memories on the sea 海の記録

海、船、港、魚、人々、食・・・などなんでもありを前提に、想い出すこと思いつくこと自由に載せます。

中国がベトナム漁民21人を拘束している    

2012-03-31 00:02:16 | 海事
 
ハノイ発:中国が南シナ海の紛争海域の島でベトナム漁民21人を拘束していると当局が発表した(3月21日AP)

中国軍はパラセル諸島付近で3月3日2隻の漁船を阻止したとベトナム中部のQuang Ngai省の当局者が発表した。当局者は政策的理由で匿名を条件に語ったもの。漁民らはパラセル諸島の島に拘束されているという。この場所はベトナムが領有を主張するものの中国が占拠している島である。漁民らは家族に連絡をしてきたが、中国軍側はその釈放に7万元 ($11,000)を要求している。

水曜日の、ベトナム外務省のウエブサイトによる声明文によれば報道官Luong Thanh Nghi はこの逮捕行為はベトナムの主権を著しく侵害するものであると表明。

Nghi氏はベトナムは中国に対し強く抗議を行い、漁民と漁船を直ちに無条件で返還することを求めるとともに、自国水域内でのベトナム漁民の活動に対するする妨害行為をやめるよう求めた。外務省の代表は抗議のためベトナム駐在の中国大使と面談した。

海藻市場が世界的に成長

2012-03-31 00:00:56 | 
フランスの研究機関CEVAによれば海藻の利用と生産が1950年以降順調に成長、2009年には1470万トンになった(3月20日TFSND)

ほとんどの生産はアジアからのもので、欧州は0.01%にしか過ぎない。これらはフランスとロシアである。アジアの食卓の伝統食、寿司を包む海苔のようにアジアの食には 50種を超える海藻がみられる。しかしながら欧州では少ないが、自然食品として栄養に富むことが知られるようになってきた。フランスではおよそ年間800トンが収穫され食用としては23種類が知られている。これはスプレッド、サラダ、マリネなど革新的な製品として知られ、塩漬けや乾燥した製品も含まれている。FoodAlertの記事はさらなる市場革新もあるとしている。

Brittanyの革新的な会社の中にはC-WEED社のように養殖や製品化をおこない、乾燥品、粉末にしたもの、海藻の葉体などがある。こうした製品は欧州の有機ラベルの承認を得ている。およそ50%の製品が生鮮状態で販売されているが水から取り上げた後は24時間以上は長持ちしない。残る25%が塩蔵、、またさらに残る25%は乾燥される。

Algues Services社はRoscoffにある海藻会社で様々な食用の道がある印象的な製品の範囲を扱っている。海藻タルタルがこの会社により開発されているがこれはマリネした海藻、オリーブ油、ハーブなどによるものである。この製品は成長過程にある。カキ養殖会社にあっても海藻の拡大に取り組んでいる。こうした生産の増加、革新的な製品、自然有機お求める需要が欧州の海藻に明るい未来をもたらすことは間違いがない。

スペイン漁船の違法操業

2012-03-31 00:00:05 | 海事
スペインまき網船Txori Argiがモザンビークで同国EEZ水域で違法操業を行ったことでおよそ120万ユーロの罰金を命じられた(3月18日WFAN)

2012年のまき網シーズンが始まって以来、スペインのINPESCA SA社の漁船 Txori Argiはモザンビーク海峡の北部で操業を行っていた。本船はインド洋マグロ委員会の統治下でマグロ類を対象にしていた。モザンビーク漁業法では漁船はモザンビーク水域で操業のための漁業許可証を本船に備え、経済水域に出入りする際には詳細な報告をすることが義務付けられている。これに従わない場合は重大な違反と見なされる。

Txori Argidid はモザンビーク水域に入域する前に船上の漁獲物の報告を行わず、漁業許可証も備え付けていなかったもの。しかし船長は「本船は小さな魚群を獲ろうとしていたもので、その際に海流により水域にはいいてしまったもの」と表明。しかし調査では本船は1000トンを超える魚を積んでいたと。本船はNacalaに入港し漁業当局が検査を行った。漁業大臣は発見した事実に基づきスペイン当局にこの会社に対する行政処分として120万ユーロの罰金を命じたことを通告した。

青年が26日間漂流後に帰還   パナマ

2012-03-30 00:08:47 | 海事
パナマの青年が28日間太平洋を漂流後に生還した(3月27日AP/Evening Sun)

多くの人々がやせたAdrian Vasquez を火曜日、パナマ市の空港に出迎えた。18歳の彼は縁者と抱擁涙を流した。Vasquezは記者団には何も語らず、彼の両親が 待っていた車に彼を乗せホームタウンであるRio Hatoに向かった。この青年と二人の仲間は2月24日釣りに出たがRio Hatoに戻ろうとしたときにボートのエンジンが故障。 Vasquezの二人の仲間は3週間以内に死亡、Vasquezは金曜日にエクアドルの漁業者によってガラパゴス島の沖合で発見された。彼はエクアドル当局に突然の降雨で水を補充できて助かったと語った。

EU漁業大臣がフカヒレ採取に関し新しいプランを支持

2012-03-30 00:08:16 | 水産・海洋

BURUSSEL発:EUは月曜日フカヒレを採取し残りを海中に投棄する行為について禁止とし漁業者がこれを守るようより厳しいサメの漁業規則を取り決めた(3月20日AFP/CHINAPOST)

EUは2003年以降サメの漁獲を禁止している。しかし海上でフカヒレを切り取る特例処置を魚漁プ社に与えている。ブラッセルでのEU大臣協議では漁業者に対しサメを丸のまま持ち帰ることが提案された。欧州議会はこの提案を受け取る必要がある。

フカヒレ採取はEU水域とその漁船においては禁止されている。大臣らは声明文の中で「船上での処理が可能であればその管理の有効性が疑わしい」としている。アジアでのフカヒレスープ嗜好がサメの脅威の鍵である。海洋保護グループはフカヒレ賞味のために年間7300万尾のサメが殺されているという。EU諸国は世界漁獲の14%を占め、世界第2の位置にある。

成長が遅く、またその誕生が少ないサメは数十種類においては絶滅にひんしている。ここ最近ある種のサメ資源はフカヒレ採取の対象とされているとEU大臣らはいう。またアジアでは伝統的な薬膳として需要だ高まっているという。

サバ漁獲枠について合意  ノルウエーとEU

2012-03-30 00:07:28 | 水産・海洋
ノルウエーとEUは今年の残りのサバ資源管理について二国間協定に調印したと報じた(3月19日FUD)

この取引はアイスランドとファロー諸島との長期にわたるサバ紛争の解決の失敗に影響を受けた。広汎に2011年の数値に従って、スコットランド、アイルランドなどEU諸国の枠は396,468トンとなった。漁獲枠は海洋開発国際委員会ICESの助言やノルウエーとEUの間の伝統的な配分方式による合同管理をベースに決定される。

ノルウエーの漁業大臣Berg-Hansen は協定の締結後「EUとの協定に満足している。これはノルウエー漁業界にとってよい解決策だ」と語った。また同女史は「我々としてはこの語のサバ資源管理について、恒久的な沿岸国の合意による管理を求め怠ることなく努力する」と。
一方、アイスランドからの報告によればノルウエー当局はファロー諸島との一般的なソウギョ漁業協定の交渉には入らないという。この2国の間ではサバ問題が未解決である。過去にはこの両国はお互いの相手の水域でホワイトふぃしゅうを漁獲していた。アイスランドとファロー諸島による頑迷で貪欲な立場がノルウエーに真の怒りを巻き起こすことになろう。ノルウエー政府と漁業界はこの問題について厳しい立場をとるであろう。一部のアイスランド漁船はノルウエー水域での限定された漁獲枠を持っているが、これが押し出されるかどうか興味のあるところである。

フェリーの事故

2012-03-29 00:03:31 | 海事
長さ72m、833総トンのフェリーMasagenaが鹿児島の屋久島沖で荒天のために浸水した(3月26日SWL)

本船は機関室に浸水航行不能となり漂流したもの。乗組員は救難信号を発し日本の海上保安庁が対応。ヘリが発進し乗船中の12人全員を救助した。最新の情報によれば本船は屋久島に向かって近づいているという。負傷者や漏油の報告はない。本船は最近売却されインドネシアに向かっていたもの。

極地探検船Maudをノルウエーに返還と決定  カナダ

2012-03-29 00:03:12 | 海事
カナダの上訴委員会がノルウエーの極地探検船MAUDをノルウエーに返還することを決定した(3月19日NRK)

同委員会はノルウエーへの輸出許可を与えた。「これは大きなニュースだ。MAUDの返還に向けての最終準備を行うことができる」と船舶救済プロジェクトのJan Wanggardはいう。"Maud"は1917年ノルウエー人の探検家アムンゼン Roald Amundsenのために建造した船であるが80年間カナダのCambridge湾に沈んでいた。カナダ当局はノルウエーの変化に要求を拒否していた。 木曜日このノルウエー船についての公聴会が行われ、最終結論が金曜日に出た。

この沈船は現在カナダの北西航路にあたるCambridge 湾にあり、岸に近く一部を見ることができる。
1925年に戻ると、Maudはアムンゼンの資産の一部としてハドソン湾会社(HBC)に売却された。1990年にはノルウエーのAsker County が船を買い戻し、オスロ郊外のAskerのVollenに持ち帰る計画を立てた。しかしその後計画が消滅した。昨年にノルウエーの不動産会社Tandberg Eiendomが所有権を取得し、その母国返還の最後の段階にある。


西アフリカでのEUの漁業侵害を阻止する    英国

2012-03-29 00:02:07 | 水産・海洋
西アフリカの小規模漁業者らは英国漁業大臣Richard Benyonに対し彼らの将来を守るために票決により先進国による沿岸水域での乱獲を規制するよう訴えた(3月18日Guardian)

漏れたEUの文書によりGUARDIAN紙が見たものは、案が通過すればEU漁業者がアフリカやその他の水域で乱獲を続けることができるというスペインの提案については英国が阻止したことを示していた。しかしEUによる漁業政策が開発途上国の必要分以上のものについて漁獲できるという規制を弱めようとする動きがある。「我々の生計と食物供給がEUの資金に支援されたEU漁船によって破壊されている」とJoal漁業者協会長で西アフリカ海洋資源保護委員会のAbdou Karim Saliはいう。「我々は我々自身に機会を与えるEUの法の改定が直ちに必要である」と。

「EU漁業政策を改定するための月曜日の会議は西アフリカの運命を決める長い道のりになるだろう。昨年英国漁業大臣Richard Benyonと面談した際に 彼は支援すると約束をし希望を与えてくれた。また我々は彼が交渉の場で戦っていることも知っている」合法あるいは非合法的な欧州の漁船の船主らは年間10億ユーロ以上の助成金を得ているがこれにより西アフリカの漁場を長年略奪し地元集落に甚大な影響を与えている。1990年以降、セネガル、モロッコ、モーリタニアその他の数千の小規模漁業者らは彼らの小船をあきらめざるを得なくなり、多くの国で以前はタンパク源として魚に頼っていた人々が飢餓と貧困に陥っている。西アフリカ水域で漁獲された魚のほとんどが欧州に輸出販売されている。

ほとんどの西アフリカ沿岸水域の資源はいまやすでに獲り尽くされ、乱獲の結果破滅の危機にある。先月のグリーンピースのの報告では34隻の欧州漁船がモロッコ、モーリタニア水域だけで年間23.5万トンを漁獲している、結果としてモーリタニアで地元漁民にはわずかしか残っていない。セネガルでは1994年から2005年間で漁獲は9.5万トンが4.5万トンまで低下したという。

「何百万人もの地元漁民が彼らの食糧を漁獲に頼っているが、欧州漁船の乱獲の結果さらに魚が減少している。いまや漁民はさらに沖に出なければ魚を獲ることができない」と同報告は述べている。「資源減少により地元民は危険な遠出を余儀なくされ、欧州漁船は彼らの漁具をしばしば破損、しかし彼らは代替えを求めることもできない」

投棄魚の問題もEU漁業共通性政策改定のための票決課題である。EU漁業委員会のMaria Damanakiは投棄魚禁止を提案、漁民は補償を受けるかわりにすべての漁獲物を陸に持ち帰ることとしている。しかし、フランス、スペインに主導されたメンバー国の中には月曜日のEU漁業大臣会議を乗っ取ろうとの考えもある。これにより投棄魚を容認させようというもので、禁止は非現実的規範であるという。。


制裁強化でイランの密輸が増加     オマーン

2012-03-28 00:02:38 | 海事
KHASAB, Oman発: 高速艇がオマーンのKhasab港に引き込まれてゆく。朝の静寂を破るイラン人密輸業者の危険な仕事がホルムズ海峡で始まる(3月19日AFP/The Daily Star Lebanon )

少なくとも一日に3回ほとんどが10代の若者が命の危険を冒し禁制品や高税額の品物を小さなボートに乗せオマーンから海峡を渡りイランに戻り、品物を闇市場に売る。「それはもちろん危険だけど、仕事も金も自分は必要」とボートを操船する18歳という少年はいう。彼は液晶TV、電子レンジからインド茶、米国のソフトドリンクまでイランに運んでいる。.

彼はちょうどその日の2回目の仕事をイラン側の密輸品の受け取り港のQeshamから来たところだ。そこからイラン商人が品物を国中に配送する。この密輸ルートは世界で最も通行量の多い航路と交差している。アラビア海の原油の豊富な湾と世界を結ぶ世界家おい罪にとって重要な航路は、世界の5分の一の原油がここを通過している。ここにはの米国の軍艦空母、イランの警備艇、原油タンカー、貨物船などが頻繁に通航、密輸業者はこれらすべてを避けねばならない。西側が核開発計画に対し制裁を課し、それに対抗してテヘランが航路を閉鎖すると西側を脅し緊張が高まっている。

リスクにもかかわらずイランへの密輸は繁栄している。国際制裁で禁止されている品物を運ぶのだ。「1月には短期的に商売が少なくなった。それはイランと米国のやり取りが原因だった」と42歳のKhasab(オマーン)の倉庫業者Zuhair Rezaはいう。ここに違法な品物が収納されている。「でも今は商売は元に戻った、順調だ」という。

密輸者らは小さな高速艇に密輸品を積みKhasabとQuesemの間を時速60㎞で運航する。報酬が仕事のリスクを正当化する。毎回の往復航海で、1隻に二人が乗った彼らは30米ドルをポケットに入れる。しかし40分間の激走は危険でいっぱいである。「時にはイラン警備艇に銃撃される。また時には逮捕されると」昨年海岸胃近づいたときにイラン警備艇の銃撃で仲間を失った別の青年が言う。しかし天候が彼らの最大の敵である。「警備艇からは逃げることもできる、賄賂を掴ませることもできる、でも海だけは容赦ない」と匿名のイラン人が言う。

オマーン税関によれば Khasabの港には毎日海況を渡るボートが500隻あるというこの国の範囲では合法であってもいったんイラン海域に入れば違法行為となる。税関吏の Abu Dhahiはオマーン川は輸出する前に検査と税金をとるという。電子機器、化粧品、衣類、タバコ、ソフトドリンクなど多様な物品は隣国のドバイから来る、その後高速艇に積み替える。彼の言うところでは密輸業者の日々の活動ではイラン人の若者が箱に入った携帯電話、化粧品、脱毛クリームなどを灰色のターポンリンで包みロープで縛りこれからに備える。

Abu Dhahi によれば武器の運搬は密輸業者にも記事られている、すべての物品が出入りの際に検査される。「この港には武器、アルコール、麻薬などは入れることはできない。密業者はすでに緊張下に航路でさらに脅威を増すようなことはしない。「彼らは生計を立てようとしている若者だ」おまーに関して言えば何の悪いこともしてはいない。夕暮れがやってきた。観光客を乗せたボートが日焼けした彼らを陸にあげた。地元漁師は死んだサメを揚げドバイ魚市場に向かうトラックを待っている。

数メートル先では高速艇のエンジンが唸りを揚げ、密輸のボートが今日の最後の仕事でいらに向かう。「明日朝には戻ってくる」と18歳の少年「自分は週7日働く。金をためて結婚する。多分来年には十分な金になる」と。


捕鯨は好調?

2012-03-28 00:00:44 | 水産・海洋
商業捕鯨のモラトリアム(一時停止)は国際捕鯨委員会IWCにより1986年に科せられた、だがうまくはいっていない。多くの乗組員が禁止に関わらず働いており、あるいはそれを無視していて毎年2000頭を殺している(3月14日The Economisit)

この数値は90年代の2倍にあたる。日本は調査目的として1000頭を捕獲している。ノルウエーとアイスランドは堂々とこの規則に反対、およそ600頭を殺している。またデンマーク、ロシア、米国の原住民共同体では彼らの生存のための捕鯨で350頭を捕獲している。しかし最近ではこの一部が民間市場に出回っているようである。

2010年の話し合いでは規制と引き換えに、現在の捕鯨以下の枠を与え一部の商業捕鯨を認めようという案もあったが、反捕鯨グループが不快な正当化の実行にあたるとして反対実らなかった。同様に、多くの国々が国際共同体が彼らの活動を規制することについての権利を疑問視し、禁止反対を表明している。この問題に関し米国の科学者3人が提案をしている。

最近のNature誌の記事でカルフォルニア大学サンタバルバラのChristopher CostelloとSteven Gainesとアリゾナ州立大学の Leah Gerber は取引可能な捕鯨枠を設けることを勧告している。漁業市場での成功を引用、二酸化硫黄や酸化窒素の排出と同様である。彼らは鯨類にとっても助けとなるという。

許可された直接取引により人々はそれぞれクジラの保護と捕獲を調整する値を提供することになるであろうと。著者らは商業捕鯨による年間の利益は3100万ドル以下、 一方、主要な反捕鯨NGOは2500万ドル以上を費やしている。承認システムのもとでは理論的には後者が捕鯨船団に捕獲せぬように金を支払う。1頭当たりの儲けはミンククジラで$13,000、ナガスクジラで $85,000 であるとされる。保護主義者の目標にかなうのではないか。

これは魅力的な絵を描いている。しかし捕鯨ゼロへの道のりとしては悲惨である。仮に各国政府が捕獲規制を強制することを約束した場合、鯨肉価格の変化を予測することは難しい。しかしそれは確実に上昇し、クジラあたりの船団の利益も上がる。鯨肉が高値の場合でも十分に資金のある保護グループの許可価格を超えない。それは無秩序な捕鯨に漁業者を誘惑するに十分なほど上昇する。2000頭の資源の捕鯨許可は永久に諦められる、そして鯨肉はなくなる。そして現在のモラトリアムでの捕鯨国の憤りにつながる。
にもかかわらず捕鯨は多くの国にとって重要な産業である。どのような持続性のある解決策にあっても漁業共同体に対する補償を伴うことは認識されるべきである。

海洋監視船   中国

2012-03-27 00:01:30 | 海事
中国海洋監視船の海監50は東シナ海の石油ガス田の付近で警備活動を行っている(3月17日Xinhua)
この国の海事法執行機関である中国海洋監視機関は東シナ海に海監50と海監66、を土曜日に派遣。この2隻は姉妹船の、海監46、51、15、17などとともにこの海域の警戒を行っている。

ダナンでは豊漁

2012-03-27 00:00:52 | 亜細亜海道
Thanh Khe地方のダナン市の漁民らは年初から(旧正月明け以降)これまでに1,000トンの水揚げをした。これは昨年に比べ30%増加(3月17日VNS)

この漁獲で漁民は純益 VND40 billion (180万ドル)を得て今年は幸先の良いスタートとなっている。ここには55隻の漁船がありおよそ500人の漁民が従事、今年の生産目標は5800トンである。「これまでの良好な天候が幸いした」と協会の会長Le Nguyen Khanhはいう。マグロ、サバ、ハタ類などの水揚げの90%までが輸出された。Khanh氏によれば魚価も安定していて今年に入ってから漁民一人当たり750ドルを稼いだという。
新しく建造した漁船の船主は先月の初航海で7トンのマグロを水揚げしVND350 million (16,000ドル)になったという。「搭載能力50トンに比べれば漁獲はまだ控えめだ」とHue氏.順調な滑り出しではあるが漁民らは今月から始まった燃油価格の高騰による財務状況悪化を心配している。

ガソリンの価格はVND2,100上昇、漁船が用いるデイーゼル油の価格はVND20,400がVND21,400となった。これにより漁船船主は15日間の航海のために500万から700万ドンの追加支出が必要になる。
この市では2010年以降年間4回の財務支援を行うべく基金を備えているとKhanh氏は説明した。「協会は今年の第3四半期に8隻の漁船建造を生産性改善おために計画している」と。また同市は海上活動の延長ができるよう資材購買や輸送面での支援をしているという。

魚の自給が目的

2012-03-27 00:00:10 | 海事
JEDDAH発:サウジアラビア農業開発基金SADF は他国政府や民間企業とともに次の10年以内に地元の需要と輸出のために自給を目指すことの計画でイニシアチブをとることになったとAl-Eqtisadiah紙が昨日報道した(3月17日ARAB NEWS)

紅海の潤沢な魚は加工され地元消費と輸出に向けられるという。農業省の魚担当のJaber Al-Shihri次官は大型の魚養殖プロジェクトにさらにライセンスを与えることで増大する需要をまかなうことができると発言。現在のところ地元の生産分は地元需要の40%をまかなっている程度でのこる60%は諸国からの輸入であると次官。
「同省は関心のあるサウジ企業に漁業ライセンスを与えるとともに紅海沿岸に魚養殖場プロジェクトを立ち上げる」という。Al-Shihriはサウジ漁業者に対しこの仕事を自らで行い外国人労働力に頼らぬよう勧告、また外国漁業労働者のための査証は継続発給を保証すると。

同省はSADFのソフトローンを利用して漁船や漁具を購入しサウジ人が漁業者となることを支援するという。同次官によれば地元仕様での魚の需要は強く、2万人以上の漁業者が漁獲物を高値で売ることができるという。Al-Shihriはこの王国を10年以内に魚の自給ができるようにすることが目的という。エビの需要は地元では強くはなく大半が輸出されているという。