memories on the sea 海の記録

海、船、港、魚、人々、食・・・などなんでもありを前提に、想い出すこと思いつくこと自由に載せます。

韓国漁船から出火    モンテビデオ

2012-03-11 00:04:48 | 海事

ウルグアイ消防局は土曜日朝に出火した韓国漁船を日曜日午後に鎮火した。本船は燃料満載で南極海に向かう直前であったとウルグアイ海軍広報部が報じた(3月5日MP)

本船Jungwoo IIIの乗組員2人が行方不明、別の2人が重度の火傷で病院に運ばれた。行方不明者は出火した機関室の隣の船室にいたのではないかとみられている。Jungwoo IIIは乗組員41人で全員がアジア人で日曜日の昼には300KLの燃油を積んで出港する予定であった。 しかし日曜日のAM 04:15に出火し火は船全体に広がったため全員が退避したもので、6人が病院に搬送された。出火直後モンテビデオ港湾当局は燃料満載であることを恐れJungwoo IIIを湾内の400m先に引き出した。

「漁業岸壁にいる他船への延焼を防止するための措置」とウルグアイ海軍報道担当の Capital Sergio Biqueが語った。「最大の問題は燃料満載であったことで、火が冷凍機用のアンモニアタンクに引火すればたちまち爆発する」とBiqué氏。消火活動は海軍、沿岸警備隊、消防局、モンテビデオ港湾局が参加。なぜこのように早く火が回ったのかや、原因の調査が開始されている。現在ダイバーが消火に用いられた水の排出を行っている。

Jungwoo III はJungwoo IIの姉妹船でこの船は1月に同様に火災が発生ロス海で3人が死亡2人が重傷を負っている。長さ51m40人乗り組みの船はNZの南東2000㎞、マクマード南極基地の北方600㎞で事故を起こした。その際 Jungwoo II の緊急信号はJungwoo IIIや Hong Jin 707などが受信乗組員の救助に当たった。豪州当局によればJungwoo IIの船主は Sunwoo Corporation社でChilean sea bass(別名toothfish,メロ)、カニや底生魚の漁獲許可を持っている。本船は1985年日本建造で韓国釜山船籍である。

海賊が貨物船を奪取、乗組員を人質に ナイジェリア

2012-03-11 00:03:53 | 海事
ナイジェリアの港内で海賊が錨泊中の貨物船を奪取し少なくとも2人の乗組員を人質にしたと国際海賊監視機関が水曜日に発表した(2月28日tricityherald)

国連による今週の警告にIMB国際海事局が呼応したもの。西アフリカのギニア湾での海賊行為が横行暴力的になっているという。最近の攻撃は8人の機関銃で武装したナイジェリア人海賊により火曜日に発生、Harcourt港で停泊していたキュラソー籍の船に対し銃撃が行われたとIMBクアラルンプールのNoel Choongが発表した。海賊は船長と機関長を捕え高速艇で逃げたという。乗組みの一人が負傷し、別の一人は行方不明という。この人物が人質にされたかどうかは不明という。

オランダが船主の冷凍品を積んだ船で14人の乗組みはロシア、ウクライナ、フィリッピン人であるという。どの国の乗組員が人質になったかは不明で、ナイジェリア当局が調査中という。

昨年はリベリアからガボンへとつながるギニア湾での海賊行為はレベルの低いものから、ハイジャックと貨物の奪取を目的とした武装強盗にエスカレートした。今年はナイジェリア沿岸だけで7件の海賊事件が発生、ほかにもあるが報告されていないだけであるとChoong氏はいう。「我々は常に警戒を怠らないように船に促している。港内停泊するのではなく直接接岸すること、ないしは岸から遠く離れて錨泊することが望ましい」という。

8月ロンドンのロイド協会はナイジェリアを隣国のベニンとともにとりあげ東アフリカのソマリアと同様のリスクレベルにあるとした。2週間前にはナイジェリア沖で別の船の船長が殺害されている。IMBはその船の機関長は急襲されて逃げようとして転落死亡したという。国連はギニア湾諸国に対し海賊対策に取り組むよう呼びかけている。西アフリカ諸国のうちナイジェリア、ガーナ、ベニン、セネガルなどはそれぞれでの水域での警察活動を行っている。しかしほとんどの国は岸から100浬離れての警戒能力を有していないという。

写真はPort Harcout,Nigeria

マレーシア船が衝突      ベトナム

2012-03-11 00:03:20 | 海事
タイに向かっていたマレーシア船ZINHWA38 がSoc Trangの21浬沖合でベトナム漁船に衝突、28日03:30AMのことであった(2月29日VOV)

Soc Trang国境警備隊の司令はSOSを受信した後、現場に急行しm漁民12人を救出した。漁船はSoc TrangのTran De地区のNguyen Van Siengが船主である。衝突したマレーシア船は取り調べのため拘束されているという。別報道によれば漁船の損害額は47,600ドル相当という。