違法漁業活動を目撃した （２） アフリカ沖

客船の船長はそのうちの一隻の船が船舶追尾システムのスイッチを切断したことを認めた。この行為ははるか遠くの船籍国が目に見えない”貨物の洗浄”を把握できなくするためである。この事実からこれらの船舶はセネガルの法律を逃れ隣国のギニアビサウでの漁獲物の転載を行っているものとの疑惑が生まれた。この場所であれば逮捕される可能性は低くなるからだ。

ロンドンを根拠とするEJF（environmental justice foundation環境正義団体）を通じての調査によりギニアビサウでのこうした転載は違法であることの公式確認を得ることが出来た。同団体はこれらの船の国籍がパナマとロシアであることを把握した。これらの国はこうした活動を制裁する責任がある。それらの船がそれぞれの国の法律違反をしたかどうかの確認が必要である。

客船NG EXPLORERによるこの目撃は非常に重要である。とくにパナマについては先ごろ国連とEUからパナマ国籍の船舶が異父操業に従事していると指弾されている。EJF は以前にも西アフリカ沖合いで違法操業に従事する船舶はパナマ国籍であると報じている。
パナマはその検査監視管理総局を通じこのパナマ船についての公式な手続きを開始している。この手続きは裁判と同様で、公式に認識され、証拠が発表される。責任を査定し制裁も決定される。（以下省略）

記録破りの巨大マダラ ノルウエー

釣り人が得たこのマダラは103ポンド、200人前である（5月13日Telegraph）

Mr Eisele はこのマダラをベルゲンの漁業博物館に寄贈した。魚の体長は5フィート、Michael Eisele, 44歳が先月ノルウエー沖で釣り上げたもの。国際魚釣協会が認定すれば1969年米国ニューハンプシャーでの世界記録の98ポンド12オンスの上を行く世界記録となる。歴史的な記録としては200ポンドの記録がある。その当時のノルウエー海での平均魚体重は24~33ポンドであった。魚フライ連盟の会計でありランカシャーのフィッシュアンドチップス店のオーナーであるAndrew Crookによれば、この魚で200人分のフィッシュアンドチップスが出来るという。「肉がたっぷりだが普通のマダラよりも硬いのではでも食べられないことはない」という。
英国水域でのマダラの記録は1992年ウイットビーでの58ポンドである。

台湾人：フィリッピンとの紛争は終わりにしたい

Manila発：フィリッピ在住の台湾人ビジネスマンらが昨今の2国間の紛争は平和的に解決できる。この10年間続いていた良好な関係を駄目にすべきではないと金曜日発言した（5月17日CNA)

「我々はすでにこの戦いでは勝利している。これ以上(フィリッピンに)迫るべきではない。漁業協定に到達するための努力をすべきである」南フィリピン台湾協会の頭であるKevin Suがかれのフェイスブックに見解を載せている。台湾華僑審議会のコミッショナーJames Shihはフィリッピン在住である。東南アジア諸国は台湾漁民の違法行為による死亡を非難すべき。彼は取り締まり当局の要員により銃撃され殺された。

台湾漁民Hung Shih-cheng, 65歳はフィリッピン沿岸警備隊と漁業水生資源極の合同警備活動で5月9日に銃撃されたものである。現場は両国の主張が重なりあるところである。この事件により両国は外交紛争状態に突入した。台湾政府はふぃりっぽんの回答が台湾を満足させるものではないとして制裁を課した。Shihは台湾の人々が 抗議のためとして感情的で極端な対応をとらぬように促している。台湾の駐在員グループの代表のJimmy Kaoは重要なことは台湾漁民の保護であり、加えてフィリッピン人労働者の人権擁護も重要であると。彼らはいずれも現在のfン総状況に懸念を示している。

スコットランドのサバは食べても良い 英国

スコットランドの業界はアイスランドとファロー諸島に対の乱獲に対し制裁を要求している（5月16日BBC)

政治家や業界のリーダーらはスコットランド漁船によるサバ漁獲の状態をアップグレードすることについて歓迎している。MSC海洋保護協会は絶滅危惧のおそれなく時折サバを食べても問題はないと。このことはアイスランドとファローの乱獲に対する制裁要求と同時期に発表された。 MSCはそうした海外漁船によるサバを食べることは勧めていない。スコットランド表層漁協会のCEであるIan Gattは「MSCがスコットランド漁獲のサバとアイスランドやファロー漁獲のサバとの重要な区別を行ったことを喜んでいる」と。「これは我々の漁業者にとっては良いニュースだ。これにより漁業者が罰せられることはない」と。

「この新しい査定により消費者がサバを買う際の選択ができる」とし、また彼は　「スコットランドのサバやニシン漁業者らは持続性のある漁業を行っており、MSCが認証していることからも明らかである」と。（以下省略）

ケララ州で操業禁止 インド

モンスーンシーズンに行われている漁船操業禁止がさらに延長される。提案は75日間で魚の産卵に時間余裕を与えるためとされている（5月16日TFSND)

動力船部門は25年前に導入されたこの措置に反対表明しているとThe Hinduがつたえている。伝統的な部門では委員会はrinseine(環ついているまき網）を使用している船に対し4月から5月の産卵時期の60日間禁漁を平仄漁産卵資源保護のために提案。脂のある魚種のマイワシ、サバ、カタクチイワシなどはこの州の年間漁獲の7割を占めている。25年間の漁業データから禁漁の前とあとについての解析結果からは”禁止措置の水揚げと価格に関るメリット”は導入されて9年後にはじめて効果が出るという。動力漁船の対象とする資源の水揚量や金額は2000年以降減少している。

石油生産で漁獲が減少 ガーナ

西部の沿岸集落の漁民らは石油探査とその生産による不の影響としての漁獲減少に苦情を申し立てている（5月15日GhanaWeb)

Jubilees石油ガス田とJomoro地区の集落の漁業活動とが絡み合っている。ガーナの採掘事業についてSENDレポートによればJomo地区の中心であるHalf AsiniのEnosie集落の魚商人は生計のための些細な取引と農業に頼っていて魚の販以外には生計の道がないという。

ささやかな商売には氷水や雑貨の販売が代替となる商売としてこの地区の魚売りたちのか加工業者の間ではやっているという。この状況は先細りの漁獲に起因している。報告としての”我々の金、取り分、言い分”は採掘産業の視点はその透明性や説明責任を査定されるとともに、資本はTarkwa市議会による公共資源であると。
漁業農業省と漁業委員会は西部地区における石油ガス開発による沿岸集落の漁家生計における間接的損失を救済する政策を採るべきと勧告している。 （以下省略）

許可証条件を無視した台湾イカ釣り漁船に重い罰金 フォークランド

フォークランドの治安判事裁判所は台湾の会社と漁船Hua Sheng 626の船長に数々の漁業犯罪を犯したとして重い罰金を課した。（5月15日MP)

Zhen Man Fishery Company（振文漁業公司）と漁船Hua Sheng 626船長の, Hsiung Wu Shengnoの2者は終漁の報告をしなかったことが2件、フォークランド水域から出る72時間以前に漁業局に対して、その通告をしなかったこと2件で有罪を認めた。

裁判は非公開で行われたが、フォークランドのイカ釣り漁業許可を有する本船Hua Sheng の動向は3月31日から4月7日まで搭載しているVMSシステムにより漁業局に把握されたいた。「7昼夜以上にわたりフォークランド水域を去り次の朝に戻るまでの間の動向は記録されていた。ある夜には本船はフォークランド水域の14海里外側にいた」漁業局は数次にわたり、本船が隣国水域に入ろうとしていることを警告していた。その違反について尋問すると船長は本船の許可証の条件を知っていたし、同局から警告を受けたことも理解していた。船長Hsiung Wu Shengは 故意に警告を無視したことや意図的にフォークランド水域を出たことを認めた。会社と船長の代理であるMark NeevesはMr Wu Sheng船長は熟練漁業者であるが,彼は本能に従ってイカ群れを追って行動したことが誤りであったと。

先任治安判事Carl Gumsleyは,船長が許可証の条件を十分い認識していたことには満足したがそれを無視することを選択したものであると。会社は総額4.4万ポンド、船長には1500ポンドの罰金を命じた。また会社に対してはライセンス違反で漁獲したイカ104トンの没収を命じた。

写真：許可証交付のために入港した際の 本船

航空会社がフカヒレ貨物の扱いで偽善と非難を受けた

フィージーの国営航空会社Air Pacificは香港向けのフカヒレ貨物の扱いで保護に反する偽善を行っていると保護主義者らから非難を受けている（5月15日SCMP)

香港のカップルCloudy と Stephenがフカヒレのない披露宴を昨年12月に行ったことで彼らはサメの保護に好ましいとしてフィージーへのハネムーンをAir Paific 地から無料招待された.
このカップルは香港のサメ基金の”サメを愛する幸せな心”が フカヒレを避けることの事例として新婚を対象にコンペをおこなったもので、枯渇するサメ資源の保護を目的にしたものでらう。このコンペのスポンサー Air Pacific社は6月にAir Fijiと改称する予定であるが、週2回の香港直行便により優勝者に航空券をプレゼントするとしていたもの。その結果彼女が受賞し、Cloudyは「我々は愛を信じ、自然と人間とのバランスを信じる。毎年のこの催事で人々を感化することが出来ること望むk」と話していた。支援が出来ることを誇りにしているる。

一方Air Pacific社はウエブサイトで「”サメを愛する幸せな心”の支援が出来ることを誇りにしている,理由はサメにかかわる観光はフィージーにとって重要な収入源である。フィージー人は長い間サメを大事にしている」と述べている。 「我々の祖先はサメを神としてあがめ、集落の災害からの安全をサメに祈り、餌を与え漁獲することはしなかった。今もなをこの伝統は地元の集落では続いていて、餌を与えるダイバーが観光客とともに潜り、美しいサメを体験している」と。

Cloudy とStephenのフィージーへのハネムーンから5ヵ月後、ところがAir Pacific社は環境団体連合から旅客機でフカヒレを香港に運んでいるという非難のお署名入りの書面を受けた。この書面には78人の署名者がいて、その中にはアニマルアジアの創設者のJill Robinsonたオスカー賞受賞のドキュメンタリー映画The Cove の Ric O'Barryも含まれていた, 彼等は”かなりの量の”フカヒレが2012年AIR Pacific 社によって香港に輸入されていると非難した。

環境保護グループは正しく、まったくの皮肉なことだが、 CloudyとStephenは図らずもフカヒレの貨物の上に乗ってハネームーンから帰国したことになる。フカヒレ貿易でのAir Pacific の役割が交通及び住宅担当大臣のCheung Bing-leungのエアバスA330-200の香港就航披露での発言で明らかになったのだ。Cheungは「2009年にはわずか45トンの貨物が香港とフィー時のアイダで輸送されただけだが、昨年意はこれが1,000との近くにまで増加した。「この緊密な航空ルートにより香港人はさまざまな南太平洋やフィージーの水産物を楽しむことが出来る」と発言した。

香港サメ基金の役員Alex Hoffordは, フィージー香港間の航空貨物量がわずか3年で20倍に飛躍した「フィージーから香港に飛来するものはパイナップルやエレクロロニクスではないことは確かだ」と。彼の疑いは検証された。Air Pacific のパイロットの家族が語ったところでは、新しいエアバスは”偽装貨物機だ”、エアバスは太平洋の島嶼から運ばれフィージーを貿易のハブとして利用していると。クック諸島やバヌアツで漁獲されたフカヒレはフィージーに送られた上でAir Pacific の便で香港に送られる。その多くが中国本土の市場で販売されるとHofford は信じている。

「もしAir Pavificに登場したら座席が空なのでこれでは儲けがない十もうだろう。しかし、貨物を満載している」と彼はいう。「乗客が少なくとも貨物で稼ぐことが出来る」という。フカヒレ採取反対ロビー活動により、Hoffordは環境グループのフカヒレ非難の圧力を受けたキャセイパシフィックのおこぼれを受け2011年では650トンを扱ったのではないかとHoffrd は見ている。」(以下省略）

ガザでの美食 パレスチナ

ベツレヘムにあるアイダ難民キャンプの”殉教者のコーナー”の台所、ウエストバンクでもっとも厳しい場所でIslam Abu Aoudaは柔らかいパン生地の準備をしている。そしてきざんだホウレンソウ、 スーマクとレモンなどを包み込みオーブンで焼く。よだれの出るこの包みはKrassと呼ばれる。自分は4個食べたが本当は14個欲しかった。（5月14日Guardian)

そこから50マイルほどの処、ガザ市のその場しのぎの台所ではReem Daloulが パン生地をこねている。光は小窓からさすだけ、 この飛び地では8時間停電がある。この生地はza'atar と呼ばれるスパイスミックスや塩気の強いチーズ、唐辛子などをつめて小さな葉巻型や馬蹄型のペストリーとなる。

このふたりのパレスチナ女性はフェンスや検問所を介して隔てられている。然し伝統食を愛することでは共通で、これにより与えられた環境は改善される。Islamの子供は6人13歳の体の不自由な男の子もいる。彼女は女性の集団の一部だ。ほとんどの母親が体の不自由な子を抱えている。Reemは女性組合のZeitunキッチンに働き結婚式や家族パーテイのケータリングを行う。パレスチナ料理の伝統的な味やその香りはどこの家庭でもその心臓部である、そこでは生きいきとした料理が新鮮な中身、ハーブスパイスア、オリーブオイルから作られる。異邦人にとってはこの料理を見つけることは難しい。レストランや通りの出店には主要な焼いた肉、サラダ、ファラフェルやフムスが並ぶが、本当のパレスチナ料理は家庭にある。（以下省略）

テキサス沖連邦水域でエビ操業を禁止 米国

テキサス沖合い9から200浬までの水域を地方時間の日没から30分後はエビとロールの操業が禁止となった。この実施は5月23日からとなる（5月13日TFSND)

テキサス沖の連邦水域は海図に表示されているが、漁業者らはテキサスとルイジアナの間の連邦水域ではいかなる方法も用いることが出来ない。エビ漁の禁止はテキサス沖で毎年行われるもので、ブラウンシュリンプを大きく成長させ、より価値のあるものとするためで、小さすぎて結局は捨てられるエビの無駄をなくすことが狙いである。

テキサスにおける漁場閉鎖は90～90日間。禁止と解禁時期はテキサス公園や静止物局TPWDの生物調査の結果決められる。この標本調査は閉鎖決定に用いられる。テキサス湾と河口のブラウンシュリンプは平均体長90mmにまで成長する。

”魚温度計”が気候変動の影響を示した

気候変動による招来の海面上昇の脅威について多くの議論がなされる中、ブリテッシュコロンビア大学の科学者らは地球規模の温暖化が世界の海洋と漁業に40年以上影響を与えているという。（5月15日VOANEWS)

彼らは魚やそのほかの海洋生物について既知の温度範囲を利用、これらを温度計として利用したもので、魚の回遊が赤道域から寒冷域や深い場所へと変化しているという。研究者らは世界の漁業データの1970年から2006年までを分析、漁獲量は温暖水域の魚が優勢を占めていることを突き止めた。この研究の主著者のWilliam Cheungは米国北東沿岸の漁船は熱帯に近い場所の魚種が新種として現れているという。「熱帯域では気候変動の意味は魚種が減り、漁獲が減少。これは食にとって深刻な影響を及ぼす」という。この研究は今月のNature誌に掲載されている。

水中ロボットでチョウザメを探す 米国

大西洋チョウザメは世界最古の魚のうちのひとつで、年齢60歳に達する魚である。体長は4.6m、体重360kgにもなる（5月7日GIZMAG)

この魚は絶滅危惧種であるが、その理由はキャビアのための過去の乱獲にある。チョウザメの残っている資源を保護するために、漁業者が混獲することなどの事故の発生を防ぐことが必要である。このためデラウエア大学及びデラウエア州立大学の研究者らは人工衛星とOTISとよばれる水中ロボットの利用に取り組んでいる。

昨年科学者らは大西洋中部で標識をつけたチョウザメの回遊ルートの追跡を行った。最近の研究では研究者らは衛星から得たデータとそれらの場所での水温、クロロフィルのレベルの相互参照を行っている。それによりパターンが浮かび上がった。チョウザメはこうしたファクターが多く彼らの好む海水のポケットに移動しているようである。チョウザメにとって望ましい水温やクロロフィルのレベルの識別が期待されている。これにより漁業者がそうした水域から一次的に退出することが可能となる。（以下省略）

HMS PROTECTORがポーツマスに帰港した 英国

英国海軍氷海警備艦HMS　PROTECTORが氷の大陸での9ヶ月間の就役を終えてPortsmouthに帰港した（5月11日MP)

英国の南極の領土サウスジョージア、サウスサンドウイッチなどで豪州の夏場に活動をしていたもの。 本船は英国が主導する多国籍機南極条約監査チームに対しての直接的支援を行うとともに、英国南極調査の科学者の上陸と交替についても支援した。本船はまた、環境や保護活動についても支援した。この活動には常時訪問者のある場所の訪問者ガイドラインの更新を行う国際チームの支援や南極半島の調査が不十分な水域の調査も行った。

HMS Protectorの司令官であるCaptain Rhett Hatcherは「かくも繁忙で多様なプログラムを南極への2度目の就航で完了したことは今後長い間本船とその仲間の有意義な仕事としてのこるものである」と。またこの活動の間にノルウエーのクルーズ客船の氷からの脱出にも加わった。さらに76年前に埋葬されたシャックルトン卿の石も持ち帰った。去る1月ノルウエー客船MS FRAMが氷に閉じ込められた際に厚い氷を砕氷した。

怒った漁民は国旗を燃やした 台湾

怒った漁民らが台北のフィリッピン代表部の前で、フィリッピン国旗を燃やした。フィリッピン沿岸警備隊による台湾漁船員の銃撃に抗議してのもの（5月14日上海日報）

黄色い鉢巻をした数百人の漁民らは「正義が行なわれなければならない」　「殺人者に懲罰を」と鶏卵を投げつけ、木曜日に銃撃で殺され漁民Hung Shih-cheng, 65歳のしについての謝罪を求めた。台湾総統の馬英九は本日までに事件に対する陳謝と志望者の家族に対する補償をお行うようフィリッピンに求めた。フィリッピンがこれを拒否するならば台湾のフィリッピンの代表部に対し帰還を命令し、台湾でのフィリッピン人の労働許可を取り消すと。この事態鎮圧のために75人の警察官が出動した。
台湾にはおよそ87,000人のフィリピン人労働者が雇用されている。

フィリッピンの大統領府副報道官のAbigail Valte は日曜日、台湾にあるマニラ経済文化事務局が陳謝と遺族に対し哀悼の意を伝えたと語った。しかし、台湾は満足の出来る対応ではないという。「彼等がこした対応を続けるならばそれなりの代償を払うことになるだろう」と馬総統のオフィスは表明している。

獲れるかどうかは判らない網 フィリッピン漁民 （3）

‘hasa-hasa’ (短躯のサバ)や‘galunggong’ (ムロアジ)は地元の食生活に不可欠な魚だ。フィリッピン人は平均で毎日98.6グラムの魚を消費している。塩をして揚げたりして米や野菜とともに食す。魚はここでは主食である、しかし漁民の生活は予測のつかないものである。

「我々は海に出るのには金を使う、でも網を入れてｍ確実に魚が獲れるかどうかは判らない。特に資源が枯渇した場所ではなをさらだ」とRosalesはいう。漁民らは今、乱獲した地域での資源回復を要求している、魚が少なければ収入が少ないからだ。しかし地元のNGOである”漁業再興”の役員Dennis Calvanは乱獲は氷山の一角に過ぎないという。「魚の棲家であるサンゴ礁、マングローブ、海草などはすでに危機的な状態にある」とIPSに語った。”漁業を今救おうネットワーク”によればサンゴ礁の70%が劣化した状態にあるという。45万ヘクタールのマングローブの3分の一しか残っていない。また過去50年間で海草はその半分を失うかあるいは極度に劣化しているという。

福祉部門との対話の中でCalvanと漁民らは政府に対して貧困緩和プログラムを求めた。特に貧困の最貧層を対象にし、フィリッピンの海の”復活のためのロードマップ”を求めた。Calvan によればロードマップは”漁業者の収入をいかに改善するか、重要な魚種の住処の復活、サンゴ礁にゃマングローブの保護などを含むべき」という。(以下省略）