memories on the sea 海の記録

海、船、港、魚、人々、食・・・などなんでもありを前提に、想い出すこと思いつくこと自由に載せます。

食糧安全保障への脅威  インドネシア  (3)

2014-01-31 00:18:51 | 亜細亜海道
彼の仲間の中で、Tadiは最高の銛の使い手とみなされている。かれが最初に魚を獲ったのは彼ガ幼児から少し大きくなったときというから、驚くには値しないことだ。幼児のころの海の印象は残っている。全ての生き物が大きく見えた。「自分は狙う魚にあった銛を選ぶことが出来た」と彼は通訳を通じてそう話した。「自分は小魚は獲ったことがない」Tadi は息子のLaodaに魚のとり方を教え、Laodaはその息子のAdiに同じように教えた。

Samaの人々あるいはBajauと呼ばれる彼等は海のジプシーと呼ばれ海の遊牧民である。彼等はほとんどをボートで生活する。彼等は東南アジアの海をマレーシア、フィリッピン、インドネシアと流浪し、各国政府が陸上定着を勧奨するまでは海の上で生活していた。Tadiの海上住宅は190年代の後半に作られた。今日では100万人もの海の遊牧民がサンゴの三角海域に散らばり、ここが3カ国の境界となっている。その彼らの生活は新旧取り混ぜたものだ。一部のダイバーは子供たちのように鼓膜破裂をおこしている。

女たちは米粉で作った日焼け止めを顔にたたいている。村人らは死んだサンゴで彼らの家を支えている柱の補強をする。釣りに使う錘でさえ時には手製である。アルミ缶の中で鉛を溶かしそれを木型に注ぐ。毎夜、デイーゼル発電機が数時間電気を供給するので一部の住民はテレビの電力も得られる。

数世紀に及んだ海の流浪でBajau人たちの移住により彼らの排泄物が堆積し、漁業の範囲を狭めることになった。一部の集落ではアジアで最悪の漁船団による破壊的な行為が行われた。そのうちの一部は漁労にさんご礁を破壊する爆弾やサイアナイドといった化学物質を利用する。また島の近くの一部集落ではカラフルなサンゴ礁の魚を水族館に売っている。また商業漁船があらゆるところからやってきて損害を与えている。これらが全てつけとなる。

「彼ら単位努力量あたり漁獲量はかなり大幅に減少している」とBajauno漁業データを津給したコーネル大学の卒業生Paul Simoninはいう。Tadiの隣人たちや近場の島の人々は依然たくさんの魚を水揚げできている。人々はより働くようになった。

クジラ肉、イスラム教徒にも…捕鯨船が認証取得

2014-01-31 00:18:11 | 
 日本の調査捕鯨船「日新丸」(8145トン)が、船内で行うクジラ肉の加工処理について、イスラム教の戒律に沿った食べ物であることを証明する「ハラール認証」を取得した(1月22日読売新聞)

 調査捕鯨は、国の補助金と前年度に捕獲されたクジラの販売利益で運営されており、国内消費のすそ野をイスラム教徒にも広げる狙いがあるという。

 ハラールは、アラビア語で「許されたもの」を意味する。認証を得るには「豚肉やアルコールを含まない」など細かい規定を満たす必要があり、イスラム神学者らでつくる認証機関が、食品の成分や製造工程を審査している。

 日新丸を所有する共同船舶(東京都)によると、同船が広島県尾道市に係留中の昨年11月13日、認証機関が船内で加工処理の過程を確認。手の消毒で使っていたアルコールがイスラム法上認められないと指摘を受け、次亜塩素酸ナトリウムに変更し、同24日に認証された。

唐辛子とエビの価格が高騰    マレーシア

2014-01-31 00:17:38 | 
JOHOR BARU発:赤唐辛子と 生鮮エビの価格がこの数日間で倍になった。売り手は在庫の無いことと悪天候を理由にあげている(1月20日THESTAR)

THE STAR紙が数箇所の市場を調べた結果赤唐辛子がキロあたりRM22 リンギットに高騰、先月はこれが12リンギットであった。野菜を販売しているLee Soon Cheng, 45歳はここ数日間赤唐辛子の入荷が途絶え、家格が急騰したのだという。「自分の仕入れ先もこちらの需要を満たすことが出来ない。だから卸売市場で買っている」という。

また、生鮮エビはキロあたりRM40リンギットとなり、多くの消費者らはポケットに痛手だという。 魚商のTan Chong Lin, 39歳は現在は悪天候で漁師たちは海に出られないという。「多くの顧客が苦情を言う。この高値のために、彼らは買うのを止めるか、わずかな量しか買わない」という。またクロマナガツオpomfret (ikan bawal hitam) はキロあたりRM38リンギットとなっている。

華人の春節に必須である乾燥牡蠣やラプチョン中国式腸詰lap cheongの価格も春節を前に高騰している。乾燥牡蠣は1リンギット上がって、小粒のものでも100グラムがRM10リンギットとなった。大粒のものはキロあたりRM110である。Taman Puteri Wangsaの乾物店のYeap Chin Jeng は地元産のラプチョン(腸詰)はキロあたりRM22だが香港からの輸入物はキロあたりRM5がってRM48リンギットになったという(以下省略)

食糧安全保障への脅威  インドネシア  (2)

2014-01-30 08:17:40 | 亜細亜海道
アフリカからアラスカまで、多くの沿岸集落は実質的に大きなリスクに見舞われている。彼らの文化はすべからく海洋生物によって成り立っているが、二酸化炭素の脅威にさらされ、彼らの子や孫の代は十分な食べ物を得るために格闘することになるだろうと研究成果が伝えている。

精密に解読する科学は水産物の不足はまだその萌芽のままであるというが、しかしもっともリスクを受ける沿岸集落はすでに貧困、海洋汚染、乱獲、災害をもたらす海面上昇などに見舞われている。「どのくらいの数の人々が影響を受けるかはわからない」とマサチューセッツのウッヅホール海洋研究所の海の酸性化と食品安保を研究しているSarah Cooleyはいう。「然しそれがきわめて大きな数となる」と。またサンデイエゴのスクリップス海洋研究ところの酸性化とサンゴの研究者であるAndreas Anderssonは, こうした人々は文字通り彼らの生活と戦っている」という。

変化する脆弱な海の環境の中に、彼らがそのように知覚していなくとも、Tadiをはじめとする1600人の住民がいる。彼の高床式の家は真昼の陽光をさえぎっている。彼はこうした薄い藁葺き屋根の小屋ががたがたの厚板でつくられた歩み板で村中繋がっている。全てがエメラルド色の海面の10フィートほど上に位置している。彼は他の村人と同じように自分の年齢さえも定かではない。然し彼が思い出せる範囲でTadiは網や、篭や、釣りあるいは銛でハタ、タイ、ベラ、フエダイなどを漁獲する。ときには彼の村の男たちが小さなマグロを追ってゆくえ不明になることもあった。

女たちは潮が引いて浅くなった海で泳ぎ、貝類、ナマコ、ウニ、海草などを収穫する。そして彼女らは櫂をこいで近くのKaledupa島の市場に出かける。そこでは 肉付きの良い漁獲物でもわずかな金にしかならない。

火災のあとにタンカーが爆発      トルコ

2014-01-30 08:17:11 | 海事
トルコ船籍のタンカーM/T Tibil(長さ101m、1981年建造)が火災のあとに爆発したとトルコ安全行政局が発表した。この事故はイスタンブール近くのTuzla造船所の錨地で発生したと(1月20日SNT)

当局のウエブサイトによると高速救助艇Kıyı Emniyeti 6とvoith-schneider 級のタグボートKurtarma 1が現場に急行した。専門家によると本船の沈没や転覆の恐れはないという。本船は緒弦側に大きく傾斜しているがバラストで調整されると。この事故で乗組員一人が死亡4人が負傷したという。

冷凍シシャモの生産が始まった  アイスランド

2014-01-30 08:16:40 | 水産・海洋
冷凍シシャモの生産がアイスランドのHB Grandi社 Vopnafjördur工場で始まった。これは同社のIngunn AKがこの漁期最初の水揚げを行ったことによるものである(1月17日FUD)

工場の責任者Magnús Róbertssonによると、「冷凍生産は順調だが今のところ魚のサイズは小形である。我々は大形を選別し冷凍にまわしそれを出荷する。そうでないとシシャモはフィッシュミールや魚油に回ることになる」と。現在同社は75~80人の体制で稼動している。

食糧安全保障への脅威  インドネシア  (1)

2014-01-29 00:34:42 | 亜細亜海道
自給自足の生活:スラウエシの南東にあるバンダ海のKaledupaとHoga島の村では1600人の冬眠が生活している。 事実上島民が食べるものは全てが海の恵みによるものであり、あるいは獲ったものを売って金に買えて生活している(1月27日MYT)

海水温の上昇と海水の酸性化が海に頼り生きている世界中の数百万人にリスクをもたらしている。
彼はシャツも着ないでバンダ海に建てられた家の竹で出来た薄い床に座っていた。彼Tadiは近くの岩礁にタコを探しに出かけカヌーで戻ってきたところであった。彼とその近隣利の人々は毎日こうして生活している。食べるものはないかあるいは金になるものをと探している。漁業はここでは生存のためのものである。

インドネシアのHoga 島の水上家屋では何の産業も無く、水の供給もない。彼らは酸素の補給無く潜水し、手で彫った木製のゴーグルをつけ、刃物で削った木製の銛を使う。彼らは獲れた物を食べ、金はボートの燃料や根菜、米、木材などの購入に当てる。「漁獲無しでどうやって家族を養えるか?」とTadiはいう。

彼は多くのインドネシア人のように名前はひとつだけだ。今Tadiの棲む集落は世界中の無数のほかの地と同じように、工業化社会が排出する化石燃料との衝突の道を歩んでいる。世界中の数百万人の海洋生物に頼る人々は海水温の上昇と海水の酸性化の影響を受けやすい。燃えた石炭、石油、天然ガスにより放出された二酸化炭素から海の酸性化である。このことは米国の北西太平洋のカキ養殖業者や凍る海のベーリング海の課に漁師でも同じである。彼等はいまや海洋化学的な大きな変化にさらされている。

漁船で一酸化中毒死  英国

2014-01-29 00:34:01 | 海事
Whitby漁港の漁船の中で2人が死んでいるのが発見された。そこには火の着いたままのオーブンがあった(1月15日MIRROR.UK)

この二人の漁師は一酸化炭素中毒で亡くなったものと見られる。2人がベッドの中で見つかったのは今朝のこと。彼らは翌朝の市場に備え係船し、オーブンで暖を取っていたと見られる。彼らは死んだ状態で発見された。彼らはNorthumberlandのAbleからと見られる。この船は3隻のホタテ漁船のうちのひとつである。彼らは燃料補給を待っていたものでそのタンカーが到着してから彼らを起こそうとしたもの。(以下省略)

洋上で拿捕漁民を交換  インドとスリランカ

2014-01-29 00:32:54 | 海事
インドとスリランカは領海を越境したことで拿捕収監していた互いの漁民数十人を海上で交換した(1月16日BBC)

この洋上交換は隣国同士のあいだの緊張緩和を計ろうとする兆候である。インド海軍側は52人をスリランカに引渡し、反対に51人のインド人が引き渡された。スリランカの病院に1人のインド漁民が入院中であり、依然236人がスリランカに拘束されている。また152人のスリランカ人がインドにいる。

木曜日の送還は1月20日に予定されている両国の会談に先立って行われたもので、これに続き更なる釈放が期待される。BBC放送のコロンボ駐在Charles Havilandは両国による6人の漁業委員会が定期的に階差愛される見込みであるという。
攻撃や密漁についての漁民の告発が両国の間では依然頻発している。


ロシアがクレームをつけた缶詰は政治との関係はない    ラトビア

2014-01-28 00:02:52 | 
RIGA発:ロシアがクレームをつけたラトビア製造のスプラッツ(小形のニシン)缶詰に政治的関係はないとラトビア食品獣医局長のMaris Balodisが火曜日発言した(1月14日ITAR-TASS)

「ロシアのクレームは政治的意図のあるものではない」と彼はラトビアrTVのインタビューで応えた。「現時点でクレームはわずか1社のそれも単一のバッチについてのものである。ロシアはこの会社の製品の輸入を禁
止にはしていない」と同氏が発言した。

彼は彼の業務としてロシア獣医植物検疫管理局(Rosselkhoznadzor)がSIA Randa社が製造したスプラットの缶詰にサービスがベンゾピレンbenzapyreneを検出したという問題について製品品質を調べることを約束した。「ロシアがこの会社あるいはこの国で製造された製品が基準に合わないと表明した場合には一定の手順がとられ検査が強化される」とBalodisが発言。

1月13日RosselkhoznadzorはSIA Randa社製造のスプラッツ缶詰にベンゾピレン(発がん物質のひとつ)が増えているとして検査の強化を課した。この物質は体内に蓄積すると健康被害があるという。また本件とは別にロシアの消費者保護機関のRospotrebnadzorが官能試験によりラトビアのKolumbija社が製造した缶詰から脂肪とカロリーで問題を発見したとしてロシアの衛生基準に準拠していないとしてLibavaブランドの同社の缶詰24,000個を販売中止にしている。

ノルウエーがロシア漁船を銀行保証を差し入れたことで釈放

2014-01-28 00:02:15 | 海事
MOSCOW発:ノルウエー当局がロシア漁船 Novoazovsk を6万ドルの銀行保証を差し入れたことで釈放したとロシア連邦漁業局(Rosrybolovstvo)が木曜日ITAR-TASSに報じた(1月16日ITAR-TASS)

1月14日ロシア漁業局広報センターはノルウエー警察が本船を点検した後に拿捕した漁船を当日に釈放するであろうと報じた。この点検は14日に予定されていた。ノルウエー沿岸警備隊はNovoazovskの船長にノルウエーのTROMSO港への連行をさけるために現場で担保を差し出し漁を続けることを提案したがロシア船は拒否していた。
ノルウエー側はNovoazovskが死んだ魚を故意に船外に投棄していてノルウエーの漁業管理規則に違反しているとした。しかしNovoazovskの船長Vasily Pashchenkoはこの申し立てを否定した。船長はわずかな魚が甲板上にある水抜き穴の篭から魚がすりぬけ船外に出たことで逮捕されたと主張。ノルウエー沿岸警備隊側は魚が甲板から落下する様をビデオに記録した。

この中規模のトロール漁船はムルマンスクを母港とし、Arkhangelsk Trawler船団の所属である。乗組員は4人で食料は30日分ある。(以下省略)

海の奴隷

2014-01-28 00:01:30 | 海事
スコットランドとイングランド警察が英国漁船で移住労働者に対し奴隷労働に近い虐待が行われているという訴えについて捜査したと(1月20日FUD)

この虐待を暴露したのは週末のSunday Timesで海の奴隷-英国漁船に囚われて」というタイトルの特集記事であった。この扱いを受けたのはおもにフィリッピン人漁民である。彼らは仕事の契約の基に英国に飛来したが、賃金が少ないかあるいは無報酬であったという。彼らはしばしば殴打されたとジャーナリストのGeorge Arbuthnottが暴露舌。焦点が当てられたのはホタテ漁船で、怒った船長がアジア人のグループを追い回し、彼らにパンチの雨を降らせたという。

Mr Arbuthnott はふたつの漁業関連チャリテイFishermen's Mission とthe Apostleship of the Seaに注目、こんれらの目的は漁業者を支援するためのものである。彼によれば外国人漁業者への英国の依存度は、1970年代のタラ戦争以降遠洋漁船の係船が増加し、年々高まっているという。多くの名だたるスーパーマーケットやシーフードレストランにホタテの供給源について聴取したがそのほとんどが拒否したという。

昨夜国家犯罪捜査局は英国沿岸で150人以上の係官が参加した急襲が行なわれた。この結果少なくとも0人以上の被害者が発見された。然し当局はこの発見は氷山の一角に過ぎないと見ている。被害者のフィリッピン人漁民はひと月900ポンドの報酬に釣られてやってきたものという。

北極圏Lofotenの情景   ノルウエー

2014-01-27 00:20:32 | 
マダラはノルウエーで漁獲される様々な形で地元で食べられる。乾したチップ、鮮魚のフィレーなどである。バイキングの時代には船乗りは巨大な棚で魚そのものを乾してからまた水で戻す、時には数年後の場合もある。(1月16日jauntedcom)

バイキング時代の米国の状況は不明だが、スカンジナビア諸国、特にノルウエーやスエーデンでは船乗りたちはこれを好んだし、旅に必要な品としていた。 我々はそれを手に持ってみるまでは信じられなかったがこの乾した魚は羽毛のように軽い。そこに本当に肉がついていたのかと疑うほどである。それがたんべられるものとは見えないのだがこれはバイキング時代の食物源であった。ノルウエーの春の気候はこの品を作ることを可能にする。潮風の当たる場所で魚は腐ることが無く7日ほどで乾燥される。

先ずはじめに、取れた魚はフィレーにされきれいにする。漁師らは魚卵と舌を取り出しこれらは別々に販売される。そののち魚は巨大な棚に吊るされる。(冬場は室内の棚に吊るされる)およそ一週間後、魚は調理することも出来るし、あるいは保存、梱包して出荷されることになる。アフリカ、イタリア、ポルトガルなどがノルウエー産乾しタラの主要な客である。(以下省略)

「海南規則は無視」せよと呼びかけ  フィリッピン

2014-01-27 00:19:55 | 海事
フィリッピン漁業者は中国が外国漁船に南シナ海のほとんどに入域する際の許可を必要とするとした規定を無視せよと国防大臣Voltaire Gazmin が発言した(1月17日AFP/standard.uk)

この規則は昨年11月海南省の議会を通過し今年から発効する。これはこの主張が重なり合う海域における紛争の多発を受けてのもの。Gazminはフィリッピン北部の軍事基地を訪問、海南規則は一部主張が重なり合っているフィリッピンの了解には適用されないと発言した。

「我々は自国領海についてこのような規則に従うことはない」と発言。「我々の漁場を有しない国になぜ入域許可を得なければならないのか?」と。政府は必要に応じて漁船に護衛をつけるという。

シシャモの養殖に成功     北海道

2014-01-27 00:19:13 | 水産・海洋
水産研究者が日本の北海道の周辺にしか生息しない海水魚シシャモの大量養殖に成功した。室蘭にある北海道養殖研究所に勤務する石田良太郎氏はこれはおそらく日本で始めての養殖成功事例ではないかという。(1月15日TFSND)

日本で現在シシャモとして売られているものは実は別の魚種のcapelin (カラフトシシャモと呼ばれる)もので主にカナダやアラスカから輸入されているとJapanTimesは報じている。タンクの中で養殖されているおよそ1500尾のシシャモを見つめながら同氏は「自分はシシャモが生みの底を泳ぐのそれとも表層化を考えていた。この大量養殖が成功しなければそれも叶わなかった」

石田氏はこの魚についての研究を2年前に開始、幼魚については知見が少ないためこの生態のこれらの魚を基に行うという。
また漁獲量が最近急減していることの原因究明も行う。同氏のチームはこの研究のためにおよそ12,500尾のシシャモを淡水で孵化させた。