memories on the sea 海の記録

海、船、港、魚、人々、食・・・などなんでもありを前提に、想い出すこと思いつくこと自由に載せます。

衝突で漁民2人が死亡、3人が行方不明   インド

2012-03-05 00:02:04 | 海事
KOCHI発:木曜日朝、Alleppey地方のManakkodam灯台の12浬沖合で不明船に衝突され漁民2人が死亡、3人が行方不明となった(3月1日Times Of India)

P G Thomasが本紙に語ったところでは二人はKovil Road のJestinとChavaraのXaviarであるという。海軍、沿岸警備隊、海上警察が捜索を続けている。
別の2人の漁民が負傷し救助され病院に搬送された。亡くなった二人の遺体は陸に運ばれた。この事故は漁民がイタリアの商船Enrica Lexieの保安要員により銃撃され死亡した事件の後でもありKelara州漁民には不安が広がっている。
漁船は日曜日7人の乗組みでNeendakaraを出港したもので、この事故は午前3時に発生した。衝突した相手の船はタンカーのようであったという。

魚好きは金を払う   トリニダード

2012-03-05 00:01:21 | 
クリスチャンは四旬節の40日間に備え高額の魚にも金を払う(2月23日trinidadexpress)

昨日San Fernando のKing’s桟橋で漁師の Anderson Cromastey はancho をポンド当たり$30、carite を $35 kingfishを $35で販売。最も安かったのはサメの15ドルだった。Claxton Bay漁業協会の会長 Kishore Boodramはポンド当たりの値段はcarite が $25, anchoが $20, cro croが $6という。 もっともこの地区でなじみのある魚はボラでポンド当たり$2だという。3月の末になれば漁民がもっとkingfish やcariteを獲るという。魚商は四旬節に値を釣り上げて販売するのだと。
しかしながら、季節だからと漁民が値を釣り上げようとしてもそれは許されない。「我々には標準魚価がある。政府はその価格を一般に公示する」漁民によればい今年は悪天候に災いされ出漁できない日が多く、加えてParia湾における地質探査の影響もあるという。

ソマリア海域の豊かな資源が略奪されている

2012-03-05 00:00:53 | 海事
3,300-kmにおよぶこの国の海岸線は事実上保護されていない。欧州やアジアからの近代的な漁船がこの沖合に入り込み、ソマリアの豊かな水産資源を略奪している(2月22日SNT)

「その水域は乱獲されている。近代的な工船が世界でも有数の豊かな海の残りを求め漁獲を行っている」とNYのGlobal Policy Forum (GPF)が報じている。「外国漁船は違法であり、報告することも規制されることもなく、国際的な犯罪的漁業を増長させている」という。このSuzanne Dershowitz とJames Paulによる報告はロンドンで2月23日に行われるソマリアに関する国際会議で発表される。アフリカ連合AU、国際団体によるソマリアに関する国際政策は成功していない。英国首相David Cameronによる国際会議が開催される。「20年間に及ぶ後退でソマリアは国際社会およびソマリアの政治的主導者による歩みの変化が求められている」と報告書は述べている。

主催者によればおよそ40か国の政府がロンドン会議に参加参加する。これには国連の代表、AU、EU、世界銀行、政府間開発機構東京、イスラム諸国会議、アラブ連盟などが出席する。英国はソマリア暫定政権の代表者をも招請している。GPFの報告書は「ソマリア沿岸での抗争はこの国の陸上の危機に関連、外国の軍事力利用も認められる」と。冷戦の時代、ソマリアの重要性はその地政学的位置にあった。今日では鉄鉱石、錫、ウラニウム、銅、その他の金属など鉱物資源が含まれるようになった。
「もっとも重要なものとしては天然ガスがあり、また石油資源は50~100億バレルあると推定されていてその価値は現在の価格で5億ドルに相当する」と報告書はいう。
米国、豪州、カナダ、中国およびその他の各社がこの豊かな資源に注目している。

ソマリアは原型的な破たん国家である。政府はこの国に行政を及ぼしていない。冷戦は地域紛争や抗争にこの国を巻き込んだ、これにはエチオピアとの残忍なOgaden 戦争も含まれる。ソマリア軍はアフリカ最大に成長、軍事独裁が国を支配した。結果的に人気のない破たん国家は崩壊した。秩序回復のため外国の軍事が介入した。国連平和維持軍(UNISOM I - 1992)が米国軍事力(UNITAF - 1992-93)によってまたほかの国連平和維持派遣 (UNOSOM II - 1993-95)も行われた。.

主要軍事力による海軍艦隊の3年以上の就航、電子機器、偵察システムなどによる活動が行われたものの身代金を求める海賊の動きは亡くならない。実際のところ佐井海賊の攻撃は2008年以降増加しているとGPF報告書は述べている。予想通り海軍力はほかの形の海賊である密漁活動や毒物の海上投棄などに何も手を打っていない。
GPFの役員で共著者のJames Paulはロンドン会議については懐疑的である。彼は、ソマリアの危機に関し国際的な対応の改善を主張し求めるであろう、しかしその結果は同様の古い暴力的な戦略の繰り返しとなると。「根本原因に対処することなく英国政府が言うような全体的アプローチでは、会議はさらなる暴力やさらなる介入に関する主張の応酬になる。さらなるテロ対策はこの20年間失敗に終わり、いまも続いている」と彼はいう。

「会議は最近のエチオピアやケニアによる侵略も忘れてはならない。英国、米国、フランスそして多分ほかの国も含めた秘密の軍事活動も行われていることも忘れてはならない」 「また秘密の監獄、標的の暗殺、闇の軍事請負業者、極端に暴力的なAUの行為などが国連安全保障委員会の承認のもとに行われている。いくつかの人権団体や人権保護NGOは活動を展開している。しかしほとんどの建設的なスタンスは暴力を中心とした軍事を拒否。国連の人道問題調整部局は昨年「重要かつ勇敢な声明」発表した。を

Paul氏は暴力が発生しやすい海軍力による活動ではうまくいかない。ソマリア沿岸沖で行われている外国漁船による違法な操業や有毒廃棄物の投棄について無視しているからだ。漁獲と投棄が海賊を誘発している、海賊行為が国の防衛にあたるという正当化が行われている。しかし安保委員会の強力なメンバーとしての米国と英国は漁獲と投棄に関するいかなる動きをも封じている。「彼らは彼らの海軍がソマリア沖合で身近に船舶の動向を監視しているにもかかわらず、そうした行為がソマリア沖で行われていることの報告はないと装っているのだ」とPaul。「根本原因と全体的なアプローチ、ロンドン会議では暴力のみが許容される宇唯一の方法となってしまう」と。.