ワインな ささやき

ワインジャーナリスト “綿引まゆみ” (Mayumi Watabiki) の公式ブログ

純米無濾過 生酒「開運」飲み比べ

2014-06-12 10:00:00 | ワイン&酒
4月に横浜で開催されたチャリティイベント 「第6回 酒は未来を救う」 の会場内に、新1年生になる児童養護施設の子どもたちにランドセルや文具などをプレゼントするための 「タイガーマスク募金」 がありました。

今年で3回目となる募金で、私もささやかながら毎年協力していますが、募金をすると、協賛している蔵元などのノベルティがいただけるのです。

蔵元の前掛けやTシャツなどもありましたが、せっかくなので、日本酒をいただいてきました。


左から)開運 純米無濾過 「山田穂」 「山田錦」 「誉富士」  
土井酒造場
 (静岡県掛川市)

各100mlのミニサイズで、飲み比べにはピッタリ。
原料米が違う のですが、私にわかるでしょうか?(笑)

要冷蔵の生酒でしたので、よく冷やしていただきました。



開運 純米無濾過 「山田穂」
山田錦の母親として大正時代に栽培されていた酒米で、開運ではタンク1本のみ醸造。
ほわりとした口当たりで、輪郭はゆるめ。やさしいタイプなので、日本酒を飲みなれない人にも受け入れられそうでしょうか。

開運 純米無濾過 「山田錦」
山田錦は有名ですね。兵庫県産特A地域の山田錦を使っているそうです。
「山田穂」よりも輪郭がくっきりとし、酸味も少し感じます。透明感があり、バランスがよく、これは飲みやすい。

開運 純米無濾過 「誉富士」
「誉富士」は静岡県の農業試験場が育成した酒米で、このところ注目を浴びているとか。
口当たりがつるつるとなめらか。「山田錦」よりも凝縮感、クッキリ感があり、味わいは濃密。リキュールのような濃さを感じました。



私が自分のために選ぶなら、酸味と甘みのバランスのよい「山田錦」ですね。
「誉富士」は私には少々強く感じました。
食事をしながらだと、「山田穂」はフードとよくなじみます。

アルコールはだいたい17~18度未満で、ワインよりも少し強めですが、冷やして飲む生酒なら、今くらいの時期もおいしく飲めそうです。



父の日 が目前に迫っています。
贈り物を選ぶなら、こんな“縁起のいい名前の日本酒”などもいいかもしれません


コメント
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