memories on the sea 海の記録

海、船、港、魚、人々、食・・・などなんでもありを前提に、想い出すこと思いつくこと自由に載せます。

マッコウクジラ4頭が座礁  中国

2012-03-26 00:02:12 | 亜細亜海道
マッコウクジラ4頭が座礁した。国境警備隊員が中国江蘇省塩城市の海岸に座礁したマッコウクジラに水分を保つために水をかけている。長さ20m重量およそ30トンの巨大なマッコウクジラが海岸で発見された(3月17日新華社通信)

EU提案の投棄魚禁止:95%の魚種を無視と

2012-03-26 00:01:23 | 水産・海洋
来週月曜日の3月19日EUメンバー27か国の漁業担当大臣がブラッセルに集まりEU共通漁業政策の改定、とくにEU漁業委員会が提示した投棄魚禁止について討議する(3月16日FUD)

魚の投棄は欲しくない漁獲についていて倫理的および環境問題を引き起こすことからオセアナOSEANAはこの禁止措置を強く支持するとともに、技術的な対応により不要な魚をへらし、すべての魚を陸に持ち帰ることを義務つけるべきとしている。これが資源の無駄削減につながる。
長年にわたる政策により欧州では選択的漁具業の改善を行うものの投棄は依然欧州漁獲の13%に相当する。つまり年間130万トンの魚が投棄され死んでいるとOCEANAはいう。

ところが、最近委員会により提案された投棄禁止策は商業漁獲対象種の僅かを対象にしたに過ぎない(およそ5%)。OCEANAはメンバー諸国に対しすべての商業魚種日広げて適用するよう求めている。漁船が対応できるように具体的かつ斬新的な実行を求めている。
「魚資源の健全性を損なう行為は無だかつ恥ずべき行為である、生態系の均衡を崩し欧州漁業の将来を危険にさらすもの」と欧州OCEANAの科学理事のRicardo Aguilarはいう。「全量水揚げの義務つけにより実態を変えより選択的な漁法も生まれることになる」

しかしながら、選択性の改善のための技法の設計や陸揚げの義務付けによる魚についてどうするのかなど、いらない魚の商品化も課題となる。OCEANAはいらない魚の販売についてはメンバー国の漁業当局による基金に戻すことにし、投棄をしなかった漁業セクターには間接的な報償を与えてはどうか、また魚資源評価のための科学的助言のコスト対応に充てること、さらに選択性のある漁具の改良研究支援に充てる、などおいろいろ考えられると。
現在の漁業委員会による改革案はメンバー諸国で検討されまた欧州議会の承認を得たうえで最終案は2013年になる見込み。

漁船員が負傷

2012-03-26 00:00:22 | 水産・海洋
アメリカン・サモアを基地とする米国まき網漁船で4人の船員が負傷、治療のためホノルルに搬送されたと米国沿岸警備隊が伝えた(2月16日SamoaNews)

マリアナのバラエテイ紙によれば事故は月曜日に発生、漁船はCape Ferratで西部大平洋で操業していた。負傷者らは3日後にハワイに搬送された。沿岸警備隊のCaskey氏が Samoa Newsに昨日伝えたところでは船の後部に長大な網を引き揚げるためのブーム(桁)が壊れ落下したことが原因。この漁船は米国籍で Tri Marine International社の持ち船である。負傷者の国籍や負傷の程度は不明という。
「沿岸警備隊は事故原因を調査する」という。マリアナ・バラエテイ紙はブームが損傷したものという。米国人船長のJohn Cabralは乗組員の一人は足首に重傷、また別のクルーは骨折、緊急処置が必要になったという。をらは, この新聞は負傷者はベトナム人、トンガ人、コロンビア人、フィリッピン人であると。

>>自分も南太平洋で同じ事故に遭遇したことがある。ブームを吊るトッピングワイヤーがきれてあの長大なブームが落下してきた。自分は左舷側のブルーワークのところに逃げ、もう少しで海に落ちるところであった。吊っていたワイヤーが目の前に落下したが、負傷はまぬかれた。

錨をあげたらマンタが揚がってきた

2012-03-25 00:02:23 | 水産・海洋
何が揚がった!?南大西洋の海上油田の作業船が遭遇したものは(3月16日NY DailyNews)

作業者らは写真を撮りNairaland.comに投稿。それは巨大なマンタMantaだった。マンタは作業船の錨にからんで上がってきた。この魚はその後5,000ナイジェリア・ナイラス(およそ31ドル)で漁民に売られた。翼のような胸鰭の幅は7m、重さは2900ポンド(約1.3トン)であった。

違法操業による略奪と歪    西アフリカ

2012-03-25 00:01:22 | 水産・海洋
地元生活者への脅威が海賊の発生をもたらす。違法操業による損失は数百万ドルにおよび中国、韓国、欧州漁船がその主な犯人である(3月15日REUTERS)

FREETOWN/DAKAR発:最近シエラレオナ沖合の海賊漁業の取り締まりのミッションが行われた。漁業保護ユニットの6人が乗ったレンタルのモーターボートが燃料切れで漂流してしまったことに気が付いた。「我々は水と食料を配分した」と Victor Kargboはいう。長距離は届かない無線で助けを求め、その場しのぎのターポリンの帆をにわかつくりで備えた。一日分の食料と水が残っていて、彼らは最悪の事態を恐れていた。「仮にミッション活動の途中で死ぬことがあっても、国のために働く」とKargbo.

彼らの試練は国連のヘリが2日後に発見したことで終わった。貧しい西アフリカ諸国が直面しているのは彼らの沖合でのIUU漁業から水域を守ることであることが強調される。西アフリカは世界でも最も豊かなタイ類、ハタ類、マイワシ、サバ、エビ類の漁場として認識されているが、毎年15億ドルもの損害が保護海域での無許可操業船によってもたらされている。

広がる汚職や法執行のための資源不足は巨大な外国漁船の海域侵入をもたらしている。海岸に近い水域は地元漁師の独占水域であるにもかかわらず、外国漁船は網を引き何百万人もの地元民の生計を脅かしている。専門家らは毎年の略奪が西アフリカの不安定を深め、集落の人々を海上での犯罪に仕向けているという。これは90年代にソマリアでの違法操業が地元民を海賊行為にかりてたのと同じだという。今やこうした犯罪行為は毎年数十億ドルのものとなっている。

「西アフリカでの違法操業は制御不能」と国連FAOの漁業計画担当先任官のDavid Doulmanはいう。海賊の活動、とくにギニア湾周辺では活動が盛んでより暴力化してきている。これが西側市場への石油、鉱物資源、農産物などの海上輸送の脅威となっている。地元漁民らが沿岸都市の沖合で船舶のハイジャックや海上での略奪を行っているという明確な証拠はないが、彼らの生計の苦しさが彼らをこうした行為に走らせている。「それを心配することは妥当だ」とDoulmanはいう。

英国の環境法律団体EFJ(Environmental Justice Foundation)は西アフリカ沖合での違法操業の犯人は中国、韓国、欧州などの船籍のものによるという。EJF は西アフリカ由来の魚はロンドンの市場のスタンドでも見られる、箱には「CNFCのロゴがありこれは中国国営会社を意味し、多くのIUU漁船を所有している」EUはその問題に取り組んでいるという。あるEU当局者は違法操業を抑制するとともにEU圏内におけるそうした違法漁獲物の販売を証明書や違反者のブラックリストにより取り締まるものである。中国農業部は漁業も管轄しているが、コメントの求めには応えようとはしなかった。

<沖合は冷凍運搬船、陸側はカヌー>
皮肉なねじれではあるが、シエラレオネのKargboと同僚たちは以前に違法操業の疑いで拘束したことのある漁船Marampa 803によって救助された。61m長さのこの船にKargboらのチームは乗り込んだことがある。これは地元のSierra Fishing Company (SFC)社が所有する船舶のうちの一つで、運航はカナリ―諸島に登録されているTaerim Ltd(韓国・大林社)行っている。民間会社のManoCapによればSFCの株式の40%所有しているという。

「我々は漁船の活動の管理のために時間を費やすことないよう外注することを決めた」とManoCapの創設者のTom Cairnesはいい、Marampa803の管理も変更するという。シエラレオネのパトロールはこの船を今までに2度地元民の水域で発見している。違法操業漁船は岸に近い水域で操業する事が多く、ラウンドリングし由来を隠す目的で漁獲物を沖合で転載する。これらは欧州や中国の船籍で冷凍運搬船"reefers"と呼ばれる。
西アフリカにおける非合法な漁獲は世界の資源に歪を与える地球規模の問題である。米国とEUは違法操業による水揚げは世界全体で230億ドルにのぼるという。しかし西アフリカ沖の海が示すものは特例である。ここでは地区全体の漁獲の37%を違法操業が占めていると研究者はいい、この結果破滅の危機をもたらすという。警備艇を購う、あるいは燃料調達のための資金にこと欠く不自由な西アフリカ諸国は違法船団の取り締まりに努めている。「結局いつの日にか、我々地元漁民は多くの苦しみを背負い込むことになる」とシエラレオナのJohn Obey beachのPhilip Gabbidon 32歳はいう。そこには彩鮮やかにペンキを塗ったカヌーが砂浜に引き上げられていて女性が籐の籠に魚を入れている。
また、この地区での違法操業の形態は単一の漁業許可を多目的漁船や細かい目合いの網を用いることである。規制よりも細か網を使えば小型の魚まで獲り尽くしてしまう。ときおり地元漁民も違法操業の企業となる。異邦人が彼らのカヌーを雇い岸に近い操業禁止区域で、疑われることなく漁をするのである。

セネガルの首都ダカールの外側の崖の並ぶ浜のOuakamでMamadou Seck は pirogue(これは地元の木材で作った手製のカヌーである)で休んでいる、韓国漁船で数か月働いた後のことだ。大型の数隻のpirouguesがセネガル北部の港のSt. Louisから沖に向かい,海上の韓国船籍の漁船に拾い上げられたのち、遠くはガボンや赤道海域まで数千キロの航海を行う。「我々は朝には本船から吊り下げられたカヌー(pirogue)で漁をし、夕方本船に戻り獲れた魚を売るが値引きされる」と彼はいう。またpirogueはしばしばハタ類を岸近くで獲るという。「大変な仕事だが金にはなる。今がもっと大変になったのは魚が少ないせいだ」

<地元当局の格闘>
シエラレオネと同様、リベリアやアイボリーコーストなどの地域国家もまた当局者が海賊漁業と呼ぶ相手との戦いに負けている。ギニアだけで毎年およそ1億ドルの損失があるとEJFはいう。

アイボリーコーストでは当局は2007年以降で違法操業船の4隻を拘束したに過ぎない、しかし漁民らは毎日のように外国船が侵入するという。拘束した漁船はその船主が罰金を支払うまで港に留め置かれる。「海に出れば中国漁船がその航跡に沿ってすべてを奪ってゆくのがみられる」と地元漁師のBalima Hyacinthe 29歳はいう。彼は主とアビジャンの外周に住んでいる。アイボリーコーストは2011年位その内乱から立ち直ったが毎年およそ5万トンの魚を略奪されていると漁業大臣 Kobenan Kouassi Adjoumanilが Reuters通信に語った。この国はフランスの宇宙産業漁企業のThales SAに相談,領海監視を衛星で行うことを検討、さらに不審船の阻止を高速船で行うことも考えている。 「大きな問題は警備水域に行くための手段である」とFAOのDoulmanはいう。

「またここでは非常に古臭い漁業法令しかない。だから仮に捕まっても100ドルも払えば釈放される。さらに3番目にはこの地区の風土病の問題もあるという。

<現金の賄賂>
疑わしい船が地元の警備艇に阻止されると、その船長や乗組員らが西アフリカの兵士や漁業係官に見逃すように賄賂を提案するという。「彼らは現金を払うのが一般的で、操業を続ける」とギニアの匿名の軍人はいう。こうした賄賂はおおよそ数千ドルであるという。シエラレオネも同様の問題を抱えている。

「確かに過去には賄賂も行われていた」とシエラレオネの漁業大臣Kabiaはいう。しかし違法操業に対する立場を強化しているという。西アフリカの漁業部門は直接、間接地区の雇用の4分の一を担っているとFAOはいう。モーリタニアから南アにかけての沿岸集落の生計の劣化は甚大な影響を貧困と雇用に悩む地域経済に与えている。西アフリカは南米の覚せい剤の欧州向けの積み替え地であり。密輸者らは地元のボートや漁民を雇い麻薬貨物を警戒の手薄なマングローブに囲まれた水路や島で積み下ろしている。
「問題は漁業が困難になると人々が金を稼ぐ安直な方法に手を染めることだ。海賊や麻薬密輸などがそれにあたる」とWWFの西アフリカ漁業計画担当のIbrahima Niamadioはいう


漁業には新しいアプローチが必要

2012-03-24 12:20:24 | 東北地震津浪災害 3.11
巨大地震と津波が東北を襲ってから1年、宮城県および岩手県ではワカメの収穫が始まった。しかし3月11日の災害は太平洋沿岸に深い傷跡を残した(3月16日Japan times)

中央と地方政府と漁業界はこの地区の漁業再生には新しい考えによるアプローチが必要である。農林水産省によれば3月11日の災害は日本の農林業、漁業に2兆3400億円の被害をもたらした、その額は1995年の神戸地震の26倍に相当する。

このうちの90%が岩手県、宮城県、福島県で発生。昨年12月時点でのこの3県の漁獲は前年の半分になっている。
3月11日の災害は東北の太平洋沿岸に甚大な被害をもたらしたが、この国の漁業に与える長期的な影響に注意を払うことが必要である。漁獲量は1984年には1280万とであったものが2009年には547万トンまで落ち込んでいる。沿岸漁民の年間収入は251万円と低下した。

総漁獲量の低下は乱獲に起因するものである、これが日本漁業の最も深刻な問題である。これが高まった時点で日本は個別漁獲枠(IQ)方式を導入した。これはっ各海域における魚種ごとの漁獲枠を定めたものである。日本はこのIQ方式についてノルウエー、アイスランド、韓国、NZなどから学んだ。

現在漁業協同組合は漁業権、魚市場、漁獲物加工場、漁具の購入調達などを管理している。この地域独占によりコスト上昇を抑えるとともに、消費者に対して彼らの製品の魅力ある特徴を訴える努力もしている。日本の漁業協同組合の7割は赤字である。漁業協同組合の改革は不可欠である、よって彼らは漁業資源の保護によって漁民と消費者の双方の利益を推進すべきである。日本の魚類の複雑な流通システムが漁民の利益を搾り取っている。よって彼らは新しい竜津ルートを確立することで消費者により近づき利益を揚げるべきである。


網を投棄、その網で足がついた漁民   NZ

2012-03-24 12:19:59 | 水産・海洋
網を投棄、その網で足がついた漁民   NZ

タイがからんだままの5トンの網を投棄した漁民が網についた名札で足がついた(3月15日nzherald)

北島のKelly Scoles 24歳は昨年Hauraki湾に大量に魚を投棄したことで25,000豪ドルの罰金刑をうけた。
事実を要約すると、昨年12月13日、船長であるScolesと乗組員は手繰り網Danish SeineでKawau島の南東でマトウダイの漁を行った。二人は Scoles漁業会社の所属であるが、会社は現在清算中である。 午前8時ころ二人は表層で網を引いたがあまり価値のないタイ類しかなかった。このタイはよく混獲されるが金にはならない。

そこでScolesは網を切り離し船は港へと戻ってしまった。 網は波によりおよそ3KM 流されたという。そこを通りかかったタグボートの船長が網を発見報告した。海軍と空軍が網の回収に出動し、網を漁業省MAFには "Gavin Scoles Seine Net"と名札がついていてScoles漁業会社のものと判明した。網は法的検査に回され、故意にナイフにより切断されたことが判明した。彼の弁護の中でScolesは何かが網に入ったと外れて失ったものだと主張。また彼は網の中には魚はいなかったと発言したと記録にはある。

漁業法によれば漁業者が枠を超えた量のタイの入網を認めた場合トン単位で支払いをする必要がある。誰であろうと法的なサイズの魚を投棄した場合最大25万豪ドルまでの罰金ないしは共同体ベースで刑を受ける。Scolesは2.5万豪ドルの罰金を命じられるとともに当日使用した漁船Diana は没収され現在はMAFの所有となっている。MAFの北部地区マネジャーの Greg Keysは罰金は大きな出費であり、これをもって他の漁業者に対し魚の投棄を考える機会としたいと。

イタリア船ENRICA LEXIEは出港許可されない   インド

2012-03-24 12:19:29 | 海事
KOCHI発:ケララ州政府はケララ高等裁判所が沖合に停泊しているEnrica Lexie, の出港は許可しないとしたことを発表(3月16日IANS)

イタリア海兵Latorre Massimillano とSalvatore Gironeは2月15日海賊と誤認してインド漁民 Ajesh Binki (25)と Gelastine (45)の二人を銃撃殺害した。この二人は2月20日逮捕されたが先週月曜日中央刑務所に収監された。 審理は依然裁判所でおこなわれており、証拠隠滅の恐れがあるため本船の出港は許されないと。
ケララ警察は銃撃に用いられた銃器を押収、弾道の調査も行われている。裁判所は次回の心理を3月21日に行う予定。 イタリア外務省次官Staffan de Mistura を含む代表団が水曜日ニューデリーに向け出発した。


5000頭の家畜の半数を失う    ブラジルの家畜運搬船

2012-03-23 00:03:14 | 海事

エジプトに向かっていたブラジル船主の家畜運搬船で5000頭のうちの家畜が死ぬとういう動物福祉上の問題が発生し、業界に禁止を求める声がここ2週間で起こっている(3月14日MP)

家畜運搬船MV Gracia Del Marはいくつかの港で入港を断られたもの。Animals Australia(AA)はこの事件を家畜輸出業界でここ数年になかった最悪の洗浄災害であると評している。動物の権利を守るグループは豪州業界とともに政府に対し家畜の生存のために緊急支援を行うことを懇願した。

月曜日AAのキャンペーン担当役員のLyn White は本船は先週末当初の陸揚げ地であるエジプトを含むいくつかの港への入港を拒否されたため依然投錨していることに懸念を表明した。AA は当局が残るおよそ2000頭について“アフリカの角”にあたるエリトリアの近くで小型の船に乗せ換えることを計画しているが、これは妥当な方法ではない。動物福祉の面では直接陸揚げすべきだと求めている。

AA は積荷である船上の家畜の拒否は、エジプトが動物の健康に関する国際機構(OIE)による義務に違反しているためで、豪州からの動物の船積を将来も同じように拒否するかもしれないという。AAの報道担当は豪州もそのメンバーであるが、OIEの義務のもと諸国はいかなる動物の危害に対しても援助を与えねばならないという。「これは国際的な合意であり、なぜ覚書(まだ法的には締結されてはいないが)を順守しないのか疑問だ。彼らは国際間の合意を反故にしている」とMs Whiteはいう。

AA は国際的なグループとともに残る2000頭の家畜の避難場所を見つけようと動いているという。Ms Whiteは最近家畜運搬用に改造されたMV Gracia Del Marには換気の問題があり、これにより半数以上の家畜が死亡した。本船が南米を数週間前に出港しエジプトに向かったが、すでに一週間以上航海で錨を入れている。「これこそ動物福祉の上での災害である」と彼女はいい、「もし残りの家畜を上陸させることができなければ海の上でのぞっとするような死を迎えることになる」「我々はエジプトの当局に対し残る家畜を当初の目的地であるAl Sohknaで受け入れるよう要請している」Ms Whiteは家畜を海上輸送することには固有のリスクがある。9年前には5000頭の豪州産の羊が様々な国で受け入れ拒否されたことで死んだことがあると。

エリザベス女王の60年記念祭に質素な木造漁船が   英国

2012-03-23 00:02:37 | 我愛船艇
質素な木造漁船は汚れた赤い色の帆を備えエンジンはなく、近代設備や豪華なものは何もない(3月14日FUD)

スコットランドの北部の小村の簡素なボートがエリザベス女王戴冠60年記念祭に招かれ海事コミュニテイの中で波を起こしている。このボートは18世紀のニシン漁船のレプリカであるが来る6月3日にテームズ河で行われるページェントに船団の一員として女王陛下と皇族の前に現れることになる。

当日はこの船は数千隻の作業船、豪華艇、プレジャーボートなどとともにその日を過ごすことになるがこの規模は近代で最大のものとなる。情熱的な愛好家の乗組みがロンドンの中心で乗艇することになる。
Alex Slater はこのボートが人々に対する影響を持っていることを知っている。彼は14年前に友人のSinclair Youngの協力でこのボートを建造した。18か月の建造期間を経てボートはObair-Na-Ghoal と命名された。このスコットランドゲール語を翻訳すると“愛の労働”となる。(中略)

「この仕事はSailing Drifterと呼ばれる表題の本からGratitude号 BCK252の設計や図面を見出し始まった。このボートはscaffieで、dipping lug sailを持ったニシン漁船であった。このタイプの船はスコットランドでもっとも多く使われていたタイプである。しかし自分はクリンカー針の船を造ったことはなかった。素晴らしい体験だった」原型であるGratitudeは1896年PortknockieのGeorge Innesで建造され沿岸漁業に従事した。

Obair-Na-Ghaol はGratitudeの完全な復元で長さ25フィート、幅9フィート喫水3フィートである。Gratitudeの設計の特徴はくぼんだ床面と’そのビルジ部にある。甲板を有しているが、レプリカが浸水した当時の政府による規則のためである。(以下省略)

沿岸近くを航行する外国船に警告  インド

2012-03-22 00:02:31 | 海事
インド海事当局の高官がインド沿岸い接近して航行するすべての外国船舶に対して十分に注意して航行するように警告したと東京が火曜日発表した。(3月13日IANS)

3月7日付けの公告で海運総局 (DGS)は、ここ最近インド西海岸に接近して航行する国際船舶が増えている、遠洋での海賊の脅威を避けてアラビア海に向かうためという。これにより無意識のうちに領海を犯したり数千の漁具に損害を与えることが増加、こうしたものはインド沿岸から50浬までに及んでいるという。

インド沿岸ではおよそ30万隻の漁船が操業している。彼らは商船が彼らの網や漁具に危害を与えそうになったことを知ると、警告を発しその船に向かい漁具の損害防止のために注意を引こうとするとDGS次長のCapt. Harish Khatri はいう。不幸にもこうした行為が海賊の船と見誤られ潔白な漁民に事件を引き起こしたとKhatriはいう。
つい最近、イタリアの商船Enrica Lexieがケララ州のAlappuzha沖で漁民を銃撃2人を死亡させた。「本船の保安要員が漁民を海賊と思い込んだもの」とKhatri はいう。また別の事件ではスリランカ沿岸でインド漁民に対し警告発射が行われた後、商船と漁船が衝突、3人の死招いた。

こうした事件は商船が高度危険海域を避けてインド沿岸い極めて接近して航行するためである。距岸12海里ぎりぎりで海賊の攻撃を避けようとしている。これにより商船は漁船と遭遇することになるとDGSは指摘している。Khatriは50浬まで接近して航行する商船はインド西海岸には漁船が多いことを認識し十分な注意をするよう、また海賊と漁船を見誤ることがないよう勧告している。また不審船舶を発見した場合はインド海軍や海事局への連絡を求めている。Khatriはインドの海軍、沿岸警備隊、そのた関係当局はインドのEEZ内あるいはインドから距岸200浬内のいかなる海賊事案にも対応しているという。


船舶航行安全の呼びかけ  EU

2012-03-22 00:01:34 | 海事

EUは二人のイタリア人海兵が収監されたことでイタリアとインドの間で外交紛争が発生している中、武装保安要員のための国際規則を呼びかけた(3月14日AFP/GULFTIMES)

EUの海外政策のチーフであるCatherine Ashtonは二人のタンカー保安要員が先月海賊と見誤り2人のインド漁民を誤射した問題について、ブラッセルでイタリア首相のMario Montiと会談した。

「彼女はこの事件を海賊対策についての国際協力により広い文脈の中で取り入れる必要があり、特に船舶の保護規則を確実にすべきだと強調した」と彼女Ashtonの事務所は声明文で発表した。いくつかの国は船会社に対しアフリカの角沖合の海賊の横行する海域の通航にあたって武装要員の乗船を認めているが、その使用については議論を呼んでいる。二人のイタリア海兵 Massimiliano Latorre とSalvatore Gironeは殺人罪の容疑でインド南部のケララ州に収監されているがイタリア側はイタリア側に引き渡すよう圧力をかけている。

イタリアはイタリア国籍船舶上の問題についてまた航海上の問題にあってはインド側は裁判権を有していないと非難。これにたいしてインド側は事件はインドの管轄権のある場所で起こったとしている。Ashtonの広報担当Maja Kocijancicは記者団に対しEUはイタリアとインド当局と接触しており“速やかに、本件に関する満足のゆく解決がみられることを期待する”と。EUは2008年以降ソマリア海域の警察活動のために海軍を就役させていて、国連の機関であるIMO国際海事機の規則の範囲の中での武装保安員を認めている。


外国船員18人を救助    中国

2012-03-21 00:03:18 | 海事
広東省発:ミヤンマー人、インドネシア人、韓国人などが広東省の汕尾市沖合で火曜日中国当局により無事救助された(3月14日Xinhua)
18人が乗り組んだ貨物船が韓国から珠海に向かう途中機関が停止し、汕尾市沖合で1:04 pm,に沈没したと当局が報じた。 漁民とともに7人の兵士が現場に急行時化の海で傾いた船を発見したという。救助は1時間で終了ミヤンマー人10人、インドネシア人4人、韓国人4人は無事救助された。 2:40 pmには全員が上陸したという。

そのときホオジロサメは生きていたのか?

2012-03-21 00:02:05 | 水産・海洋
目撃者はサメが漁網に絡まっていて引き出されたときサメは生きていたという主張で論争が巻き起こった(3月13日)

月曜日に当局者がFish Hoek の浜に来たときには4.3mのこのサメは死んでいた。今、市の環境部局はサメが生きていたという目撃者を呼び出し、精査のための証言を求めたと報道担当のZolile Nqayiが月曜日語った。

Nqayiは科学者のチームが死因解明のための解剖を行っているという。AfriOceans保護同盟の創設者で執行役員のLesley Rochatはホオジロサメは保護対象種であり, 捕獲や殺害は禁じられている、故意でなく捕獲された場合には逃がさねばならないという。「最初に網から引き出された時にはサメはまだ生きていたと聞いている、しかし漁業者が逃がさなかったのは価値のあるその顎のためだ」と。
Rochatは漁業者が餌を入れたカゴを浜辺から100mのところに入れていたことは馬鹿げているという。「そこは遊泳者の多くいる浜辺に近すぎる」Rochat自身もFish Hoekの住人であり、サメを捕獲するテスト網を入れることは認められていない」 「我々はサメの危害を増やすことには同意できない、これは命に係わる遭遇のリスクを増やすだけだ」

月曜日サメ研究者の Alison Kock は漁業者が用いていた漁具はツブ貝捕獲のためにイワシを餌にしていたものであると。「自分はサメが生きたまま引揚げられたとは思えない」とKockはいう。「日曜日彼らはサメを発見すると直ちに自分い電話をしてきた」「彼らは当初は正しい扱いをしようとしたのであろう」と彼女は付言。 サメ探究者のMornay Hardenbergは月曜日彼が港へとサメを曳航したが、水から揚げられたときには死んでいた」と。農林漁業局のLionel Adendorf は誰がFish Hoekでの漁業許可を持っていたのか調査するという。