memories on the sea 海の記録

海、船、港、魚、人々、食・・・などなんでもありを前提に、想い出すこと思いつくこと自由に載せます。

漁民への暴行で中国に抗議    ベトナム

2012-03-04 00:01:50 | 海事
ハノイ発:南シナ海の紛争海域で中国がベトナム漁民に暴行を加えたことで抗議した(2月29日NEWSTIME)

木曜日 Vietnam Newsは外務省報道官Luong Thanh Nghiの発表を引用、中国の行動はベトナムの主権に対する“著しい侵害”であり“生命と財産に対する眼前樽脅威であると。 中国は2月22日嵐を避けるためにパラセル諸島に入ろうとした11人のベトナム漁民の船に武力を行使、漁民に暴行を加えるとともにその所有物を奪おうとしたという。このためベトナム外務大臣が中国大使館当局者と面談したという。中国は1974年以降紛争海域にあるパラセル島を占拠している。

400浬沖でも高い放射線量

2012-03-04 00:00:56 | 東北地震津浪災害 3.11
福島原発による放射能汚染が日本の沖合400浬(643㎞)でも通常の1000倍という高い値が検出されている、と米国ウッヅホール海洋研究所WHOIが木曜日に報じた(2月23日TFSND)

しかし、海洋生物や水産物を食べる人々に一般的に有害とされるセシウム137についてはこのレベルよりもはるかに低いとWHOIのKen Buesselerが ChinaPostに語っている。この発表は4,000人の研究者が参加したユタ州、ソルトレイク市の海洋科学の年次総会でのもの。

この結果は原発事故からおよそ3か月後の6月に行われたサンプル調査によるものであるとBuesselerが発表した。数千に及ぶ採水サンプルのほかに研究者らは魚類、プランクトン標本の採取を行ったがセシウム137のレベルは健康基準値よりも低かった。 「海洋の汚染がすでに峠を越えたとは言えない、原発からの汚染流出は継続しているためだ」とMr Buesselerはいう。彼は主任研究員として航海によりサンプル採取にあたった。
船は水の採取を福島原発から20浬から400浬沖まで行った。セシウム137の蓄積はこの範囲では10~1000倍程度以上正常とMr Buesseler はいう。セシウム137は原発からだけのものではないが、半減期が30年と長いことから環境に与える影響を心配される対象である。昨年6月調査の結果、線量の高いところが原発に近いところとは限らないという。その理由は渦巻き状の海流により物質の凝集が形成されるからという。航海で得られたセシウム137の値のほとんどは大気から落下したものではなく排出された水によるものであろうと彼はいう。(以下省略)

写真は参考図でWHOI発表のものではない。

救助された人々を送還   カンボジャ

2012-03-04 00:00:14 | 亜細亜海道
船上の強制労働からインドネシアで解放されたさらに8人の漁民が送還されると外務省が昨日報じた(2月23日PPP)

声明文によればこれらの人々はインドネシアのMaluku州で救助されたもので外務省、人権擁護国際団体、インドネシア当局による共同行動による。7人のカンボジャ人が2月7日にも送還されたが、彼らは過酷な労働、虐待にさらされ2年間無窮であったという。12月以降で100人以上のカンボジャ人が送還されているが、人身売買でタイの漁船で働かされていたもので、漁船の接岸した場所で逃げ出したか救助された人々である。

内務省人身売買体側および児童保護局のChhiv Phally局長は警察が強制労働に人々をだまして連れ出すブローカーの取り締まりを強化すべきと発言。「当局としてはカンボジヤの人々に対し海外移住のようなリスクを冒すなと警告。こうしたことは初めてではない」と彼はいう。人権保護グループLicadhoの先任調査官Am Sam Athはまだまだ多くの人身売買の被害者がいるという。「多くのカンボジャ人が不当な扱いを海外で受けていることは大きな問題である」と。

一方Chea Monの母親のSoy Srosは息子がタイ漁船に働きに行ったまま11年間戻らないという。今回の送還のなかに息子がいれば・・・と

写真:過去の送還の際のカンボジャの人々