柳蔭書翰

徒然なるままに、音楽関連の話題に拘らず、常ならんこの世の事々書き散らし諸兄のお耳汚しに供したく思います。

評価

2011-06-22 08:12:38 | Weblog
今日は夏至だそうです。毎年書いてるように思いますが、夏至が6月ってのは未だに違和感です、つまり、ええ?こんなに早く?です。7月ってイメージがなかなか抜けません。今年は雨の多い梅雨(おかしな言い方ですが)です、今日も当地はどんより曇り空です、でも昨昼少し覗いた陽射しの暑いこと。雲の向こうはすっかり夏の用意ができてますよ、そう教えてくれるようでした。また暑い夏がやってきます。
 君が代起立斉唱訴訟、今度は広島県立高校教員が起こした訴えでしたが、再び三たび最高裁は合憲判断出しました。今回は起立に対してだけ争点が絞られていたと記事にあります。国歌斉唱までの強制はこの判決に含まれないということでしょうか。先の東京の訴訟において反対意見として、起立という動作は強要できても斉唱、唱うという行為は強要できないなんてのがありました、それこそが内心の自由に関わることだなんてね。今回も同じような意見が付記されたそうです。ま、ここは理解できますね、立つ立たぬと唄う唄わぬは違います。だからせめて立ちなさいってわけです、唄わなくてもいいからみんなが立っている時にはあなたも立ちなさいということです。何が難しいことなんでしょうね。至極真っ当な最高裁の判断だと思います。
 当地上関(原発建設予定地)町長さん、もちろん推進派で今まで交付金やら中国電力からの寄付金でいっぱい箱モノ作り続けてきた人ですが、議会で言いました、交付金が下りないことを想定して今後の町の運営を考え直さねばならぬかもしれぬと。今の情勢見ればこういう発言は当然ではあるのですが、トップの意見とすれば重たいですか。周辺の自治体議会が盛んに議決します、どこもかしこも凍結、いったん凍結なんて玉虫色ではあるのですが、一応反対表明です。知事に圧力かけます。町長もこう言わざるを得ないと判断したのでしょう。まさか中国電力もこんな世論の中で建設を進めるわけにもいかないでしょう、誰が考えてもまずは凍結ですわね、ほとぼり冷めるを待つ。ですから凍結なんてのは大した意思表示じゃないんです、仰々しく言うほどのことではありません。上関でずっと反対運動をリードしてきた山戸さん(有名な人ですが)がTVインタビューで言ってました、我々はこの自然の中で生きていきたいと言い続けているだけだ、広島長崎福島と並んでかたかなでカミノセキと呼ばれるようにならぬためにやっているのだと。この言葉は効きましたね。巧い!世界のフクシマですからねすっかり。カタカナで呼ばれないように。そうですね。そう思うと、今まで私達外野が引きながら眺めていた祝島の人達(おばちゃん達)の反対運動のおかげだったという結果でもあるのです。この因果は後世どう評価されるのでしょうか。
コメント
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