memories on the sea 海の記録

海、船、港、魚、人々、食・・・などなんでもありを前提に、想い出すこと思いつくこと自由に載せます。

爆発か? 軍事専門家が検証

2010-07-31 00:04:40 | 海事
日本の原油タンカーがペルシャ湾で不審な爆発事故を起こした事に関し、日本の船主MOLはドバイ根拠の軍事専門家に事故の調査の要請を行った(7月29日PRESS TV,IRAN)

日本の船主 Mitsui OSK Linesは本船が向かっているアラブ首長国連合に対し要請を行ったことを発表。事故原因は何らかの衝突が起こったのではないかと。 水曜日スーパータンカー M.STARで爆発事故が発生。場所はホルムズ海峡近くのオマーン領海であった。この事故で乗組員31人のうち一人が負傷した。

依然原因は不明、異なった憶測もなされている。オマーンの当局者はイランのバンダラアバス付近で発生したマグニチュード3.2の地震による異常波が打ちつけたものではないかと。日本の運輸担当局は攻撃されたのではと疑っている。しかし米軍は攻撃説を否定。当時本船近くに他の船舶は存在しなかったと。

又、南Hormozgan地方のイラン海事当局は水曜日の事件はオマーン水域で発生したことを確認している。またUAEのFujairah 港湾局のCaptain Mousa Mouradはロイター通信に対して潜水艦の衝突か機雷によるものではないかと語った。

Mitsui O.S.K. Lines, Ltd. reports that at about 5:30 a.m. JST (00:30 local time) on Wednesday, July 28, west of the Strait of Hormuz at 26 deg 27 N 56 deg 1 E (Oman territorial waters),
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深海イカの交尾習性を発見   フォークランドの漁業学者

2010-07-30 00:00:16 | 水産・海洋
長大な生殖器をもったオスのイカが見つかり、深海イカの交尾について明らかにされたのはこれがはじめてである(BBC EARTH NEWS 7月8日)

オスのイカの生殖器は外套や頭足部などを含むおおむねイカの全体長に等しいほど大きさである。これによっていかにメスのイカに受精させるかが理解できる。オスのイカはこの長大な生殖器をメス以下の中に差し入れ精子を噴射する。又この発見は海洋のイカの交配の理解に役立つ。

深海漁業の専門家であるスタンレーに本部を置くフォークランド漁業局のAlexander Arkhipkin 博士は彼とその同僚がイカにこのイカを捕まえたかその詳細は“ Journal of Molluscan Studies”で発表された。 「成熟したオスのイカはパタゴニア斜面の深海調査航海の際に発見された。我々はこの動物を捕獲したときその腕や脚は動いてはいたが瀕死の状態であった。表皮の色素は活動し広がっていた。とBBCに語った。「成熟度の調査のため外套を切開したときに我々は見慣れないものを発見した」 「イカの生殖器である。外套膜の縁よりもやや長い程度のものが突然勃起し、長さにして67センチに成長、イカそのものの長さと同じになった。

このイカの性的興奮は研究者たちに驚きを与えた。しかしこれによって深海イカの交配についてのなぞが明かされた。生物学者たちは 浅い海にいる頭足類、タコやイカについて知っていた。 すべての頭足類はそのマントルと呼ばれる閉じられたフードのような形が妨げになっている。この形は頭足類の特徴である。
この動物はこのマントルをジェット推進に利用している。彼らは呼吸のためには換水する必要が有る。また彼らは排泄器官と生殖器官をマントルの内側に収納しておく必要が有る。

それがオスの頭足類に挑戦をもたらす。彼らはどのようにしてこの外套膜を通して出すのか、 海水が外套膜の中を通過するときに精子はどこにとどまるのか、そしてメスは動き呼吸できるのか? 浅い海の頭足類は進化した特別な腕でこの仕事を行う。彼らの生殖器は短く、精包spermatophoresと呼ばれる精子嚢を持っている。8本ある手足のうちの一本が変化してメスの受容器に精子を渡すのだ。 この受容器は召すのからだの表面あるいは内部に位置している。

深海以下の場合オスはもっと原始的な方法をとることが知られている。この場合は彼らの制止をメスのからだの中に注入するのだ。とにかく変化した腕がないのにそれをどう行うのかがなぞであった。「深海イカの場合 言った移動するのかが疑問だった」と Arkhipkin教授は言う。しかし、今回捕らえられた深海イカの種Onykia ingensがこのなぞを明かしてくれた。「明らかにこの長い生殖器がその解法である」と教授は言う。このイカはこの長い器官をメスのからだの中に差し入れ、精子が流れてしまわないように直接注入する。

どのようにメスのからだに精子が注入されそして受容器にたどり着きそこにとどまるのかはまだなぞである。 それは頭足類の血液の中を巻貝のからだの場合と同様に巡回するのではないかカタツムリのような頭足類はその遠い関連がある。しかし巨大イカがどうやって再生産されるかというもうひとつの異様な理屈を示唆してはいない。

いくつかの巨大イカ(Architeuthis dux),あるいは超巨大イカ (Mesonychoteuthis hamiltoni), が浜辺に漂着し目視されることがあるが科学者たちは、それらの繁殖の習性についての推測をおこなっている。死んだ標本は見つかってはいるが極端に長い生殖器を見ることは不可能であり、それは彼らの外套膜の内側に隠されている。と教授は言う。「ある著者は仮説として巨大イカはその精子嚢をメスにたいして水圧噴射しているのではといっている」と教授。「明らかに、我々の発見は 巨大イカの再生産の習性は奇妙なものといえる。先月、同じ科学者たちが深海の魚類とイカが神秘的な回遊を行い北太平洋と南西大西洋を結んでいることを発見している。
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廃棄プラスチックが海を殺している   エコ戦士の太平洋の旅から (2)

2010-07-29 00:00:05 | 海事
この航海はトール・ヘイエダールが1947年に行ったコンチキ号による太平洋の航海に触発されたものである。ノルウエー人の探検家の孫であるオラフ・ヘイエダールは今回のPLASTIKIの航海に一部の間乗船している。この二つの航海の対比で明らかな違いは海洋のもろさということであるとDdRは信じている。「根治記号の記録映像を見、またハイエダールの記録を読むとそこにはさまざまな海の生物との遭遇があった」と彼は言う。「かれらにはいかだの上から魚を投げる描写がある」しかしそうしたことはPLASTIKIでは一度もおこらなかった。

「我々にはそれ以上のことがおこった。我々はイルカのカップルを見た、遠目にクジラのカップルを見、何匹かのトビウオもみた。しかし、それ以上は何もなかった」ヘエイエダールは魚を食べて生き延びた、しかしPLASTIKIではいつも曳縄釣りをしていたにもかかわらず、3ヶ月の間にわずかにマグロが釣れただけであった。「本を読んでみれば判るが世界の魚資源の8割がいなくなってしまった。信じがたいことではあるが」とDdRは言う。「しかしあなたはここにいる」世界最大の海洋の真ん中にいても、問題を起こす習慣をなくすことは難しい。クリスマス諸島で米国の小包で食料が届いた「アイスクリームの袋は惨劇だった」 サモアではリサイクル計画の村落ごとの競争があったが、そこの村人らは老若を問わず家の裏側に回りプラスチックのビンを海に投げ捨てるのをDdRは見た」

より満足の行くこの航海の側面はメッセージの通信であった。PLASTIKIは船と丘を睦ぶブログ“海洋について海にあって語る”があり。また港に立ち寄るたびにさまざまなエキサイテイングなことがあった。ニューカレドニアでは4分の3の現地の人々が港でこの船を見て、ブログを読みこの計画を支援するといった。“支援者”の一人がごみをいっぱい詰めたチャック袋が原則にぶら下がっているのを見た。 「誰しも自分の巣汚すことはしない。しかし我々は世界全体が我々の巣であることに考えが及ばない」

PLASTIKIのチームは悲観論に陥らない。しかし、DdRは彼の頭をレンガの壁にはげしく打ち付けるように感じていることを認めた。彼ら自身の船上での自給自足の仕事は順調であり、ごみを堆肥にし、太陽光パネルと自転車こぎ方式の発電機でバッテリー充電をしたりすることである。いかにそうであっても、我々の考えがいかによくとも、我々がプラスチックなしで生活することは難しいという事実に彼は直面した。DdRはシドニーまでの航程に備えて買い物をした。スーパーマーケットではすべての野菜とサラダはプラスチックに包まれていた。「まるで病気だ」と彼は言う。「しかし我々は批判が勝つと信じるべきだ。プラスチック投棄の一端、袋が特にそうで、簡単な立法のひとつとして、スーパーマーケットの袋を再使用可能なものとすることはさほど難しくはない」

乗組員のウエブサイトでは人々が行っている“自分のPLASTILKI活動をおこなう”話しが盛り込まれている。学校や職場からプラスチックボトルをなくすことや、ゴミ・ゼロ運動などについての約束などである。DdRはこの航海はこうした運動の比喩であることを期待している。「我々はたくさんの市民に過ぎない。科学者でもなく海洋生物学者でもない。しかし、我々が協力して事を行えば何かが出来ることを見せたい」

チームワークの感覚は双胴船の上で間違いなく試された。自分は出港する前のPLASTIKIをサンフランシスコで見た。そのスペースがいかに狭いかに驚かされた。 わずか6フィート4インチしかないドーム型の船室。底で彼らはどのように対応できたか。とDdRはいう。
「一日の終わりには消耗していてどこでも眠りにつくことが出来る」と彼は言う「とてもおかしな対比だが、我々はこの小さな基盤の上にいる、しかし子鉄もなく大きな宇宙空間が我々のまわりにある。

シドニーはそう遠くではない。しかしそこには荒れる海と天気予報がある。そこで彼はあまりにも先のことを見ようとはしない。「ひとつの章がおわった」 「しかし、このメッセージの全体のはじまりにいるに過ぎない。その象徴として船は世界をめぐることを希望する。我々は嵐の前の静けさの中にいる」

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廃棄プラスチックが海を殺している   エコ戦士の太平洋の旅から (1)

2010-07-28 11:43:58 | 海事
ダヴィッド・デ・ロスチャイルド(以降はDdRと表記します)は地球の水の汚染をテーマにリサイクル資材で作ったヨットで大洋を横断したが、そこで見たものに彼はショックを受けた。(7月11日、英国ガーデイアン) 

「百日間海の上にいたなら、地球というよりも海洋の惑星と呼ぶだろう」と彼、DdRはいう。彼は“南洋のわずかなフランス”と呼ぶニューカレドニアから彼はそう伝えてきた。その夜より前に彼のボートPLASTIKIはシドニーまであと2週間というこの航海の最終航程に乗り出した。

この船PLASTIKIはその船殻を12,500個のプラスチック・ボトルで構成した革命的なカタマラン(双胴船)である。“エコの冒険”は汚染や乱獲に注意を喚起しようと企画されたものであった。彼DdRは31歳の兵役拒否者であり、大銀行家の子息でもあるが、彼の乗組員とともにサンフランシスコから3.5月の航海に乗り出した。彼らは多くのことを発見したが、彼が主に学んだことは海であり、その力とその脆さについてであった。

力についてはこのたび完了したサモアからの1700海里の航程で実証された。 型にはまらない形で建造されたこの船は13フィートの高さのうねりや35ノットの風速など厳しい洗礼を受けた。プラスチクボトルで作られたヨットから身を乗り出すとき、陸岸から1000海里離れた漆黒の闇、太平洋が自分に迫るという状況。そこでは自分が宇宙の中において取るに足らない存在であることを気がつかせずにはおかなかったとDdRはいう。

海洋の脆さについては世界中の廃棄されたプラスチックごみが最終的に滞留する「東のゴミの集積場」と呼ばれる海面を目撃した。これこそが彼らの航海の焦点であり、ゴミで出来た浮かぶ大陸である。乗組員らは何の事前知識なく、そで何を見ることになるのかは知らずに北海の広さよりも2倍以上も大きい海洋に臨んだ。「最初は見えなかった」とDdRはいう。「しかし、海に乗り出すと、その海中にスープのように何百万もの小さなプラスチック片が水中に浮遊していることが判った。ほとんどは顕微鏡的なものしかしいつたん焦点を合わせれば光を反射するものが見える。赤いものの断片が最も見やすい。

ごみの集積は12年前に北太平洋反流の中で発見された。高気圧海域の穏やかな風のためにそこでは渦を形成している。海洋学者らはおそらく1億トンのプラスチックごみが浮遊していると推測している。PLASTIKIの航海で明らかになったものは現代の高分子プラスチクスがいかに強靭であるかということである。この船の船体に使用された加圧されたプラスチックボトルは8000海里の航海に耐え、「すべてのものがきちんと生き残った」とDdRはいう。

この航海はさらに図柄としては影響のあるBPのメキシコ湾の油漏れ事故の影に隠れてしまう形になった。しかしそうではあっても問題の大きさではPLASTIKIが勝る。メキシコ湾における海鳥や海洋生物の死は国連の報告によれば依然数百を超えるという。しかしプラスチックごみによる海鳥の死は毎年百万以上の数であり、哺乳類の死は10万以上を数える。2006年時点で国連は1海里四方の海面には46,000の浮遊ごみがあると報告、それ以降も問題は進行している。「困難さのひとつはその事象を人々のもとに運ぶことが出来ないということだ」とDdRはいう。「仮に写真にとってもそれはシミのようで小さすぎる」

このことを個人にもっとも関連つけられ現実的なものとしてはる What perhaps makes it most relevant and real for individuals is the健康的視点であろう。そうした小さな(プラスチックの)粒子は海の生物に摂取され我々の食物連鎖の中に取り込まれる。我々は皆そうしたことを行っている。我々は、私がプラスチックの投棄と呼ぶような資材や包装をごみ捨てに捨てている。それで『もうごみはなくなったと思っている。シカシそれらがいつの日にか我々の元に戻ってくる。その場所が食卓であるかもしれない。
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拿捕した漁船を漁民に提供

2010-07-27 00:00:10 | 海事
インドネシアの海洋漁業省は違法操業に従事したかどで拿捕した外国漁船を自国漁民の収入向上のために提供するという。(7月7日KOMINFO-NEWSROOM)

以前外国漁船であった船に対する操業許可が地方裁判所から与えられることになったとPSDKPの事務局長のAji Sularsoが7月6日に発表した。PSDKPは海洋資源と漁業の監督にあたっている。まずはじめに、中国の違法操業船主から押収したトロール漁船8隻が漁民に提供されると同氏は語った。

押収した105隻の漁船のうち6割は良好な状態にある。残りの船は修理コストが莫大とSularso氏は語った。その理由は法的処置確定までに長時間を要したことによる船体劣化である。このことから同省は法的処置決定前に漁民に貸与することを決定したものであると。
こうした外国漁船の法的決定がなされるまでの間にきちんとした手入れを行うことが漁民には求められる。以前にはこうした漁船は競売にかけられていたが、そうしたやり方では漁民に資することがなかった。
(写真は記事に直接関係のないインドネシア漁船)
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海底火山を発見 インドネシア

2010-07-26 12:20:44 | 海事
科学者らはインドネシア沖合の深海調査によって海洋底から3000メートルの高さで聳え立つ海底火山を発見、」しかし水中のためまだ我々は眼にすることが出来ない。(7月12日 AP/英国Guardian)

この火山は米国とインドネシアの研究者によって発見されたもので強力なソナー、高解像度のビデオを搭載した水中ロボットを駆使してスラウエシ諸島の海洋生態の探査を行った際に発見されたもの。

「これは巨大な海底火山である。インドネシアにある3~4の山の高さよりも高い」とこの共同調査の第1次調査にあたったJim Holdenはいう。 研究者らは今回の調査による地図とビデオが今後の他の研究者にも道を開くことを期待している。「我々は水中の様相や生命共同体とそれらが支えているものについても理解しており、海洋とその資源が保護されるべきと思う」とマサチューセッツ大学の微生物学者Holden教授は言う。

インドネシア側の本調査の主任科学者である Sugiarta Wirasantosaはこの調査結果が生態系の保護と漁業支援に役立つという。今回の調査は8月14日まで行われる。
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高値と品薄で食卓から魚が消える   ケニア (2)

2010-07-25 00:00:05 | 水産・海洋
2005年の記録によれば9.1万トンのナイルパーチの価値は3.19億米ドルで輸出されたが2007年には8.1万トン3.1億米ドルに減少した。このような状況下にあっても違法操業がOsieko Beach , Bukoma and Marenga Beachなどで横行している。大型トラックが毎日並び未成熟魚をナイロビの市場へと運んでいる。KISUMUの魚加工場のマネジャーは、湖の魚が消滅すれば仕事が無くなると心配している。500グラム以下の魚の違法取引が行われてはならないという。

しかしながら6月の調査船UVUMBUZIの進水は湖の資源回復につながると期待されている。漁業開発省の永久理事のMicheni Ntibaはいう。この調査船はケニア政府に対してEUが寄贈したもので、時機を得ているという。「この船により湖の環境と生物資源の管理強化のため役立つとNTIBA教授はいう。本船は7500万ケニアシリング(およそ1.2億円)で建造されたもので、必要な研究機材とレーダー、魚探、コンパスGPSなどを備えている。Ntiba教授はこの湖の調査研究に大変革をもたらすという。「この船は技術変革に対応した調整と開発を吸収するために設計され、ビクトリア湖の調査と監視に当たる」という。

調査船RV Uvumbuzi は漁業資源の変化、水棲生態、環境要因の認識の改善などに利用される。大臣は、この船は漁業に利益をもたらすのみではなく、環境関連機関に役立つとr Otuoma博士は言う。(中略)

漁業省はビクトリア湖の受ける圧力を低下させるべく養殖も推し進めている。今年の初めにはこの国の魚類養殖のために11.2億ケニア・シリングの支援を漁業省が受けている。140ほどの選挙区が、選挙区あたり200ポンドの生産向上を求めて、選挙区ごとに8百万ケニア・シリングの資金を与えている。
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高値と品薄で食卓から魚が消える   ケニア (1)

2010-07-24 10:43:53 | 
魚は長きにわたってケニア人の好物であった。又、ビクトリア湖は決して枯れることの無い穀倉であり、漁師が網を打てば豊漁であった。(6月23日AllAfrica)

しかしいまやそうではない。汚染を伴った人口の増大は次第に魚をメニューから遠ざけ値段の継続した上昇を招くことにつながっている。魚のフィレーを押収や米国に向けていた工場の生産は低下し、あるいは工場の扉を閉ざしている。水塊の財産の消滅を逆転させようとする科学者らの働きは東アフリカ諸国の3千万人以上の人口を支えている。

ケニア海洋漁業研究所(KEMFRI)の報告によれば今年5月、湖産の3種類の魚の価格は過去8ヶ月間継続して上昇し続けているという。湖からの漁獲減少が市場での不足を招き価格が上がっていると研究者は語る。レポートによればビクトリア湖のケニア側でのナイルパーチ魚の平均的浜値は、昨年7月時点でキロ当たりKSh135(135ケニアシリング、およそ210円/kg)であったものが先月はKSh161(251円/kg)となった。また、テイラピア価格は昨年7月のKSh107が先月にはKSh132となった。

全体で見ると2009年7月と今年4月の対比ではナイルパーチ19%、テイラピア23%、Dagaa 22%の価格上昇となった。漁業開発担当大臣のPaul Otuoma は統計書類によればビクトリア湖のナイルパーチ資源は1991年の1.9百万トンから2001年には1.2百万トンとなり、2005年には54.4万トンにまで減少しているという。2008年に行われた地域フレーム調査では更なる減少を示しおよそ29.9万トンとされている。この減少は湖を利用する3国の輸出の減少と売り上げの低下を招いていると同大臣は言う。「湖における魚の総合バイオマスは2007年に2トンと推測されそのうちの30%がナイルパーチであるとされた。これが2008年には15%にまで低下した」と Otuoma博士は言う。
(写真はスモークされたナイルパーチ)
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珍種のキノコ、なぞの死の原因か?  中国

2010-07-23 08:13:20 | 
小さなキノコで、科学者にも知られていないものが中国における400人の突然死の原因であったと専門家が語った(7月14日BBC)

この30年間、雨季になると雲南省の村人が突然心停止を起こし死亡する。これについて5年間の調査を行った北京の、中国疾病管理予防センターの研究者らはその犯人を突き止めた。それはキノコで“小さな白、小白”として知られTrojia属で3つの有毒なアミノ酸を有していると専門家は言う。

雲南省の突然死現象として知られる死亡例については、常に雨季(6月から8月)に発生、現地の高度は1800~2400mであることを突き止めた。「人々がどのようにして突然死に到ったかの話しは驚くべきものであった」とこの研究に参加した心臓専門医のZhang Shuはサイエンス誌に語った。「犠牲者の3分の2は死の一時間前には心臓の動悸、吐き気、めまい、けいれん、疲労などの現象が発生している」と同医師は語る。

雲南省の村落のことであるから調査のはじめは言葉の壁に阻まれた。しかし、2008年になって死者の出た家庭では白い小さなきのこがあることに科学者は気がついた。雲南省は天然キノコの宝庫であり、その多くが高値で輸出される。 キノコの採集で生計を立てている家族らは白い小さなキノコは商業価値がないとして自らの食用にした。それは採集した後に直ちに茶色に変色するとともに小さすぎることが理由であった。

人々に対してこの小さなきのこの危険性を広報したところ死者の数が激減した。今年に入ってから死者は発生していない。科学者らはなぜこのキノコがそれほど致死性が高いのかの調査を続けている。試験ではこのキノコが毒性を有することはあるものの致死量ではないことがなぞとして残っている。「雲南省で起こったことは他の場所のいかなるキノコ毒の場合とも異なる」と米国の疫学者でありこの調査に参加したRobert Fontaineはいう。「われわれがここに持っているものは被害者から取り出したキノコ毒だ」と彼はサイエンス誌に語った。同氏はキノコの毒がバリウム、重金属などが濃縮された形の現地の水との複合作用で毒性となったのではと見ている。
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水中の抗欝薬がエビを光に向かって泳がせる    英国

2010-07-22 00:07:37 | 水産・海洋
沿岸海水に含まれる抗欝薬のレベルの上昇が海の生物行動に影響し食物連鎖を破壊するかもしれないということが最近の研究で明らかになった。(7月7日UWT.COM)

抗欝剤のfluoxetine に暴露影響を受けたエビはその行動が劇的に変化する。エビは光を避けるのではなく、5倍以上光に向かって泳ぐようになる。あたかも魚や鳥に食べられるかのように反応する行動はエビの資源に壊滅的な影響を与える。

「甲殻類は食物連鎖の中で重要であり、もしエビの生態が海水中の抗欝物質のレベルによって変化するようなことがあると生態系の自然のバランスに深刻な影響を及ぼす」とポーツマス大学の海洋科学研究所のAlex Ford 博士は言う。「多くの種類の人間が使用したものを一定の濃度で検知することが出来る。我々はコーヒーをよく飲む国であるが、このため排水の中にカフェインを発見する。これも一例である。我々が薬剤から得ているものがこの国の水路の汚染源になっていることは驚くに値しない」

この研究は水性毒物学誌で公表された。この研究によれば、人の体内から下水に排出されたfluoxetineが川や河口で認められるが、これと同じレベルの水にエビを暴露するとエビの行動が急変することを発見したのだ。

FORD 博士の研究は脳内部のセレトニンのレベルを変えると水生生物の行動が変化することの研究が発端であった。セレトニンは多くの動物で神経ホルモンとして発見されているもので、これは人間においても同じで、行動の形態を制御する。気分の変調や不安の減退などである。人間において鬱症状の抑制の薬剤セレトニンのレベルを目標にしている。このことは海洋生物の生態も変化させることが出来るかという命題につながる。

エビやそのほかの海洋生物が生きている河口部や沿岸域では排水が集中している。このことはつまり都市全体から排出された薬剤を取り込むことになる。
このところ、抗欝剤の処方箋が急速に増えている。2002年の国家統計によれば2630万件の処方箋がイングランドとウエールズで医師から発給されている。ところが排水の中における医薬品の環境影響については未解析の状態である。とFORD 博士は言う。同博士はセレトニンに働きかけるその他の市販されている一定の薬についても将来研究を行いたいとしている。生物化学部門の主任教授である Matt Guilleは「Ford博士は シンプルで素晴らしい研究を行った。これにより生物への影響を知る手立てになる。この国の海洋生物に影響を与える物質についての更なる研究が行われることを期待している」
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豊饒の世界・・・・食品廃棄は犯罪である

2010-07-21 08:21:47 | 
米国とサブサハラ・アフリカの国々と共通の事項は何だろうか?廃棄物の大きさとえげつないほどの金額の食料の双方である。正しい理解と技術が特に米大陸の地方で食品廃棄を減少させ、環境破壊を抑制し、毎日飢えている人々の数を減らすことになる。(6月15日USA TODAY)

サブサハラ・アフリカではおよそ2億6千5百万人の人々が飢餓状態にあり食品廃棄物問題の曲解を高めている。アフリカで生産される食料の4分の1は人々の口に入る前に駄目にしている。収穫後の食料について過酷な気象条件、病気、ペスト、貧弱な収穫と貯蔵方法技術と農民は戦っている。穀物、根菜類、塊茎作物、果物、野菜、肉類、ミルク、魚類などの毎年の収穫後の損失は1億トンにおよびその価値は4千8百万ドルである。

予防措置
こうした損失をアフリカ及びその他の地域で防止するため国連のFAOはこの流れを止める情報と技術を提供している。

•ケニアでは: FAOはケニア農業省とのパートナーシップによって農民を訓練してトウモロコシが菌の成長による壊滅的な結果としてマイコトシンに変化することを減らそうとしている。
•アフガニスタンでは: FAOが天候災害とペストから守るために、最近およそ1.8万軒の家計に穀物や豆類の貯蔵のための金属製のサイロを送った。これにより食物の損失は15~20%であったものが1~2%にまで低減される。

米国人はもちろん潤沢な食物に恵まれている。しかしながら我々の食物廃棄はもはや許されない。
毎日平均的な米国人は1.5ポンドの食料を投棄している。チョット萎れたレタス、半分食べかけのチーズバーガー、傷ついたリンゴなどが我々の胃袋に入ることなく捨てられてゆく。より少ない量を買い調理すべきで残りはコンポスト堆肥にすべきだ。しかし、ことはそうはうまくは運ばない。その1ポンド半が集まると、毎年3100万トンとなり埋め立てられたり焼却される。この重量はゴールデンゲート橋(金門橋)の74個分に相当する。こうした廃棄物は 見苦しいだけではなく米国においてメタンの30%を生成する。温室効果ガスは二酸化炭素の20倍に当たる。

米国家庭の廃棄物
家計でも廃棄物を生んでいる。レストランが購入した食料の4~10%が消費者に届く前に廃棄物となる。しかしながら、サブサハラ・アフリカではない米国は穀物保存技術を保有している。過剰な収穫は農場の設備から出ると腐敗する。米国では飢餓に対応するためセントアンドリウス協会のような組織がボランテイアを募り収穫後に残る完全に良好な農産物を取り上げ収集してゆく。2009年の場合彼らは1570万ポンドの生産物をすくった。サンフランシスコのフードランナーのようなNPOはボランテイによるかつどによって毎週10トンの食料を
飢える人々に提供している。

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リモコンボートで密漁    英国

2010-07-20 15:56:25 | 水産・海洋
Stoneyford貯水池での密漁について芸術文化余暇局DCALが調査中である。これは地元の釣り人がリモコンボートによる密漁をスター紙に通報してきたことによる。この方式で水中に網を展開100尾以上の魚を獲ったという。(7月15日ulsterstar)

地元の釣り師のひとりはこの貯水池での釣りに年間80ポンドで許可証を得ているが「このところの状況として、DCAL局が貯水池の資源管理を行い1~2ヶ月ごとに1,000尾のブラウントラウトを放流してはいるのだが、どの釣り人も魚影を見ることがないのは密漁のためだ」という。「密漁者たちは網を張るのにリモコンボートを使う、100尾以上は獲っているだろう。以前はここには純粋な漁師はいなかった。いまやみんなが魚が獲れなくなった」

「DCAL局が十分な対策を釣り人に対して行っているとは思えないStoneyfordはきちんと管理されるべきだ。釣り人の中には遊びの後にごみをそのまま残す人もいる。純粋の漁師たちは純対してその跡片付けをしている。最近はごみのためにねずみまで出没、また地元の若者たちは貯水池の周りでラリーまで行う始末で警察の阻止がないとそれをやめない。若者の対策は出来るが、密漁まで手が回っていない。DCAL局のスポークスマンは密漁については現在調査中という。「DCAL局は小型のボートの使用を含んだ密漁について通報を受け、当局が調査中。密猟者のものと思われる釣竿6本も押収した」

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ニジマスにDDGS供餌のテスト

2010-07-20 11:13:10 | 水産・海洋
本年4月以降日本でニジマスに対してDDGS(Distiller's Dried Grains with Solublesトウモロコシ蒸留粕)を餌料として与える試験を開始した。この商業的な実験は愛知県で行われている(7月5日TFND)

この試験はフィッシュミールの価格上昇に対応したもので、アジアでの需要は大きいがその製品の供給には今のところ制約がある。米国穀物協会は先月、供餌試験を視察する機会を持った。協会の代表者らは愛知県ニジマス協同組合の養殖場を訪問、そこでDDGSのテストが米国穀物協会によって行われている。
米国穀物協会USGC・東京のヒロコ・サカシタによれば、フィッシュミールと比較して予備実験の結果からは特段プラス要因もマイナスの影響も認められていないという。この試験では高たんぱくDDGSを全体の20%フィッシュミールおよび大豆ミールと入れ替えたものを与える。この試験は夏場を通じて行われ、その結果は9月に発表されるという。
日本ニジマス養殖協会のコボリ・アキヒコ会長によれば、この餌料の使用によりフィッシュミールの比率低減を目的にしているという。
以前にはコーングルテンミールと大豆ミールの導入によりフィッシュミールを10%減らすことに成功したことがあると同氏は語る。5年前にDDGSが新しい高たんぱく餌料であることを知ったが養魚にいかに実用化すべきかについての研究を協会の協力の下に行ったもの。
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漁業新時代   南アフリカ

2010-07-19 13:12:31 | 水産・海洋
大臣が貧しい漁民の支援を約束、沿岸での密漁を撲滅すると。南アフリカ政府は漁業の急速な転換計画を明らかにしたがこれには漁業沿岸管理局の弁論による監査も含まれる。この計画は農林漁業大臣Tina Joemat-Petterssonの指揮のもとに行われる新しい漁業政策の出発のシグナルである。(6月20日Times Live)

この女性大臣は密漁横行の壊滅と貧困漁業共同体の解消を誓った。Joematの部門は 環境部局から800億ランドの漁業の管理を引き継いだ。彼女の計画の詳細については東ケープタウンのHawstonで金曜日に発表されJoemat-Pettersson は密漁と乱獲の防止のための安全対策を改変することを約束した。

その他の主要事項としては:
* 内閣の承認を受けて密漁禁止の対策の下に7月からアワビ漁を再開する。
* 大規模会社を含めて漁獲枠を見直しする。
* 海洋及び沿岸管理局の監査を行い、同部局のここ最近の財務状況にスポットライトを当てる。
* 貧困な沿岸の共同体に対する社会経済的工場計画を総合的に行う。これには養殖業や代替漁業の機会提供も含む。
* 漁業協同組合創設のための法律の改正、これによりわずかな漁獲枠しか持たぬものにあっても市場を開き自らの製品販売が可能となる。」これにより集落を活性化する。

Joemat-Petterssonはこうした計画は各共同体があわびやイセエビの密漁など非合法活動に対して戦いを挑んだ場合のみに有効であるとし、こうした密漁による総額は南アフリカで年60億ランドに及ぶと表明。彼女は西ケープタウンの首長 Helen Zille と地区警察のトップ Gen Mzwandile Petrosに会い彼女の政策への協力を要請した。 「われわれは共同体にたいしてからえら自らの資源の保護に関心を持ち取り組むよう訴えている。また、組織的犯罪行為による密漁をわれわれに報告し協力することを要請している」

この試みは疎外されている集落(共同体)を正規の漁業に組み入れようとするものであり「こうした集落が緊急の事態にあることをわれわれが承知しているからである」ANCの漁業部門の招集者であるMaxwell Mossは大臣の貧困対策の課題を評価している。「すべての漁業権政策を見直しこの国の貧困対策を確実にするものとして大臣を発表に拍手を送りたい」
しかしながら職業漁業者協会のもっとも貧困である漁業者を代表するAndy Johnstonは漁獲枠方式が破棄されなければこの計画は失敗するという。「われわれとしては古い考えに新しい着物を着せる必要は無い。大臣は“漁獲枠システム”を見直し、共同体自体が責任を持つ方式の新しい方式を実現しようとしている」と Johnston氏は言う。「これは完璧な変革である。人々に資源を与え、彼ら自らがそれにより生計を立てようというものだ」
(写真は2009年の別記事からの密漁アワビ押収の様子)
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イカナゴ漁獲を増枠  EU当局

2010-07-18 12:23:48 | 水産・海洋
EU当局は2010年の北海及びスカゲッラク海峡におけるイカナゴ漁獲を改定した。(7月6日FUD)

1月当時のTAC許容漁獲量は20万トンがEU漁船に割り当てられていた。しかしながら最近の試験操業結果に照らし合わせて、科学者らはその数値を40万トンとすることを当局に勧告した。イカナゴ(Sandeel)は短寿命種であることから適正なTACレベルは各漁期に参入する若年魚の数によって決まる。

EUとノルウエーはイカナゴの北海資源を分け合っている。EUは北海TACの90%、36万トンを主張。さらに16.92万トンのイカナゴはスイカゲッラック海峡のEU水域で漁獲可能である。これはこの海区における長期間の総漁獲の比率に基づいたものである。
ノルウエーとの交渉においてこの数値は合意されたが、イカナゴのTACの明らかな増枠においてTACのEUシェアの中からノルウエーの漁獲量は2万トンから2.75万トンとなった。
このことの見返りとしてEU漁業者はノルウエー水域での他の魚種の漁獲が許される。またこれらとは別にファロー諸島にはEUから2500トンの枠が与えられた。
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