アルゼンチンの南極探査の旗艦である砕氷船“Almirante Irizar” は軍部の造船所で数億ドルを費やしたのち海上公試が可能となった。しかし、予期せぬ障害が浮上した(8月11日MP)
本船 “Irizar”の喫水は 7.5mmで事実上川底の泥に接触、Tandanor造船所から河口までの水深が十分でない。ということは本船が2016/17年お課題を実行するには種節が必要となる。タグボートは船底損傷の恐れがあり使用できない。
アルゼンチン運輸省によれば浚渫費用は1.6億ドルに跳ね上がった。政府はすべてを浚渫するか、あるいは就航やめるかしかない。オプションとしては公開入札による方法もあるがアルゼンチンではこれにあtしてクレームが続出するのが通例で、仕事は数年の遅れが出る。
この場合少なくとも仕事がスムースに行けば4カ月間を要するが、このスパンはIrizarの新しい姿をプラタ河で見せたい軍部には受け入れがたい。この課題に直面し運輸省および防衛省の作業チームは解決策を模索中。本船は1975年フィンランドで建造されアルゼンチンの南極調査の旗艦となったが補機からの火災により2007年以降は退役していた。