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ワインな ささやき ※「はてなブログ」(https://may-w.hatenablog.com/)に引っ越します

ワインジャーナリスト “綿引まゆみ” (Mayumi Watabiki) の公式ブログ

2000年ボルドーに酔いました

2011-11-02 10:14:25 | ワイン&酒
牛込神楽坂のビストロ 「ル・ミディ」でいただいたワインは・・・



Vin de Pays du Gard Blann Sec 2008 Domaine de Christin (仏、ラングドック)

せっかくなら面白いものを飲みましょう、とチョイスしたのは、フランスはガール県のヴァン・ド・ペイでユニ・ブラン100%の白

ユニ・ブランという葡萄については、以前、シャトー・タリケ(イケメン兄弟)を紹介したところで説明しましたが、病気に強く、蒸留に適した品種です。

ブランデーに多く使われ、コニャック地方では95%がこのブドウが栽培されています。
ワインにすると、酸が高く、エキス分やアルコール分の低いものになるといわれていますが、このワインは酸と果実味のバランスが取れ、ほどよいボリュームの飲みごたえで、料理にも幅広く合わせられました。
ボトルで3,000円。ビストロでチョイスするには、味わい、価格ともオススメですね。



Moulin d'Issan 2000 (仏、ボルドー)

友人と2人なので、ボトル2本は躊躇われたのですが、残ったら残ったで、どうにでもなるでしょう(笑)と、友人が「普段なら絶対に手を出さない」というボルドーをチョイス。

マルゴー村格付け3級ディッサンの名前がつけられていますが、ディッサンのセカンドでもサードでもなく、単にディッサンが関与するボルドー・スペリュール
ただ、1本道を挟んだお向かいは、あのシャトー・マルゴーだとか。

このワインを選んだのは、ヴィンテージが2000年(超当たり年)であったこと、ボトルのお値段が3,800円だったこと、そして、せっかくなら普段飲まないものにしてみましょうか、という理由がありました。

香りには熟成香が現れ、飲む前からこれはおいしいに違いない!と思えるほど。
口に含むと、やわらかい果実味とジューシーさを感じる酸のアタックの後、しなやかなタンニンが舌に絡みつき、ボディは非常になめらかです。
うん、これはおいしい!
単なるボルドー・スペリュールの2000年だったのが功を奏したのかもしれません。

で、結局、残ることなく飲み干しました(笑)

このワインは大当たり!こんなお値段で出してくれるとは、以前に入れられたのでしょうね。
ただ、店にはあと1本しか在庫がないようなので、気になる方はお早めに確保を



店のグラスワインは500円から。ワインによってデキャンタサイズもあります。
ワインリストもありますが、お勧めは店内の黒板に書かれている3,000円ワイン(10種類くらいあったと思います)。

お手頃なワインとおいしいビストロ料理。
実はあまり教えたくない店かもしれません(笑)

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ビストロ ル ミディ (新宿区横寺町68)

  http://www.lemidi.jp/


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