EUは乱獲防止のため、閉回路カメラを利用し漁獲の監視をすることを検討していると(WSJ economy27日)27のEU諸国の漁業担当相は25年にわたって行われている資源保護のための漁獲枠について検討。この政策が成功していないことを確認。88%以上の魚種において産卵を超える漁獲がおこなわれているという。このなかでデンマークは監視カメラの搭載を提案。加えて漁船勢力の削減や、別の提案としてセネガルやモーリタニアに入漁料を払っての漁獲の禁止を提案。その理由は地元の貧しい漁民を苦しめるからと。
FAOによれば、昨年時点でEUの漁船団は640万トンの漁獲を販売したという。EUは漁獲の規制を設けそれぞれの漁船は寄港した港で漁獲を販売することができる。1970年代以降高度なソナーを装備したトロール船が増えたことから漁獲削減が最終目的である。しかし漁業者は、利益の最大化をねらい価値の低い魚を投棄するのでそのほとんどの魚は死んでしまう。
「漁業者は漁獲の半分に当たる魚を金儲けのために捨てている」とデンマーク漁業省の役人は言う。「換言すれば高い魚だけを手元に残すのだ」その結果1982年以降マダラのような人気のある魚資源が減少。漁獲規制政策は失敗していることから、デンマークは漁獲規制の方法を変更することを提案した。つまり、港に水揚げされる魚の計量ではなく、漁獲全体の量的把握を提案。カメラの搭載を提案したのだ。デンマークのトロール漁船KINGFISHER号はすでに昨年の9月にそのシステムを搭載、主カメラはマストトップに装着された。こうしたシステムの導入にはおよそ1万ドルのコストがかかる。現在は6隻の船でテスト中という。
FAOによれば、昨年時点でEUの漁船団は640万トンの漁獲を販売したという。EUは漁獲の規制を設けそれぞれの漁船は寄港した港で漁獲を販売することができる。1970年代以降高度なソナーを装備したトロール船が増えたことから漁獲削減が最終目的である。しかし漁業者は、利益の最大化をねらい価値の低い魚を投棄するのでそのほとんどの魚は死んでしまう。
「漁業者は漁獲の半分に当たる魚を金儲けのために捨てている」とデンマーク漁業省の役人は言う。「換言すれば高い魚だけを手元に残すのだ」その結果1982年以降マダラのような人気のある魚資源が減少。漁獲規制政策は失敗していることから、デンマークは漁獲規制の方法を変更することを提案した。つまり、港に水揚げされる魚の計量ではなく、漁獲全体の量的把握を提案。カメラの搭載を提案したのだ。デンマークのトロール漁船KINGFISHER号はすでに昨年の9月にそのシステムを搭載、主カメラはマストトップに装着された。こうしたシステムの導入にはおよそ1万ドルのコストがかかる。現在は6隻の船でテスト中という。