吉村青春ブログ『津屋崎センゲン』

“A Quaint Town(古風な趣のある町)・ Tsuyazaki-sengen”の良かとこ情報を発信します。

〈津屋崎千軒町並み散策〉048・薬師神社

2015-01-25 05:23:31 | 津屋崎まちなみ散策

 

写真①:赤鳥居が目立つ「薬師神社」

     =福津市渡で、2015年1月18日撮影

  

〈津屋崎千軒・町歩きスポット〉 59

 :薬師神社

 

子育ての仏様・〝お薬師様

参道途中の「恋の浦」絶景ビューポイントが人気

  福津市渡の「薬師神社」=写真①=は、玄界灘に突き出た渡半島の西側の崖地にあります。

  昭和28年(1953年)までは、渡の御園(おぞの)にある「楯崎神社」(明治5年以前は「楯崎寺」)が「薬師神社」のすぐ前の平地にあり、「薬師神社」はその境内社でしたが、今は「楯崎神社」の奥の院。「薬師神社」へ向かう参道(福岡県立「大峰山自然公園」の自然歩道)左手路傍に「楯崎宮」の石製扁額が、置かれています=写真②=。「楯崎神社」は、同年の大雨で神社が傾いたため御園に再建されました。

  

写真②:参道左手路傍に置かれた「楯崎宮」の石製扁額

  江戸時代中期の宝暦4年(1754年)、大木村大庄屋・中村治助斉保が渡村薬師仏を祀る薬師寺の境内に石灯籠を寄付したという古文書(「桑野家文書」)が残っています。薬師様は子育ての仏様とされ、子連れの参拝者が多いという。中村治助斉保は、福岡藩郡代から江戸中期・寛保元年(1741年)の津屋崎塩浜塩田開基にあたって、「御普請総裁」を命じられ、津屋崎製塩の祖・大社元七(おおこそ・もとしち)の上司として塩田40㌶余の開発に成功しています。

  「薬師神社」へ行くには、「楯崎神社」北側の海岸沿いにある路傍駐車場で車を降り、自然歩道を約500㍍上ると、突きあたりです。途中にNHK福岡放送局が16日放映した福岡発地域ドラマ・『ここにある幸せ』(津屋崎物語)で有名になった「恋の浦」絶景ビューポイント=写真③=があり、ドラマで訪ねる観光客が相次いでいます。見物に訪れる方は、崖から滑り落ちないように、自己責任でご注意を。

 

写真③:「薬師神社」から「楯崎神社」北側の路傍駐車場へ歩く自然歩道途中にある「恋の浦」絶景ビューポイント(向こう)

コメント
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