memories on the sea 海の記録

海、船、港、魚、人々、食・・・などなんでもありを前提に、想い出すこと思いつくこと自由に載せます。

沿岸近くを航行する外国船に警告  インド

2012-03-22 00:02:31 | 海事
インド海事当局の高官がインド沿岸い接近して航行するすべての外国船舶に対して十分に注意して航行するように警告したと東京が火曜日発表した。(3月13日IANS)

3月7日付けの公告で海運総局 (DGS)は、ここ最近インド西海岸に接近して航行する国際船舶が増えている、遠洋での海賊の脅威を避けてアラビア海に向かうためという。これにより無意識のうちに領海を犯したり数千の漁具に損害を与えることが増加、こうしたものはインド沿岸から50浬までに及んでいるという。

インド沿岸ではおよそ30万隻の漁船が操業している。彼らは商船が彼らの網や漁具に危害を与えそうになったことを知ると、警告を発しその船に向かい漁具の損害防止のために注意を引こうとするとDGS次長のCapt. Harish Khatri はいう。不幸にもこうした行為が海賊の船と見誤られ潔白な漁民に事件を引き起こしたとKhatriはいう。
つい最近、イタリアの商船Enrica Lexieがケララ州のAlappuzha沖で漁民を銃撃2人を死亡させた。「本船の保安要員が漁民を海賊と思い込んだもの」とKhatri はいう。また別の事件ではスリランカ沿岸でインド漁民に対し警告発射が行われた後、商船と漁船が衝突、3人の死招いた。

こうした事件は商船が高度危険海域を避けてインド沿岸い極めて接近して航行するためである。距岸12海里ぎりぎりで海賊の攻撃を避けようとしている。これにより商船は漁船と遭遇することになるとDGSは指摘している。Khatriは50浬まで接近して航行する商船はインド西海岸には漁船が多いことを認識し十分な注意をするよう、また海賊と漁船を見誤ることがないよう勧告している。また不審船舶を発見した場合はインド海軍や海事局への連絡を求めている。Khatriはインドの海軍、沿岸警備隊、そのた関係当局はインドのEEZ内あるいはインドから距岸200浬内のいかなる海賊事案にも対応しているという。


船舶航行安全の呼びかけ  EU

2012-03-22 00:01:34 | 海事

EUは二人のイタリア人海兵が収監されたことでイタリアとインドの間で外交紛争が発生している中、武装保安要員のための国際規則を呼びかけた(3月14日AFP/GULFTIMES)

EUの海外政策のチーフであるCatherine Ashtonは二人のタンカー保安要員が先月海賊と見誤り2人のインド漁民を誤射した問題について、ブラッセルでイタリア首相のMario Montiと会談した。

「彼女はこの事件を海賊対策についての国際協力により広い文脈の中で取り入れる必要があり、特に船舶の保護規則を確実にすべきだと強調した」と彼女Ashtonの事務所は声明文で発表した。いくつかの国は船会社に対しアフリカの角沖合の海賊の横行する海域の通航にあたって武装要員の乗船を認めているが、その使用については議論を呼んでいる。二人のイタリア海兵 Massimiliano Latorre とSalvatore Gironeは殺人罪の容疑でインド南部のケララ州に収監されているがイタリア側はイタリア側に引き渡すよう圧力をかけている。

イタリアはイタリア国籍船舶上の問題についてまた航海上の問題にあってはインド側は裁判権を有していないと非難。これにたいしてインド側は事件はインドの管轄権のある場所で起こったとしている。Ashtonの広報担当Maja Kocijancicは記者団に対しEUはイタリアとインド当局と接触しており“速やかに、本件に関する満足のゆく解決がみられることを期待する”と。EUは2008年以降ソマリア海域の警察活動のために海軍を就役させていて、国連の機関であるIMO国際海事機の規則の範囲の中での武装保安員を認めている。