら、油の中にささみをそっと入れる。
(油を使うときは、必ず大人といっしょにしましょう!)
5 中までしっかり火が通るように、じっくりとあげてできあがり!
(温度が高すぎると、衣がこげてしまうので気をつけましょう。)
給食では米粉で作りますが、アレルギーがなければ小麦粉でも作ることができます。
コーンフレークといっしょにカレー粉や粉チーズなどをつけると、ちがった味を楽しめますよ。
もちろん、コーンフレークの代わりにパン粉を使って、「ささみカツ」にしてもおいしいです!