memories on the sea 海の記録

海、船、港、魚、人々、食・・・などなんでもありを前提に、想い出すこと思いつくこと自由に載せます。

ブルーホワイテイング大幅枠削減    来年度から

2010-10-28 00:02:16 | 水産・海洋
ロンドンで開催の欧州沿岸国会議で、漁業の悲惨な現状を背景に年間漁獲量54トンを2011年には4万トンとすることが合意された。(10月21日FUD)

この減枠はICES国際海洋探査審議会の数週間前の勧告にしたがったもの。このロンドン会議に出席のメンバー国はEU(英国とアイルランドを含む)、アイスランド、ファロー諸島,ノルウエー、ロシアである。乱獲と若年魚の乏しい現状が危機的状況にあるとして非難され、アイスランドとファロー諸島の過去の無規制の漁獲状態が指弾された。

アイスランドはブルーホワイテイングBWの最大の漁獲国であったが今年の9万トンから来年には7千トンとすることが決定した。アイスランドの漁業大臣は漁獲枠削減は最近の調査結果に基づいたものではあるが、この動きが同国の表層魚漁船を苦しめると。
BW漁獲は漁船団にとって無視できない比重を占めていて、サバについては紛争状態にあり、この解決に向けての努力が続いている。
スコットランド漁業者連盟のトップのBertie ArmstrongはBWの資源の悲惨な状態はサバにおける驚異の状態をはっきりと思い起こさせる。資源維持可能な適正な漁獲枠をアイスランドおよびファロー諸島とともに決めなければならないと警告した「こうした状況は漁業管理計画に取り組まなかった無責任な国の生んだ結果である」

サバ問題については来週にも交渉がもたれることになっている。

コンテナ船が曳航されて入港      ダーバン

2010-10-27 13:32:39 | 海事
Kラインのコンテナ船NEWPORT BRIDGE(48,220総トン、1992年進水)が10月17日出力不能に陥り、タグボートに曳航されて20日入港した(10月20日MB)
写真にあるタグボートはケープタウンを根拠地とするSMIT AMANDLAである。コンテナ船はシンガポールからの航海の途上航海不能に堕ちいったもの。本船はパナマ船籍で積載トン数は47,348トンである。

キングクラブの試漁   NZ

2010-10-27 00:00:15 | 水産・海洋
NZ政府は深場に生息するキングクラブとレッドクラブの商業生産が可能であるかを検証するために試験許可を与えた。漁業省はこの許可をCRABCOに与えた。(10月20日)

これら2種のカニは欧州およびアジア地区の市場で高値で販売可能と思われている。この許可では年間60~1,000トンの水揚げをCRABCOに許可している。CRABCOの会長Tony Craigは同社で自然条件、分布状況、広がり、その豊かさについて検証する予定という。カニ漁業者らはカニ籠を利用して900~1,200米水深で漁獲する。抱卵したメスガニにあってはリリースする。

このキングクラブは長さ1.2米に達し、北半球ではもてはやされる品である。NZ,オーストラリア、ロス海ではこれまでに23種のカニが発見されている。


北極航路関連ニュース

2010-10-26 00:01:35 | 海事
耐氷構造船 “Monchegorsk”は砕氷船の支援なしに初めて北極航路を運航した貨物船である。本船はNorilsk-Nickelの船でロシアのKola半島から北方ルートを利用して中国に航海した初めての船でもある。(10月18日バレンツオブザーバー)

Norilsk-Nickel社の持ち船はムルマンスクから9月15日出港Taimyr半島のDudinka港経由で北方航路の利用によりアジアに向かった。このデイーゼル電気推進方式のMonchegorskは砕氷船の支援なしでも氷海での航海が可能。今回の航海は北方航路の歴史に残るものであるとNorilsk-Nickelは報道発表している。

10月17日に上海に到着した本船は積み荷の金属類を荷揚げしたのち、中国製の工業用金属と材料、一般消費者物資などを積み込みシベリアのTaimyr半島のNorilsk に戻る。上海からTaimyr半島の港町のDudinkaま北方航路では20日間を予定。これが従来のスエズ運河経由の場合は60~65日間を要していた。

Norilsk-Nickel 社は砕氷貨物船を5隻所有、現在では耐氷構造のタンカー船の建造も計画している。5隻の船とは “Norilski Nikel”, “Monchegorsk”, “Zapolyarny”, “Talnakh” および “Nadezhda”で2009年にはMurmansk, Arkhangelsk およびRotterdam航路で57航海をこなしていると新聞報道にある。


ナミビアでは漁獲減少

2010-10-25 18:00:57 | 水産・海洋
ナミビア漁業海洋資源省による最新の数値では総漁獲量が2010年第2四半期時点までで10.61万トンとなった。(9月28日BM)

この数値を昨年の上半期の値と比べると11.5%の減少である。資料収集をしているWINDHOEK銀行のエコノミストJohn Steytlerによればヘイクの水揚げが減少、その原因は魚を消費する主要会社による活気に満ちた活動がないためという。

世界不況はナミビアをも含む多くの会社に影響している。ナミビア・ドルが強くコスト高であることも問題に輪をかけている。漁業部門はナミビア経済にとって重要であり、雇用確保のみではなくGDPにも大きくかかわっている。長い目で見れば状況は好転するとアナリストたちは楽観しているのだが。

原料不足が加工場の処理を妨げ   ベトナム

2010-10-25 10:02:53 | 水産・海洋
メコンデルタの水産加工場は原料不足により仕事がままならないと窮状を述べている。(10月18日TFSND)

メコンデルタのエビとナマズの価格は最近1~2%明らかに上昇した。かりに高値での仕入れを受け入れたにしても加工場に十分な原料が回ってこない。カマウにあるNam Can水産物輸出入会社の副GMであるNguyen Phuong Dongがベトナムニュース社に語ったところでは,この地区の水産加工会社のすべてが原料不足と戦っているという。「エビの養殖場から購入し水産加工会社に販売する商人らは販売価格を引き上げた。しかし、供給が不足していて、加工場はフル稼働することができない。高値で買ってもだめだ」とDong氏は言う。

エビの値段はキロ当たり 5000-10,000ドン値上がり、商人らはエビをキロ当たり 165,000 ドン (キロ当たりおよそ30尾)および116,000ドン (キロ当たり40尾)で販売.

ナマズのTRAについてはAn Giang省でキロ当たり1000~2000ドン上昇。An Giang省漁業協会のDo Xuan Mai氏によれば水産物会社はTRAをキロ当たり17,800ドンで集めていて、以前よりキロ当たり1500~2000ドン高値という。この急激な高値について専門家は最近養殖用の餌料が顕著に値上がりしたためで、生産コストも上昇すると説明。さらに、前期に大損害を招いた養殖業者が池を放置したままにしていたため供給は極端に減退したのだという。事実、養殖を続けたくとも、以前の借金を返せぬ業者らは銀行からの資金の借り入れができない状況にある。

しかしながらMai氏は輸出の注文のために加工会社が深刻な原料不足にあっても、ナマズTRAの価格はキロ当たり18,000ドンよりも高くはならないという。「1キロのフィレーのために3キロの原魚が必要。最近は輸出のフィレーキロ当たりで3ドルにしかならない。したがって加工会社は養殖業者に高値で払うことはできない。それ以上になれば採算が合わない」

イタリアのクルーズ客船が衝突事故    中国上海近くで

2010-10-24 06:42:20 | 海事
10月18日早朝 "Costa Classica" が上海近くの揚子江河口で衝突。乗客は軽傷の人があった模様。(10月18日MB)
本船は舷側に長手方向に損傷を受けて、制御不能の状態に陥った。事故発生は午前4:45で本船は韓国のJizhou島に向かっていたところ、ベルギー船籍のケープサイズ貨物船"Lowlands Longevity"と同一方向に進行しながら接触したもの。接触ののち本船はWaigaoqiao港に、また貨物船はWusong港に向かった。

Name: Costa Classica
Operator: Costa Cruises
Port of registry: Genoa, Italy
Builder: Fincantieri
Completed: 1991
Tonnage: 52,926 gross tons
Length: 722 feet (220 m)
Beam: 102 feet (31 m)
Draft: 25.5 feet (7.8 m)
Decks: 13
Speed: 18.5 knots (34.3 km/h; 21.3 mph)
Capacity: 1680 passengers
Crew: 617


マダラの回復を誓う  グランドバンクス

2010-10-23 08:07:58 | 水産・海洋
2010年の調査によりマダラ産卵群の顕著な増加が認められた(9月29日WFAN)
長期間にわたるグランドバンクス南部の漁業モラトリアムは少なくともあと3年間延長と、北西大西洋漁業機構(NAFO)の加盟国によって決定された。
大西洋マダラのグランドバンク南部における資源量は歴史的数値のおよそ10%にすぎないと推定されているが、2010年の調査結果は産卵群の増加を認めている。カナダはこの枯渇した資源の堅実な再構築戦略設定にあってNAFOで主導的立場をとっている。この計画の中には再構築の対象、時間的目標、漁獲管理基準など必須要素が含まれている。

予防的アプローチ再構築戦略に準拠して米国カレイやその他の現在モラトリアム状態にある魚種についても含まれる。またNAFOは脆弱な海洋生態系VMEsとして国連が分類したいくつかの海山についての保護も包括している。そこ魚漁の禁止が2014年まで継続される海山はOrphan Knoll, Fogo海山の1と2,Corner海山, Newfoundland 海山, New England 海山である。

グランドバンクスのマダラは、かつては世界で最も生産性の高い資源として知られていたが、資源減少に伴い16年前にモラトリアムが導入された。
NGOやWWFなどはNAFOがVMEsにたいする保護にも関与することを歓迎しているが、他の保護団体や管理対策団体は国際的な約束がいまだ満たされていないと非難。対処されなかった他の問題について当事者は、このエリアでの底魚漁業に関する規格化したインパクト調査についての引き受けることに合意しなかったとWWFは発言。「NAFOの管理する範囲すべてに及ぶFAOガイドラインに沿った漁業の影響と枯渇資源の生態や種についての規格化された影響調査が必要」とWWF-CANADAの大西洋地区副代表のRobert Rangeley博士は言う。「NAFO参加のメンバーの中には国連総会決議64/72の取り決めを満たしていないものもありその他の地区での漁業管理機構の良い事例となっていないものもある」。


海賊に懲役220年の求刑  スペイン

2010-10-23 00:07:29 | 海事
スペインの検察当局は2009年10月にインド洋でスペイン漁船の乗っ取りを図ったソマリア海賊2人に懲役220年を求刑した。(10月18日Dutsche Presse Agentur)

Alakrana号の乗組員は47日後に解放されている。スペイン政府は彼らに身代金の支払いはしていないというが、検察官はこれとは矛盾を見せている。とはいえ金額がいくらであったかは不明であると裁判資料の中で述べている。
報道では当初、身代金は4百万米ドルであるとされていた。ハイジャックの後、2人の海賊容疑者が同海域で警備中のスペインのフリゲート艦に拘束された。この二人はAbdou WillyとRaagegeeseyと呼ばれるこの二人はスペインの裁判所に航空機で送られた。当初、このAbdou Willyが裁判にかけうる年齢かどうかが取りざたされたが、検察は二人とも成人であると判定した
求刑は220年間の懲役であり、その理由は違法な拘束、武器の使用、人質からの暴力的な金品の強奪によると書類にはある。またこの二人は一人当たり14万米ドルの賠償金の支払いが必要であり、漁船の船主会社に対しても賠償の必要があるが、これはまだ決まっていない。 Alakranaの乗組員はスペイン人のほかに、インドネシア、マレーシア、ガーナ、アイボリーコースト、セネガル、セイシェル国籍が含まれていた。

トロール漁船が禁漁を破る  インド・ゴア

2010-10-22 00:00:52 | 水産・海洋
インド、ゴアのSt CruzのCacraの地元の漁師らは動力漁船がZuari湾の沿岸近くで禁漁を破って操業していると非難している。(9月5日Times of India)

動力漁船はゴア海洋漁業規則法1981によって海岸から5キロ以内で操業してはいけないことになっている「底引き漁船はCacraの岸からわずか20~50メートルのところで数日間操業していた。彼らは沿岸操業は許されていない」とShantadurga漁業者協会の会長のSanjay Pereira氏が発言。

この禁止区域での違法操業は数年にわたって行われており岸に近い操業で地元漁船の伝統的漁具であるMAGがしばしば破られるという。漁民らは違法漁船が彼らの生計を脅かしているが、かれらはここ以外に働く場所がないと主張。「我々は借金で網や道具を買っている」と彼は言う。また、動力船の乗り組みは身分証明カードすら持っていないとPereirはいう。

漁業者協会は漁業局に対して、彼らの漁場への動力船の侵入について異議を申し立てている。漁業局の幹部SC Verekarは申し立てを確かに受け取ったと表明。自分たちは漁業関連団体に禁漁を破ることのないよう告知するという。「パトロールボートが当該海域に派遣されてはいるものの、動力船の追尾ができな」とVerekerはいう。漁業局の船は故障やほかの目的の仕事のためにつかえないという。

さらに同氏は船舶登録番号を記録し違反者に対しては刑事的処置をとるという。「漁業局は船主に対してその使用を停止させる」とVerekar氏。政府は漁業活動に対して援助を行っており、漁民らは燃料の援助を受けている。


ノルウエーの漁獲枠増加

2010-10-22 00:00:03 | 水産・海洋
北東大西洋の馬連使いのマダラの2011年漁獲枠は今年に比べ16%増加される見込みである。(10月6日バレンツオブザーバー)

ノルウエーロシア共同漁業委員会はバレンツ海で商業的に漁獲されるすべての魚種の漁獲枠を増加すること決定した。ノルウエーの漁業大臣はこの漁獲枠は“歴史的に高い”レベルと表現した。 ノルウエーロシア漁業委員会はノルウエー北部のスボルバーで今週第39回会議が開かれた。

2011年の北東大西洋バレンツ海区のマダラ枠は2010年よりも16%増加され703,000トンとなった。またハドックの枠は昨年よりも25%増加、シシャモについては5.5%増加となった。ノルウエー。ロシア漁業委員会は2011年の漁獲枠について記録的な時間で合意に達成したと漁業沿岸担当大臣のLisbeth Berg-Hansen氏が発表した。
「我々は永きにわたる戦略的資源管理に従い、国際機関の助言などにも従って合意を得た。この戦略の存在が漁獲枠を増加させることのできた要因である」と彼女は語った。


IUU漁船の入港を拒否   米国新規則

2010-10-21 12:34:07 | 海事
新しい連邦規則はNOAAの漁業行政管理官にたいして当該船舶がIUU漁船にリストアップされている場合は米国の港への入港を拒否できるとした。(10月15日WFAN)
この規則は10月27日より発効する。「漁業者にとって違法漁獲された品との市場での競合は漁業者にとって地球規模での問題である。違法操業は魚資源を破壊し、善意の漁業者、漁業国家とそれらの経済を完ぺきなまでに傷つける」NOAA漁業サービスの行政官Eric Schwabbはいう。「違法漁船に対する入港拒否は破壊的活動を抑制する効果的な方法である。

外国船舶は入港の前に米国沿岸警備隊に通告することが求められていて、IUU漁船にリストされている船はNOAAが察知し、連邦当局と確認を行う。NOAAの漁業行政補佐官入港拒否を行うかどうか、あるいはその他の方法で規制を行うかの決定をする。この新規則はIUU漁船に関連した商業活動を行う個人や法人をも規制する。

漁獲された魚のIUU漁船による海上の移動、またIUU漁船を用いての魚の加工も包含される。協同操業、資材補給、給油、乗り組み員交代も含まれ、IUU漁船の傭船も包含される。現在の米国法でも、主としてIUU漁船が、米国港に入港することを思いとどめるための効能はあった。しかし、IUUリストの上で識別された船舶が米国港に到着した事例があった。今回の規則は米国が対象漁船に対して行動をとることをはっきりとさせたものである。

フェリーの爆発火災事故    バルチック海

2010-10-19 01:02:05 | 海事
爆発後に火災を発生したフェリーから状況240人が救助された。およそ20人が受傷したが多くは煙の吸引によるものが原因。また3人が重傷でヘリで病院に運ばれた。(10月9日MB)

救助に当たったスタッフによると多くがこの事故のトラウマにさいなまれているという。
Cuxhaven当局によるとリトアニア船籍のフェリーLisco Gloriaの上甲板で爆発が発生。フェリーDeutschlandを含む6隻の船舶が救助に参加、乗客を乗せキール港に午前6時に到着した。本船の船主DFDS SEAWAY社は迅速な当局による救援委感謝の意を表明した。「乗客のほとんどがリトアニア人であり、ドイツ人は数人であった」と会社の高峰担当Gert Jacobsenが発表。この船には89車両のトラックの運転手と32名の乗り組みが乗船していた。

フェリーは金曜日の午後10時に時刻表通りにキール港を出港、リトアニアのKlaipedaに向けての21時間の航海に就いた。爆発はフェリーがFehmarn島から11キロのところで発生した。本船は長さ200m、2002年建造された20600総トンもので現在はデンマークの方向に流されていて火災も起こっている。数隻の消防艇が消火に努めている。

サバ問題交渉の進展なし

2010-10-18 12:45:22 | 水産・海洋
サバ漁獲枠紛争に関する第2ラウンドが計画されている、これは今週のロンドンでの交渉が不調に終わり、何らの進展もなかったため。(10月15日TFSND)

EU,ノルウエー、アイスランド、ファロー諸島による現下のサバ紛争に関する交渉が去る火曜日から3日間行われた。会議の結論に続いて、スコットランド漁業相の Richard Lochhead は「私は、この交渉が本件に関与しているすべての当事者にとって建設的であったという声を耳にしてうれしく思う。必然的に、解決すべき問題事項がいくつもある。したがって、ここお3日間で問題が解決できなかったことも驚くには値しない。事実、話し合の第2ラウンドも常に計画されている」

「重要なことは、こう下交渉の結果が新しい取り決めを生むことで、その内容がスコットランドのために公正で、長期的にサバ資源を保護するものであることだ。私達が協調得ないならば、何が起こるかについては、ブルーホワイテイングの状況がすべての当事者に純然たる警告として作用する。国際的合意が形成されなかったことによる乱獲が原因であった」

不安な遭遇  フォークランド漁船とアルゼンチン海軍

2010-10-17 00:08:35 | 海事
アルゼンチン海軍艦艇とトロール漁船がフォークランド水域で遭遇、フォークランド漁業局のJohn Barton局長は“不安”と表現した。(10月12日MP)

フォークランド漁船Venturerは火曜日、フォークランド外側保護水域の内側3.5浬で操業していた。そこにアルゼンチン艦艇が接近、漁船の船長に対してアルゼンチン水域での違法な操業であり、直ちに立ち去るよう通告した。
アルゼンチン艦艇は移動し、武装した艦艇が漁船に接近、フォークランド水域にさらに侵入してきた。Barton局長によれば、漁船はただちにこの事態について漁業局に通報、Venturer号の位置は紛争に備えVMS船舶位置情報装置に記録された。
このような事態は過去4年間発生したことがなかった、という。

それは非友好的な船舶が視野に入るひることは人騒がせなことであるが、彼らの法的立場を確信しているのであれば、その理由をはっきりとすべきである。2隻がはっきりと視認できる範囲になったためVenturerはさらに区域の中に移動した。アルゼンチン艦艇は区域の端に位置していた。Bartonによれば現在20隻の船がフォークランド水域内でロックコッド、ブルーホワイテイングなどの操業に従事している。
「もしアルゼンチン政府が資源保護により関心を寄せるのであれば、南大西洋漁業委員会で対応したい」と付言した。