柳蔭書翰

徒然なるままに、音楽関連の話題に拘らず、常ならんこの世の事々書き散らし諸兄のお耳汚しに供したく思います。

風評

2011-06-08 08:16:22 | Weblog
中国新聞に風評についての面白い記事というか文章が載ってます。書いてるのは40代の外人さん、ま、それはいいとして。何でもかんでも原発の風評被害とまとめ過ぎてないかという批判です、こりゃ真っ当です。浅草の土産物店の売り上げがさっぱりなんだそうです、それは原発事故で外人がぱったり来なくなったからです、それを店主が風評被害と言ったそうで、そりゃ違うだろうという筋です。放射能がぶんぶん降ってる所に誰がわざわざ来るの?という至極真っ当な意見で。それが風評なのかい?と。永田町が世界の善良な市民の信用を溝に捨てた報いじゃないかと言います。そうですね全くその通り。マスコミが安易に使い過ぎてるんです。風評とは「あらぬ疑い」というニュアンスです。福島県ナンバーの車を排除することや、福島産の何やらを問答無用で排除したり、そういうのを風評被害と言うのであって、実際に高濃度の放射線を検出していればそれは噂(風評)ではなくて事実なんですからね。人ごとのように言う。こっちが悪いのに向こうが悪いように言う。外人が来ないのが悪い、そんな評判を立てたのが悪いという理屈です。確かにおかしいこと。未だに放射線はダダ漏れです、こんな所へ誰が来るのよ?、です。新聞もTVも言葉遣いがおかしいんです。あらぬ疑いではなくて確かな事実ですから放射線汚染は。もちろん罪も落ち度もなくその被害をただただ受けるだけの地域住民の思いとすれば、どうなんでしょうね。どっちでもいいんでしょうけれど。風評被害と言い出したのが枝野さんだったかどうか、なんでしょうが、まるで人ごとのように、自分たちの責任に頬かむりするような物言いであることは確かですね。安易に過ぎるマスコミの責任ですかやっぱり。
 しつこいですが君が代訴訟で負けた原告さん達の実際の行動が週刊誌に載ってました。養護学校の卒業式だか入学式だかに支援団体の人間が関係者より多く駈けつけて、横断幕を張るわ野次飛ばすわ大変なんだそうです。実際の場面を見たことがないのであれこれ言いにくいですが、こりゃ目に余るという行為でしょうね。儀式なんて高々一時間、どうして我慢できない?ですね、本当にそう思います。価値観の違い、信条の違い。そうなんでしょうけれど、やっぱり幼稚ですよね。そっちが先。
 
コメント
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