11月21日~27日は「イタリアンワインウイーク」 ですが、
ちょっと軽~く、フレンチスパークリングワインでインターバルといきましょうか
11月25日、フランス産のスパークリングワインの試飲会が都内で開催されました。
フランス産のスパークリングワインというとシャンパーニュが著名ですが、それ以外にも、フランスでは各地でスパークリングワインが伝統的に造られています。
今回紹介されたのは、シャンパーニュ以外のスパークリングワインです。
発泡ワインをつくるには4つの方法があります
■ メトード・トラディショネル or メトード・クラシコ (伝統方式)
シャンパーニュと同様、瓶内二次発酵により炭酸ガスを発生させますので、クオリティ的にはシャンパーニュに最も近いといえるでしょう。この製法によるものはAOC名に「クレマン Cremant」と名付けられます。
■ メトード・アンセストラル or メトード・リュラル (伝来方式/田舎方式)
アルコール発酵の途中、糖分がまだ残っている状態で瓶詰めします。
糖分を追加せず、ブドウ本来の糖分だけで発酵が続いて炭酸ガスを発生させます。
よって、アルコール度数は低めになりますが、品種のアロマが生きたワインになります。
■ メトード・シャルマ or メトード・キュヴェ・クローズ (密閉タンク方式)
ボルドーのジャン・ユジューヌ・シャルマ氏が考案したため、シャルマ方式と呼ばれます。
空気に触れない大きな密閉タンクで二次発酵を行い、短時間かつ低コストで均質な発泡ワインを造ることができます。
■ ガゼフィエ (炭酸ガス注入法)
瓶詰めしたワイン、もしくは密閉タンクのワインに炭酸ガスを注入します。
こちらも当然、低コスト。Vin Gazefie とラベルに記載されます。
さて、試飲会では180を超えるフランス産スパークリングワインが並んでいましたが、いつも気になるのは、ジュラとサヴォワの地域のもの。この地域はスティルワインも好みなんです。
Cremant du Jura
左)Blanc Brut 中)Rose Brut /Fruitiere Vinicole d'Arbois
右)Philipe Michel Chardonnay Brut La Maison du Vinneron
シャルドネやピノ・ノワールを使い、メトード・トラディショネルで造られたクレマンで、この地域のワイン独特の個性的なうま味があります。
(輸入元:Fruitiere Vinicole d'Arbois 株式会社トゥエンティーワンコミュニティ)
(輸入元:La Maison du Vinneron 株式会社八田)
AOVDQS Bugey (Savoie)
左)Bugey Brut 中)Bugey Cerdon/Duport Dumas
右)Bugey Cerdon VDQS Methode Ancestrale Rose Ligot Martin
2つのセルドンは、やや甘口タイプのロゼ。右はガメイ100%で、個人的にはかつて何回かリピートしたお気に入りの1本です。濃さがあり、まろやかです。
(輸入元:Duport Dumas 株式会社西岡寅太郎商店)
(輸入元:Ligot Martin 株式会社ジャパンインポートシステム)
Sieur Darques の3本 (ラングドック地方)
リムーで500年の伝統のある生産者で、左はブランケット・リムー、右2つはクレマン・ド・リムー。味わいもよく、高級感あるボトルなのに、2,205~2,730円(輸入元希望小売価格)というのは嬉しくないですか?著名レストランでも多くオンリストされているという理由がわかる気がします。
(輸入元:株式会社飯田)
Gaillac Methode Ancestrale (南西地方)
左)Brut Chateaux L'Enclos 右)Demi-Sec Domaine de d'Escausses
左はブリュットなのに、やさしい果実味の味わいがチャーミング。女性醸造家です。
ほんのり甘いドゥミ・セックは、ほっとする癒し系。
(輸入元:株式会社サンティール)
ここぞという時はシャンパーニュに登場してもらえると嬉しいですが、個性ある各地のフレンチスパークリングワインもかなりお役立ちです。
上で取り上げた11本は2,000円台(輸入元希望小売価格)で、2,300~2,600円が中心価格帯。
なんたって、プライスが魅力的ですから、これからのパーティーシーズンでは大いに活躍してくれること間違いなしでしょ?
※他によく見る定番的な発泡ワインとしては、クレマン・ダルザス(アルザス)、クレマン・ド・ブルゴーニュ、クレマン・ド・ボルドー、クレマン・ド・ロワールなどがあります。
ちょっと軽~く、フレンチスパークリングワインでインターバルといきましょうか
11月25日、フランス産のスパークリングワインの試飲会が都内で開催されました。
フランス産のスパークリングワインというとシャンパーニュが著名ですが、それ以外にも、フランスでは各地でスパークリングワインが伝統的に造られています。
今回紹介されたのは、シャンパーニュ以外のスパークリングワインです。
発泡ワインをつくるには4つの方法があります
■ メトード・トラディショネル or メトード・クラシコ (伝統方式)
シャンパーニュと同様、瓶内二次発酵により炭酸ガスを発生させますので、クオリティ的にはシャンパーニュに最も近いといえるでしょう。この製法によるものはAOC名に「クレマン Cremant」と名付けられます。
■ メトード・アンセストラル or メトード・リュラル (伝来方式/田舎方式)
アルコール発酵の途中、糖分がまだ残っている状態で瓶詰めします。
糖分を追加せず、ブドウ本来の糖分だけで発酵が続いて炭酸ガスを発生させます。
よって、アルコール度数は低めになりますが、品種のアロマが生きたワインになります。
■ メトード・シャルマ or メトード・キュヴェ・クローズ (密閉タンク方式)
ボルドーのジャン・ユジューヌ・シャルマ氏が考案したため、シャルマ方式と呼ばれます。
空気に触れない大きな密閉タンクで二次発酵を行い、短時間かつ低コストで均質な発泡ワインを造ることができます。
■ ガゼフィエ (炭酸ガス注入法)
瓶詰めしたワイン、もしくは密閉タンクのワインに炭酸ガスを注入します。
こちらも当然、低コスト。Vin Gazefie とラベルに記載されます。
さて、試飲会では180を超えるフランス産スパークリングワインが並んでいましたが、いつも気になるのは、ジュラとサヴォワの地域のもの。この地域はスティルワインも好みなんです。
Cremant du Jura
左)Blanc Brut 中)Rose Brut /Fruitiere Vinicole d'Arbois
右)Philipe Michel Chardonnay Brut La Maison du Vinneron
シャルドネやピノ・ノワールを使い、メトード・トラディショネルで造られたクレマンで、この地域のワイン独特の個性的なうま味があります。
(輸入元:Fruitiere Vinicole d'Arbois 株式会社トゥエンティーワンコミュニティ)
(輸入元:La Maison du Vinneron 株式会社八田)
AOVDQS Bugey (Savoie)
左)Bugey Brut 中)Bugey Cerdon/Duport Dumas
右)Bugey Cerdon VDQS Methode Ancestrale Rose Ligot Martin
2つのセルドンは、やや甘口タイプのロゼ。右はガメイ100%で、個人的にはかつて何回かリピートしたお気に入りの1本です。濃さがあり、まろやかです。
(輸入元:Duport Dumas 株式会社西岡寅太郎商店)
(輸入元:Ligot Martin 株式会社ジャパンインポートシステム)
Sieur Darques の3本 (ラングドック地方)
リムーで500年の伝統のある生産者で、左はブランケット・リムー、右2つはクレマン・ド・リムー。味わいもよく、高級感あるボトルなのに、2,205~2,730円(輸入元希望小売価格)というのは嬉しくないですか?著名レストランでも多くオンリストされているという理由がわかる気がします。
(輸入元:株式会社飯田)
Gaillac Methode Ancestrale (南西地方)
左)Brut Chateaux L'Enclos 右)Demi-Sec Domaine de d'Escausses
左はブリュットなのに、やさしい果実味の味わいがチャーミング。女性醸造家です。
ほんのり甘いドゥミ・セックは、ほっとする癒し系。
(輸入元:株式会社サンティール)
ここぞという時はシャンパーニュに登場してもらえると嬉しいですが、個性ある各地のフレンチスパークリングワインもかなりお役立ちです。
上で取り上げた11本は2,000円台(輸入元希望小売価格)で、2,300~2,600円が中心価格帯。
なんたって、プライスが魅力的ですから、これからのパーティーシーズンでは大いに活躍してくれること間違いなしでしょ?
※他によく見る定番的な発泡ワインとしては、クレマン・ダルザス(アルザス)、クレマン・ド・ブルゴーニュ、クレマン・ド・ボルドー、クレマン・ド・ロワールなどがあります。