大阪で柚子(ゆず)の産地と言えば「箕面」。
箕面の止々呂美(とどろみ)地区でとれるゆずは、ほとんどが種から育てる実生栽培(みしょうさいばい)という方法で育てられています。
そのため、実をつけるのに15~16年もかかりますが、大きくて香りのいい「ゆず」が育ちます。
このゆずで作られた「ゆずマーマレード」を使った給食のメニューが、今回の「とり肉のマーマレード焼き」です。
ゆずマーマレードは、そのままパンにつけて食べてももちろんおいしいのですが、給食では砂糖の代わりに調味料として使っています。
他にも、に物にしたり、あえ物にしたりと、いろいろ使えるゆずマーマレード。
ゆずのさっぱりした味とさわやかな香りが、アクセントです。
止々呂美のゆずマーマレードがなくても、ふつうのゆずマーマレードやゆずジャムでも作れます。
韓国(かんこく)の「ゆず茶」でも作れますよ!
マーマレードやジャムによってあまさがちがうので、量は調節してくださいね。
【とり肉のマーマレード焼き】
〈材料〉3皿分
とり肉(もも)・・・1枚(250g)
たまねぎ・・・・・・1/4個
ゆずジャム・・・・・大さじ2弱(36g)
酒・・・・・・・・・小さじ1
しょうゆ・・・・・・大さじ1
油・・・・・・・・・小さじ1
〈作り方〉
1 とり肉は、4cm角の角切りにする。
たまねぎは、5mmはばのうす切りにする。
2 すべての材料をビニールぶくろに入れて軽くもみ、味をなじませてから、しばらく置
いておく。
3 フライパンに入れて、中火にかける。
少し焼き目がついたら弱火にし、ふたをして、蒸し焼きにして中心までしっかり火を
通す。
(こげやすいので、注意しましょう。)
とり肉には、カンピロバクターやサルモネラ菌(きん)といった、食中毒の原因となる菌(きん)がついていることが多いので、中までしっかり火を通すことが大切です。
給食ではオーブンで焼いて、中心の温度を測る温度計で、中まで火が通っているか確認しています。
もしも食べた時に、中まで火が通っていなければ、必ず電子レンジで再加熱して、しっかり火を通してから食べましょうね。