memories on the sea 海の記録

海、船、港、魚、人々、食・・・などなんでもありを前提に、想い出すこと思いつくこと自由に載せます。

漁船員を銃撃した海兵隊員が収監された

2012-03-16 00:02:03 | 海事
インド人漁民2人を銃撃で殺害したことで2人のイタリア人海兵隊員がインドの差し戻し審で収監された、2国間の緊張が高まっている(3月5日ANSA)

海兵隊員Massimiliano Latorre とSalvatore Gironeはイタリア商船を海賊から守るためのガードであるが彼らはThiruvananthapuram市で収監された。先月の事件発生以降警察に拘留されていたもの。イタリア側は事件発生当時は国際水域にあったとしたが、インド当局はこれに同意しなかった。

イタリア政府はどちらが裁判権を持つかに関わらず、海兵隊員らはインドによる告訴は免除されるべき、彼らは海賊取り締まりにあたる軍事要員であるからと主張。イタリアはこれら海兵隊員は護衛を行っていたEnrica Lexieに乗船中海賊の攻撃を受けたため警告発射をしたものだという。これは海賊の襲撃にあたり正当な国際的手順に沿ったものであるといい、インド洋ではたびたび襲撃が起きていると。一方インド側は
海兵隊員が十分な制止を行わずに漁民を海賊と見誤ったものだと。

南極海で漁獲禁止の声

2012-03-16 00:01:12 | 水産・海洋
企業家Sir Richard Bransonの支援する強力な保護グループの連合体が南極海における漁業の禁止を呼びかけているがその範囲は豪州の半分の規模に相当する(2月29日NZHERALD)

南極海連合はロス海の360万平方キロの保護を生物多様性の確保のために求めている。そこはコウテイペンギンやイルカ、米国人の好むメロなどの魚の棲家である。NZの3000KMの南にあたるその地区は“最後の海洋”と評され、比較的手が付けられていない状態で“この惑星の肺”と呼ばれる、それはCO2を吸収するからである。この連合体のNZの広報担当Geoff Keeyは南極の表面は凍結していて生物はまばらである。しかい水中の世界は重要な海洋生物が豊富であり、微小植物や動物が豊富に存在している。その生態系は稀なものであり、捕食者として最上に位置するアザラシ、イルカ、動きの鈍いメロなどが多数存在している。NZは南極に利害関係を有する24か国の一つであるがロス海の一部を保護すべく海洋保護区を提案している。この地区の規制を行う南極海洋生物保護委員会に11月に提案を行う。

しかし批判する側はこの計画では南極海の礎と言えるメロtoothfishのふんだんな場所を含んでいないという。現状は国際協定では12月から8月の期間のメロの漁獲を3800トンに規制している。Keeyは魚の豊富なロス海が合法あるいは非合法な漁獲により圧力を受け世界中と同じように魚資源が枯渇しているという。NZの3社hがこの海域で操業しているがNZの人々の食卓には上らない。この美味は米国でキロ当たり70ドルにもなるからだ。

南極海委員会は海洋保護区案には同意しているが、同盟はその動きは遅く大衆の圧力がなければ影響を及ぼさないであろうという。
緑の党はこの提案を支持するが政府の同意は漁業界が強大な影響力を持っているために難しいだろうという。同盟は海洋保護区について昨晩ウエリントンで政治家やゲストに提案した。環境大臣のNick Smithはいくつかの海洋保護区の案が机上にある、これにはケルマデイック諸島も含まれ、政府としては十分な情報を必要とし、バランスのとれた決定が必要という。「さらなる保護区を設けるとすれば正当化される、我々は経済的な機会の十分な理解を求める。

「ケルマデイック諸島や亜南極海、ロス海についてはそこにある資源についての知見は非常に限られている。決定前に十分な理解が必要だ」この同盟は国際環境グループをグリーンピース、WWFなどとともに形成、バージン航空創始者のSir Richardや国連生物多様性大使の俳優Edward Nortonなどの支援を受けている。.

フカヒレスープはまだレストランのメニューにある

2012-03-16 00:00:08 | 
カルフォルニア州がフカヒレの禁止を発効させた後も、サクラメント地区のレストイランでは依然スープが提供されている(3月4日SacBee)

フカヒレの取引や所有を禁じた法案は1月1日に発効している。しかしながら付帯法案は1月1日以前に購入したフカヒレ在庫の販売については認めている。法律違反の場合は軽犯罪として6か月の収監と1,000ドルまでの罰金となる。
「フカヒレスープは顧客の一部の要望に応えるためのものだ」とCache Creek Casino Resort の広報担当のMichael Traumはいう。「規則は変更された、それ以降我々のグループは規則を尊重している。我々は結果的にはそれをメニューから外す予定でいる。現在はその途中経過にあり、あと数週間でメニューからなくなるだろう」という。Traum氏によればカジノのフカヒレの供給量は数か月分あるという。Thunder Valley リゾートカジノの Red Lantern(紅灯)レストランはメニューから除外したと広報のDoug Elmetsはいう。「旧正月の後メニューから外した」という。Elmetsは紅灯レストランではフカヒレスープを30ドルで提供、毎週およそ30客に売れるという。New Canton, Happy Garden 、King Palace レストランなどでは依然提供が続いているが在庫が無くなり次第終了する。

カルフォルニア州は中国以外で最大のフカヒレ市場である。残酷なフカヒレ採取禁止法案を導入した議員のPaul Fongはサメに鰭を切り取りそのあとサメ自体はボートの積み込みスペースを大きくするために海に捨てられるという。サメの種類によっては絶滅の恐れがある。批評家は法案が不当にアジア系共同体を対象にしているという。カルフォルニアのアジア系米国人権利委員会は漁業者、卸売業者、フカヒレ加工業者などを代表してフカヒレ採取禁止を停止するよう訴訟を起こしている。

「フカヒレを消費する人の98%はアジア系米国人である」とグループの会長Michael Kwongはいう。「フカヒレを食べるのは結婚式、誕生日、老人のお祝いなど,祝祭のイベントの際のものだ」とKwongはいい、禁止は文化的に鈍感であるだけではなく、冗長でもある」という。「フカヒレは混獲の結果である。サメはもともと漁師の目的の魚ではない。「それに漁獲についてはすでに漁業当局が米国中で規制をしている」

フカヒレ採取は米国水域で規制され、フカヒレ製品はハワイ、ワシントン、オレゴン、グアムなどの各州で禁止されている。客員教授で食品法問題の専門家のMichael Robertsは カルフォルニア州の禁止は「文化と食がどのように関係しているかについての面で興味深い」と。(以下省略)