ぐうたら里山記

兵庫の西の端でただのほんと田舎暮らしをしています。ぐうたらです。のん兵衛です。

廃車

2023年03月25日 13時12分35秒 | 田舎暮らし
長く乗ってきた車、あちこち傷だらけ、ぼろぼろに傷んだ車を、とうとう廃車にした。
もともと運転は好きじゃない。
20年間中古車を何度も買い替えてきたので、車にも愛着はない。
中古車って、しょせん借り物。
自分のものという気にはなれないので、掃除もほとんどしたことはない。
それに車の最大の欠陥は運転してるときは呑めないこと。
同乗者は呑んでても、苦労して運転してても理不尽にも呑めないこと。
運転手こそまずは一杯とねぎらわれてもいいじゃない。
それで車そのものは嫌いじゃないけど運転席が大嫌い。
好きなのは後部座席に座ってこっそり酒を飲むこと。
もちろん匂いですぐに気づかれる。
「えっ、酒飲んでる?」
「(ぎくっ!)いぇ、いぇ、呑んでないよ。おかしいなぁ~昨日の酔いがまだ残ってるのかなぁ~」
こんな見え見えの嘘をつきながら、またまたこっそりもう1杯。
こんな呑み方ができるのがいい。
助手席もいい。
助手席に座るとやたら運転に口出ししたがる者がいるけど、
運転してて、上から目線で口出しされることほど嫌なものはない。
それでついついイライラ運転をしてとっても危ない。
だから助手席に座ってても口出しはしない。
ただ内心・・・
 このど素人!このアホ!
 なんて運転してるんじゃ~~~!!
 免許証返せ~~~!!!
なんて、おだやかに、にこやかに心の中で思うだけだ。
とはいえ、せめて最後くらいは見送りたかったけど、知らぬ間に車はいなくなっていた。
これからは今までのようには乗ることはできない。
たまに、「ねえ、今日空いてる?」と猫なで声で嫁の車を使わせてもらうか、
昼間は2時間に一辺の超ローカル線JRを使うかしかない。
でも田舎暮らしを始めて最初の1年間は車なしで過ごした。
たまぁ~~にJRで買い物に出かける以外はもっぱら、古民家にこもりっぱなしの暮らしだった。
それでも何とか生きてこれた。
でも今では、車の便利さに慣れてしまった今では車なしで暮らしていけるだろうか?
都会に住んでる人にはこの感覚がわからない。
車がなかったら電車がある地下鉄があるバスがある。
コンビニやスーパーには歩いても行ける。
そんな感覚では車のない田舎の人の暮らしは理解できない。
高齢者の運転事故をここぞとばかりセンセーショナルに取り上げるマスコミはそこがまるで分っていない。
田舎では車を奪うということは命を奪うということでもあるのだ。
でもまあ来るかはやっぱり危険だ。
できることなら車は、少なくとも今の車は、運転しない方がいい。
そして今ではこの町では町の補助で乗り合いタクシーというものができた。
これを使って家からスーパーなどへの買い物や病院や公共施設にいくことができる。
それでしばらくは車はなるべく使わないで、乗り合いタクシーやJRで暮らしてみようかと思っている。

20年前の

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