memories on the sea 海の記録

海、船、港、魚、人々、食・・・などなんでもありを前提に、想い出すこと思いつくこと自由に載せます。

シンガポール船が疑わしい  Kerala沖衝突事故

2012-03-06 00:06:56 | 海事
Munbai発:インド当局は3月1日Kerala沖のアラビア海で発生し2人の漁民が死亡した衝突事故の相手はシンガポール籍の船ではないかとみている(3月4日nerve.in)

MV.Prabhu Dayaが漁船Don-1との衝突に関与したのではとみていると海運総局DGSが発表。漁船側はその後Quilon沖合で沈没した。インド沿岸警備隊が追跡調査をしたもので、この船は至近の港に入るよう命じられた。DGSによれば本船はChennai港に向かうことを了解、月曜日の入港になるとみられる。

悲しい海の将来:小型魚ばかりの海

2012-03-06 00:06:33 | 水産・海洋
バンクーバー発:Villy Christensenは一言にまとめている「大きな魚はさようなら、小さな魚よこんにちは」(2月23日Livescience)

Christensen,はブリテイシュ・コロンビア大学の教授で世界の海洋の将来を予測するNereus計画の理事であるがその悲惨な警告を与えるに足る理由を持っている。 字まず初めに、良いニュースとしては、彼は依然海には多くの魚がいる。海洋には20億トンの魚がいる。これにより一人当たり661ポンド(300キロ)がこの惑星の人々に与えられる。さらに良いことに、海洋のにバイオマスは比較的一貫した状態にある。

よくないニュースとしては?:魚のタイプのバランスが変化している。ハタ類やマダラといった大型の魚は過去40年間で55%の減少を見せている。そこにはハダカイワシのような脂のあるmyctophidsがとってかわっている。この魚は人々が獲って食べようとはしない魚である。Christensen教授はベ米国先進 科学の年次会議で「世界のさかなの半分は小型で海洋において漁獲されていない」と。

Nereus(ネレウス)計画は魚の変遷について海洋での地球規模の変化を理解しモデルを組み立てるべく行われている1300万ドル規模で9年がかりの計画である。ギリシャ神話の中でネレウスはPontus (海)と Gaia (地)の長男であり, 予言の力を持った賢い神である。この計画は将来の海洋の予測を複雑なデータや枠組みのモデル化によりおこなうものである。これには海洋気象モデル、食物連鎖、漁業のモデル、生物地学的モデル、管理や行政などの規制などが含まれ、世界規模での海洋政策について答えを導くことが期待されている。データを図表で示す代わりに科学者らはゲーム構築の人々の力を借り気候変動による海洋への将来の影響や予測される保護決定などを組み入れ3次元モデルを組み立てる。このモデルの対象期間は1960年から2060年である。

北方海域の漁業者にとっては、気候変動は全面的に有利とみられる。海洋が温暖化すれば魚は北上する、つまり大漁を意味する。しかしこれは継続されないとブリテイシュコロンビア大学の科学者William Cheungはいう。北方水域はより多くのガスを吸収蓄積する。とくに二酸化炭素は地球の大気中で増加している。二酸化炭素の増加により海洋はさらに酸性化する。したがって北の海洋は地球のその他の場所よりも酸性化が進む。この酸性化した水は酸素が少なくなり魚が最大のサイズにまで成長することが困難になる。

Cheung氏は魚と無脊椎動物600種類以上を含むモデルを作成、海洋漁業に対する人間由来の複数の総劇について調査している。漁業者は漁獲を30%増やすことができるであろうが、酸性化により失うものの方が大きいという。「しかしこれは水晶玉ではない、も出り卯はシナリオの構築に役立つ」と。

余剰ハドックの投棄問題   英国

2012-03-06 00:05:52 | 水産・海洋

スコットランド漁業者連盟は欧州委員会の西スコットランドにおける余剰ハドックの投棄削減について緊急対策を行うことについて賛同した(2月23日FUD)

これまでの“実行不可能な”漁獲組成規則により様々な魚種が水揚げされた。漁業者は漁獲枠を持っていても販売できるハドックまでも大量に投棄するしか方法がなかった。スコットランド漁業界の長期にわたるキャンペーンと不必要な投棄をなくすための新しい動きとして欧州委員会は漁獲組成規則を中止することでハッドック枠のあるものについての水揚げを認めることになった。

この規則は最初の6か月間適用されるが、その後も延長されることが期待されている。スコットランド漁業者連盟のCEのBertie Armstrongは「我々としては欧州漁業コミッショナーのMaria Damanakiの声明を歓迎する。以前の馬鹿げたまったく実行不可能な漁獲組成規則では漁業者は質の良いハドックであっても投棄せざるを得ず、悲劇的な無駄であった」 「またECによる延長を歓迎する。投棄の本質的な原因は漁師の正当な活動によるものではなく、欠陥のある規制によるものであった」