関西国際空港沖の大阪湾でイカナゴ漁船2隻と台湾籍のコンテナ船Wan Hai 162(1万3246トン)が衝突して1人が死亡、1人が行方不明になった事故で、海上保安庁関西空港海上保安航空基地は26日、コンテナ船の船長、李元明容疑者(64)=台湾籍=と水先人の南部(なんぶ)裕之容疑者(27)=神戸市北区鈴蘭台東町=を業務上過失致死容疑で逮捕した。(2月26日毎日新聞)
逮捕容疑は25日午前6時ごろ、大阪湾上でコンテナ船を操船中、深日(ふけ)漁協(大阪府岬町)所属の第7盛南丸(9.7トン)と第8盛南丸(同)に衝突、転覆させ、第8盛南丸の乗組員、正木貴久さん(30)=同府泉大津市神明町=を死亡させたとしている。2人とも容疑を認め、「漁船がよけると思っていた」という趣旨の供述をしているという。
水先人は船長を補佐して操船に従事する国家資格。大型船舶の多い大阪湾では、1万トン以上の船舶に水先人の乗船が義務付けられている。一方、国の運輸安全委員会の船舶事故調査官3人は26日、深日漁協の幹部から出漁状況や事故当時の漁船の位置などの聞き取りを始めた。午後からコンテナ船の乗組員からも事情を聴く。
第5管区海上保安本部は行方不明になっている第7盛南丸の乗組員、南昌弘さん(30)=岬町深日=の捜索を同日朝から再開した。【山田泰正、山下貴史】
逮捕容疑は25日午前6時ごろ、大阪湾上でコンテナ船を操船中、深日(ふけ)漁協(大阪府岬町)所属の第7盛南丸(9.7トン)と第8盛南丸(同)に衝突、転覆させ、第8盛南丸の乗組員、正木貴久さん(30)=同府泉大津市神明町=を死亡させたとしている。2人とも容疑を認め、「漁船がよけると思っていた」という趣旨の供述をしているという。
水先人は船長を補佐して操船に従事する国家資格。大型船舶の多い大阪湾では、1万トン以上の船舶に水先人の乗船が義務付けられている。一方、国の運輸安全委員会の船舶事故調査官3人は26日、深日漁協の幹部から出漁状況や事故当時の漁船の位置などの聞き取りを始めた。午後からコンテナ船の乗組員からも事情を聴く。
第5管区海上保安本部は行方不明になっている第7盛南丸の乗組員、南昌弘さん(30)=岬町深日=の捜索を同日朝から再開した。【山田泰正、山下貴史】