memories on the sea 海の記録

海、船、港、魚、人々、食・・・などなんでもありを前提に、想い出すこと思いつくこと自由に載せます。

関西沖漁船転覆事故:コンテナ船船長らを逮捕

2013-02-28 00:03:15 | 海事
 関西国際空港沖の大阪湾でイカナゴ漁船2隻と台湾籍のコンテナ船Wan Hai 162(1万3246トン)が衝突して1人が死亡、1人が行方不明になった事故で、海上保安庁関西空港海上保安航空基地は26日、コンテナ船の船長、李元明容疑者(64)=台湾籍=と水先人の南部(なんぶ)裕之容疑者(27)=神戸市北区鈴蘭台東町=を業務上過失致死容疑で逮捕した。(2月26日毎日新聞)

 逮捕容疑は25日午前6時ごろ、大阪湾上でコンテナ船を操船中、深日(ふけ)漁協(大阪府岬町)所属の第7盛南丸(9.7トン)と第8盛南丸(同)に衝突、転覆させ、第8盛南丸の乗組員、正木貴久さん(30)=同府泉大津市神明町=を死亡させたとしている。2人とも容疑を認め、「漁船がよけると思っていた」という趣旨の供述をしているという。

 水先人は船長を補佐して操船に従事する国家資格。大型船舶の多い大阪湾では、1万トン以上の船舶に水先人の乗船が義務付けられている。一方、国の運輸安全委員会の船舶事故調査官3人は26日、深日漁協の幹部から出漁状況や事故当時の漁船の位置などの聞き取りを始めた。午後からコンテナ船の乗組員からも事情を聴く。

 第5管区海上保安本部は行方不明になっている第7盛南丸の乗組員、南昌弘さん(30)=岬町深日=の捜索を同日朝から再開した。【山田泰正、山下貴史】


大量のニシンが死んだ   アイスランド

2013-02-28 00:02:58 | 水産・海洋
西アイスランドのSnaefellsnes半島の北部のKolgrafafjordurフィヨルドでニシンが大量に死亡し浮かんだ(2月5日CALGALYHERALD) 

この現象は今月2度目。12月には2.5~3万トンのニシンが斃死しさらにこれが続いている2014年に行われたフィヨルドをまたぐ橋の建設と埋め立てによる酸欠が原因と見られている。現在価格によれば1万トンのニシンは12.55億アイスランドクローネ(980万米ドル)に相当するとMorgunbladid紙が伝えている。数百万の死んだニシンの状況はアイスランドで環境面の懸念を生んでいる。Iceland Review はニシンは自然に分解すると報じている。同国の環境大臣は現場を視察しフィヨルドの監視体制が必要と述べた。

イランでの拘禁115日、インド漁民が帰還 (2)

2013-02-28 00:01:18 | 亜細亜海道
船を放棄したことは船長として最悪の罪だ、とM Shirin船長は言う。
もし自分に1,00デイルハムの金をくれるとしても自分は特定の仕事はしない。自分は船の船長だ。でも今回の事件ではその仕事をした。なぜかは聞かないでほしい。「この金には50,000と書かれている。イランの通貨で50ルピーでしかない。この金のために働いた」

「自分は罪深いと感じている。カタールの船主は自分を信じ船を与えた。自分は彼を失望させた。自分は船を放棄した、船長としては最悪の罪だ。しかし自分は115日間辛抱した。しかし船主は救ってはくれなかった。結局インド政府が助けてくれた」 「ドバイの漁船は2日で帰港した。それはイランとの良好な関係があるからだ。カタールとイランは互いに相手を好まない。彼らは互いの漁民をいつも拿捕している。

「HidhayathiはKish島のイラン人であるが我々はその島に収監された。 彼は船の修理工場を営みだから我々も知っている。我々がそこに着く前から彼らは2人のKanyakumari漁民を友人としていた。その彼らが我々を彼に紹介した」 「彼は我々が食べられるようにしてくれた。彼は地元警察との仲に立ち我々が働くことの出来るようにしてくれた。彼は政府にたいし我々が無実であることイランとカタールの敵対関係のためであることをの手紙を書いてくれた。

「Hidhayathiは仕事を与えてくれた。我々の帰国が決まると彼は金を集め」衣類も与えてくれた。今来ている衣類は彼によるものだ。このバッグや甘味類も彼がくれたものだ。彼に髪の祝福あれ、彼は金持ちではないが寛大であった。「海外担当大臣の Vayalar Ravi は我々に暗闇の中で希望を与えてくれた」

フカヒレスープは不要   香港の花嫁(2)

2013-02-27 00:15:17 | 
Meagan FitzpatrickはCBCの世界各地のダイナミックな動きをカバーするために寄稿をしている。香港は世界の金融センターとして知れれている。しかしそれ以上のものでありカナダとは緊密な連携がある。この都市の700万人のうち30万人はカナダ人である。また香港系の50万人がカナダに家庭を持っている。MeaganはCBCのオタワ局で国内ニュースと連邦政治をカバーし ている記者である。「自分はサメの保護に関し大衆を喚起したかった」と彼女は言う。花嫁のCheungと花婿のStephenは彼らの披露宴でなぜ彼らの会食にフカヒレスープがないかをビデオで説明した。

いくつかのカップルの場合はステータスシンボルであるフカヒレスープを供しないことで家族との角質も生まれたとウエデイング・プランナーであったBertha Loは言い、今は香港サメ基金協会に働きこのコンテストを取りまとめている。「あるものは冷戦状態になり口も利かない、また別の場合はどちらかが負けるまで非難を続けた」とLoはいう。「中国の親は子供の結婚式に大いに口を出す。彼らはまったく難物だ」と彼女は言う。彼等両親が費用を負担しているのだと。

一部の親たちはお客にフカヒレスープを提供しないことは失礼なことだというのだとLo。彼らはより環境に配慮して育っている子供たちと衝突する。子供たちは伝統は時代遅れという。ともあれ、多くの宴会場がフカヒレスープを標準メニューからはずしている。カップルは特別なメニューを頼むことも出来る。
Bridelicious というブログを立ち上げているCindy Carthyは香港のカップルはフカヒレのないメニュウをトレンデイだとしているという。「若いカップルはフカヒレはいらないといい始めた。とにかく香港人は流行に従う」と彼女は言う。

*フカヒレ商人は、禁止は不平等だという
フカヒレ取引の代表者たちは香港のこの傾向を把握している。水産物協会の会長Ricky Leungは環境保護主義者らがサメの持続性について、まとどのようにサメを殺しているかについて消費者に間違った伝え方をしているのだという。フカヒレが切り取られサメは海中の投棄されるというのは「まったく間違っている」という。もし漁業者がそんなことをすれば海事当局により逮捕され罰せられると彼は言う。サメには多くの種類があり絶滅に瀕してはいない。フカヒレ禁止は不平等な呼びかけだし、貧しい漁師をいじめることにもなるという。

彼はまたフカヒレのみについて禁止を呼びかけサメの身やその皮などの製品について禁止しないのは馬鹿げているという。Leungはフカヒレスープ禁止に関するカナダの都市でのデベートにも目を向け、カナダ人は環境主義者らの宣伝を批判的に分析すべきだという。彼はフカヒレ産業の将来について懸念しているが依然フカヒレの需要は強いという。特に中国ではこれを望む人の数が増えているという。

イランでの拘禁115日、インド漁民が帰還

2013-02-27 00:13:59 | 亜細亜海道
そのうちの22日間は収監され厳しい状況下で労働を強いられた漁民らが火曜日にインドに帰還した(2月7日Rediffcom)

2012年10月10日イラン沿岸警備隊がアラビア海で操業中のTamil NaduのKanyakumari地区を含むインド漁民を逮捕した。合計で9隻の漁船が拘束された。これらの漁船はドバイ籍3隻とカタール籍6隻であった。それから3日以内にドバイ政府は罰金を支払い漁民と船体を取り戻した。しかしインド人漁民は不運であった。彼らは115日間拘禁されうち22日間はおぞましい監獄に投獄された。

監獄から開放された後これら漁民はインドにもどる金もないため奇妙な仕事に就いた。 After Rediff.comの頑張りにより、インド政府は彼らを救援、帰国の航空券を与えた。彼らは緊急旅券を出国の為にイラン在のインド大使館から得た。彼らの旅券はカタール発行のものであった。最後の段階ではKanyakumari のジェームズ技術カレッジが手助けし、地元に帰るためのバスを用立てた。また火曜日午後6時にはThiruvananthapuramで彼等を花輪を持って歓迎した。

燃油の密輸で懲役  香港

2013-02-27 00:13:28 | 亜細亜海道
26億香港ドル相当の燃油を船で中国本土に密輸した5人が懲役4年から6年となった(2月8日SCMP)

この5人は禁制品の燃油を香港の会社と結託しおよそ380万バレルの油を密輸したもの。58日間に及ぶ審判でSze Mei-mun, Chung To-chuen, Lee Pak-lam , Lai Sheung の4人は懲役6年、 Lee Wing-fungは懲役4年となった。 また石油会社役員のChungと Lee Pak-manは解雇となり懲役5年の判決を受けた。この5人の年齢は27~54歳で無申告貨物の輸出をたくらんだことで起訴を受けたもの。特定油marked oil の使用は法により認められない限り違法でありその販売や供給は禁止されている。

漁船が大量の燃料を運ぶために人とともにチャーターされ香港に来る。彼らは特定油を集め本土にもどると検察側は法廷で話している。漁船は香港に係留されているバージから油を受け取り金を払う。引取りの指図は毎回シンジケートの本土側が行なう。漁船1隻あたりで着き20回に及ぶという。この数量を扱うために5,807回の取引が行なわれたという。

フカヒレスープは不要   香港の花嫁

2013-02-26 15:24:03 | 
香港の結婚披露宴のメニューにフカヒレスープは不要という花嫁の数が増えている。この傾向が長年の中国文化の変化に貢献している(2月6日AP/CBC News)

フカヒレスープは披露宴で一般的であり、それはここでは結婚式の文化に根付いていてコースの5番目に供される。カップルがゲストに挨拶に回る直前にである。客はこの夜のもっとも高価な料理に印象付けられる。しかしこの2年間ほどは主要なバンケ物議をかもしているスープはバンケットホール、ホテルなどではこの披露宴の標準的なメニューが減少している。ツバメの巣のスープも美味とされフカヒレのかわり選ばれている。

WWF世界野生生物基金の香港支局のプログラムオフィサーであるTracy Tsangは2010年にレストランやケータリング業を対象にキャンペーンを始めたという。市民の意識を高めるための警鐘で、フカヒレ採取のために多くのサメが殺され消滅の危機にあること、鰭を切り取られたサメはその後海中に投棄される残酷な行為である。とはいえ人々の心を変えることは簡単ではない。高齢の中国人は伝統の放棄を望まないとTsangはいう。「だから我々は若年層を対象にした。そうすることでサメの保護のメッセージを彼らに伝えるとともに,彼らが両親に伝えることになる」という。

*フカヒレのない披露宴の賞品はハネムーン旅行
香港サメ基金は若いカップルを対象にフカヒレのない披露宴のコンテストを昨年実施した。このアイデアはカナダのグループShark Truthのアイデアをまねたもので、香港にあるカナダ商工会議所をスポンサーとした。このも催しではフィージーへの新婚旅行を商品とすることで62組のカップルが申し込んだ。これによりフカヒレスープ16,000杯分相当のフカヒレが救われたことになると。賞品にあたった花嫁のCloudy Cheungは彼女の披露宴はサメの保護を訴える機会であったという。

欧州共通漁業政策の改定を歓迎   スコットランド漁業界首脳

2013-02-26 15:23:30 | 水産・海洋
より長期的計画にむけての新しい対策をスコットランド漁業界首脳は欧州議会が承認したことを歓迎。これには死んだ魚の投棄禁止も含まれる(2月6日BBC)

EU共通漁業政策CFPの改革パッケージには絶滅危惧種資源の保護も含まれている。より地域的な管理と長期的な計画も含まれる。スコットランド漁業者連盟SFFは票決結果を歓迎している。漁業大臣Richard Lochheadもまたこの動きを賞賛している。 SFFのCEであるBertie Armstrongは「これまでのCFPは中央集権的過ぎることが広く知れ渡っている、このため効果的な漁業管理が行なわれなかった。自分はこの一生に一度の機会を無駄にしてはならないと心にきめた。我々の漁業界が必要とする改革を確実に行なうことだ」と。「それゆえに今日の欧州議会の票決を歓迎しするこれは新しい改革されたCFPへの第一歩である」

「しかし忘れてはならないことは最終合意が欧州機関全体でなされることで、少なくともことしの中盤までになされるべきだ」また彼は「特に、漁業管理の地方分権化の支持を歓迎している」「すべてに当てはめてしまう中央主権的な政策ではなく、我々はいまようやく現地の漁業者、政府、科学者利害関係者による地区ベースの効果的な漁業管理の機会を得た」 「投棄魚の問題について、業業者より以上に誰もが投棄を嫌っている。しかし大切なことは投棄魚禁止がいかに実施されるかにある。複雑な仕組みの中で我々の漁船団は操業している」 「したがってまださらにいかにそうした計画が実行できるかの詳細を討議する必要がある」と。

Mr Lochheadは「CFP共通漁業政策改革は切実であり遅すぎた。よって自分は欧州議会がこうした提案の票決をおこなったことを歓迎。これにより無駄な投棄行為がなくなる。(以下省略)

乱獲で資源枯渇   中国

2013-02-25 00:04:13 | 亜細亜海道
中国東部山東省の漁民はより遠くまで行かねばならなくなった(2月21日China Daily)

「10年前は岸から90海里でたくさん魚を獲ることができた。でも今は130~160海里先まで出なければならない」と山東省Wulian(五蓮?)のHou Jiweiはいう。彼は16年間漁師を続けている。10年前はHouやその仲間たちは2週間ごとに5~6トンの魚を獲ることが出来た。しかし今はその4分の一となった。特別計画908は国家海洋行政局により行われ10月に完了した。これによれば中国本土沿岸の漁業資源は減少していると。
この調査によれば商業的に価値のある冬場の魚は岸近くに移動し稚魚を食べるがこうしたものが減少していると。2011年7月の天津渤海海洋生産研究所の調査でも近年は海洋生産の価値が70から10に減少したという。

青島の民間漁業会社に働くHouは漁獲が困難なため漁船で働く時間が長くなったという。「過去には、我々は2週間で漁を終えて港にもどった。しかし今はいつの出漁でも少なくとも一月かかる」と彼は言う。汚染と埋め立てが魚資源枯渇の主因で浅場での魚の産卵場を破壊しているとRizhao(日照)技術学校の養殖研究者Song Weiyanはいう。漁具に目の細かい網を使用していることも乱獲に繋がり、資源を枯渇しているという。

スシの仕事は楽じゃない

2013-02-25 00:02:36 | 
「時には泣きたくなる。でも家に帰ってからのことだ」とサクライ・テツヤ氏はいう。かれはスシ職人になろうと6000ドルを払い集中的でストレスを受ける東京の訓練コースに参加している(2月1日Jakartaglobe)
なんていうことのない小さな握りと生魚のスシネタであるスシは簡単なことのように見える。このスシ職人になるための2年間のコースは見た目以上のものである。「最上の受講生でも正しく出来るようになるまでには少なくとも2年間はかかる」と講師のシモヤマ・カズミは言う。「遅いものは4年かかる」と。

彼らが微妙に形成されたニギリとサシミのスライスによりスシを板前で握ることを許されるまでにまず魚の切り付けから学ばねばならない。サクライは、新鮮なサバに覆いかぶさるようにしてそのしっかりとした身に鋭い包丁を入れる。それは神経の疲れる経験で、」気が狂いそうになる。3人の苦虫を噛み潰したような講師に見つめられなおさらである。

「とっても厳しい」と彼はコースの一月目に記者にかたった。「自分は毎日受講している。魚を外科手術のように切る。でも自分が嫌いなのは貝類の内臓を取ることだ、とても難しい」彼の仲間の受講生同様、講師が彼らが理解したかとたずねると熱心に答える。「フィレーは長さ方向に切る。尾を引っ張り包丁を滑らせる。さあやってみて」と講師が言う。これに20人がいっせいに応える。「次に身を斜めに切る、尻尾のほうのものはやや大きく、さあやってみて」「はい、と皆がふたたび一斉に応える」しかしサクライはこのとき講師を満足させていない。「君の切りつけはサバの切り方か?駄目だもう一度」と彼は言われた。

スシの米は完全にふっくらと炊き上げられた日本の短粒米に正確に計量された米酢、塩、砂糖などが加えられ、手で握られ大きなニギリとなる。ニギリが大きすぎると口に余る。小さすぎれば上に載る魚のネタに負けてしまう。強く握れば硬くな。弱すぎれば米粒がばらばらになる。繊細な塗りつけとしてのワサビ、燃えるような緑色のワサビの根はペースト状に摩り下ろす。そして握りの上に載せられるかネタの上にのせられる。「簡単なように見える、でも正しくこなすことは思ったより難しい」とヤマシタという名の受講生はいう。「講師がやれば簡単に見えるが、本当に難しい」

彼らが3ヶ月のコースを終了すると、受講生らはスシザンマイではレベル5を与えられる。ここのボスは築地で高額のクロマグロを買い付けた人物である。2年間の厳しい修練をした後彼らはレベル4を与えられる。レベル1となるにはさらに年月がかかる。米国と英国で20年間会計士として働いたサクライにとってはスシ学校はカルチャーショックであたった。「自分の先生はとても積極的で、軍隊みたいだった」と彼はいう。「欧米での教育システムとは大きく違う。うまくこなせばほめられるのに」 「自分はあと2ヶ月ある」とササキ、「学校の後、家で夕刻さらに実習する。とくに貝類について」

彼自身のスシ店はどこに作るのかアジア、日本、それともフランス?それもありうるという。講師のシモヤマはスシを正しく作ることは簡単ではないという。それは天職であり職人が繰り返し全霊を注ぎ込むことが必要という。「職人がスピードをもってこなすことで最良のスシが出来る全身全霊で取り組まねばならない。加えてお客にはいつも笑顔で対応することが求められる」と。「自分は29年スシに取り組んできたがまだ学ぶことが多くある」と。

マダラ枠の削減で数世紀に及ぶ産業が脅威を受ける  米国ニューイングランド

2013-02-25 00:00:06 | 水産・海洋
マサチューセッツ州議会には古い木彫りの”神聖なマダラ”が掲げられている。その木彫りは2世紀以上にわたってニューイングランドにおいてマダラ漁業がいかに重要であるかを思い起こさせるために議員らを見下ろしてきた。ここでは何世代にもわたり海に網を入れそれで生活してきた(2月4日CNN)

「この仕事だけをしてきた」とGlouchesterの漁師Al Cattoneはいう。父親や祖父らと同じように、30年間以上にわたり大西洋の荒波や寒風の中で勇敢に立ち向かい魚を求めてきた。
しかしGloucesterは他の沿岸の町と同様に、漁業が過去最大の削減に直面している。水曜日、諮問委員会はメイン湾でのマダラ漁獲を77%削減することを票決した。この地域はおよそインデイアナの大きさでケープコッドからノバスコシアまで広がっている。この動きにより、アナリストはこのことで地区の漁業共同体が間引かれ、この海域により生計を立てている水産加工、卸売り業者、末端販売業者などがドミノ現象のように影響を受けると推測している。「その衝撃は厳しい」とNOAAの地区管理官のJohn Bullardはいう。彼は削減に賛成を投じた。

「簡単なことではないが、これは必要だ」マダラ資源の低下にたいする対応としての削減は漁期の始まる5月以降どうすればよいかの同仕事すればよいか疑問を投げかけている。 水曜日多数の漁業者がPortsmouthに集まった。ニューイングランド漁業管理委員会の票決結果を聞くためで、これは連邦政府に勧告として送達される。.

「我々は絶望的だ」と漁師のDennis Robillardはいう。彼の声は揺らいだが、彼の持ち船Julie Ann Iは今売りに出ている。「自分は退場する、これ以上続けても意味はない」と。委員会はジョージアバンクでも55%の削減を票決した。この名前は17世紀の英国の開発者にちなんだもので、ここでは豊富な底魚がいた。商務省により承認されれば漁業者のマダラ漁獲はメイン湾とジョージアバンクで3,550トンとなる。10年前の漁獲量は2万トンであった。(以下省略)

大きな衝撃の中で小さな魚を保護しようと   ペルー

2013-02-24 00:02:13 | 水産・海洋
CALLAO, Peru発:ペルー沖の海は世界でもっとも豊かな海であると自慢されている。しかしのTaurino Querevaluはペルー・アンチョビーの漁から空船で港にもどった。空の網と乏しい海をのろいながら(2月4日AP)

10年以上前にはQuerevaluの8トンのボートがCallaoのLima港に空でもどることは稀であった。灰色の低い雲とそれを海面が映している。「ここでは誰もが魚を獲ることができた」と48歳の船長は手すりにもたれながら嘆く。かなり強い風が彼の革のような眉に吹き付ける。Querevaluは銀色の小型剣サイズの魚の探索結果にイラついていた。

ペルーアンチョビーanchovetaの乱獲だけではなくフィシュミール輸出で世界第一の産業も傷ついている。またこれは国内では豊富な水産物として安価でなじみのあったが食の確保の麺でも警鐘が鳴らされている。アンチョビーanchovetaの長年にわたる現象は食物連鎖にも影響。イワシを食べる魚や大型の海洋生物にも影響している。Anchovetaは冷水性でプランクトンを捕食し繁栄する。

国連のFAOは「歴史上でもっとも漁獲された魚」と述べている。ペルー政府は国内1200隻の漁船に対しanchoveta資源が500万トンに急落したことから10月以降の削減を命じた。小型魚の再生産は早いが資源の状態が10年前に比べ半分以下になったとペルーのトップの海洋学者のPatricia Majlufはいう。(以下省略)

クロカジキがボートを沈めた   パナマ沖合い

2013-02-24 00:01:20 | 水産・海洋
クロカジキがその筋肉をつかってチャーターボートを沈めるなど誰も思わないだろう(1月31日YAHOO)
しかしそれが実際に先週起こったことを Marlin Magazineが伝えている。カジキがかかったことを知った船長は後進をかけた。幸いなことに乗り組み全員は無事だった。しかしボートは沈没した。

中国が海の王者の役割を競うと   米国

2013-02-24 00:00:15 | 海事
2012年米国は”アジアへの回帰”を始めると発表。これはアジア太平洋の南で軍事的存在を拡大することになる(1月15日moscowtimes/vor)

これは中国による南シナ海と東シナ海の紛争水域での中国の軍事活動拡大に対応したものである。米国はその海軍力の60%をアジア太平洋地区に移動する。このことにより米国軍事力は現在の3倍に拡大される。現在のところ米国海軍艦艇70隻および日本と韓国を基地とする米国海軍航空機200~300機が配備されており、少なくとも2隻の空母が常時この地区の監視に当たっている。

今、オバマ大統領の命令により、米国海軍力は豪州、シンガポール、フィリッピンで増強されている。豪州では米国海兵隊員の数は10倍に増え2500人となる。このほかに米国はインド洋に面した豪州の海軍基地にもアクセスし、パース市の南に進出。また4隻の米国艦艇がシンガポール沿岸に就航している。

米国はまた500人の支援要員と偵察機をフィリッピンに配備、米国艦船の修理基地も設けている。さらに米国はフィリッピンがアジア太平洋における米国海軍の司令センターとなることを排除しないとしている。「こうした状況下で、中国は米国軍事力にすべての方面から囲まれていると感じ始めている」とロシアの東側問題の専門家Yuri Tavrovsky は”ロシアの声”のインタビューに答えて語った。「結局米国は軍事的プレゼンスをアジア太平洋地区に展開するのはそこでの中国の影響の拡大によることを隠そうとはしないであろう」と。

「その見返りとして、中国は積極的に海軍を展開している」とMr. Tavrovsky はいう。「過去数年間の中国の急速な経済発展を否定することは出来ない。これにより少なからず中国が軍事力を増強することを可能にした。それは過言かもしれないが、中国は侵略的になりつつあり、他国に君臨するに十分な力を得たと思っているのではないか」

別のロシア人専門家Evgeny Kanaevは米国と中国の関係はさらに悪化するのではないかという。「自分は中国の指導者らが米国と妥協を望むとは思われない。中国は海軍力増強のプログラムに合意しこれが米国を満足させる。米国はアジア太平洋における地位を中国により失脚したくはない。この地区での軍事力の存在のほかに米国は地区における輸送ルートのすべてを管理下に置き維持したい。この視点において中国はいまや米国の深刻なライバルとなりつつある。

専門家らはアジア太平洋における米国の軍事管理の復活と中国との競合関係がこの地区の状況を悪化させるのではないかと懸念している。