ワインな ささやき

ワインジャーナリスト “綿引まゆみ” (Mayumi Watabiki) の公式ブログ

甲州にごりスパークリング

2013-01-02 12:17:23 | ワイン&酒
1年のスタートは、やはり 日本のワイン から

2012年3月に購入しておきながら、なかなか出番のなかった甲州のにごりスパークリングワインを元旦の晩酌に開けました。


Sparkling Wine Muddy Koshu 蒼龍葡萄酒 (山梨県甲州市)


期間限定品です(750ml)

生産年が記載されていませんが、買った時期から推測すると、おそらく2011年の秋に仕込まれたものではないでしょうか。


栓は 王冠 が使われています



瓶の底にはかなりのオリがありました。
1日は静置し、5℃くらいによく冷やして静かに開けてください、という注意書きに従い、念のためにシンクの上で開けたところ、ベージュ色に濁った液体がボコボコと噴出し、しばらく経ってからようやく止まりました。


グラスに注ぐ際に泡が超こんもり!    白濁しています

瓶内二次発酵が継続中なため、泡の気圧が強烈!

飲んでみると、味わいは甲州ワインです。泡がクリーミーで、濁り酒のとろみもあり、まったりした質感ですが、辛口タイプ。アルコール度数は軽めの11%。
お正月の料理にもそこそこ相性がいいですし(個人的には黒豆が好みのマリアージュ)、にごり酒かつ発泡酒でもあるので、この時期に開けて正解でした。



最初はシャンパーニュグラスに入れてみましたが、甲州種独特ののアロマとふっくら感を出すにはスティルワイン用のグラスの方がいいかもしれない、と思い、上記のグラス(シェフ&ソムリエシリーズ アロマップ フルーティー35)に変えたところ、ドンピシャでした。グラスの相性って重要ですね。



このマディスパークリング甲州は、たしか1500円前後で購入しました。
スティルタイプと同程度の価格で楽しめますから、時にはこんなチョイスも面白いのでは?

ただし、抜栓する際は大噴出に注意してくださいね


コメント
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