吉村青春ブログ『津屋崎センゲン』

“A Quaint Town(古風な趣のある町)・ Tsuyazaki-sengen”の良かとこ情報を発信します。

2007年3月3日/〈日記〉103・いいんですか、〈津屋崎干潟〉で潮干狩り?

2007-03-03 21:54:31 | 日記
写真①:〈津屋崎干潟〉で潮干狩りをする人たち
     =福津市堅川で、2007年3月3日午後4時55分撮影

 福津市堅川の〈津屋崎干潟〉で3日、潮干狩りをする人たちが目立ちました=写真①=。干潟東岸の道路端には、マイカーの駐車の列もできていました。

 ところが、〈津屋崎干潟〉には、福津市が「干潟保全のために、貝掘りをご遠慮ください」と注意を呼びかけた干潟保護の看板=写真②=が建てられています。市うみがめ課の対応はどうなっているのでしょうか。


 干潟は、たくさんの生物が水や土を浄化するため、「自然の浄化槽」と言われます。なかでも、アサリ貝は大きな働きをしています。津屋崎干潟は、その浄化機能低下の危機にさらされているとして、福津市市立津屋崎小学校の児童が2002年から水質浄化機能を持つアサリとハマグリの稚貝を放流し、市と同小学校で「貝掘りをご遠慮ください」と干潟保護の看板を建てました。


写真②:「干潟保全のために、貝掘りをご遠慮ください」と福津市と津屋崎小学校が建てた看板
     =福津市末広で、06年11月15日午前11時38分撮影

 また、津屋崎干潟は小魚や貝、ゴカイなど野鳥の餌が豊富で、カモ類やサギ類など野鳥の楽園になっています。環境省から絶滅危惧(きぐ)種に指定されているクロツラヘラサギ(トキ科)=写真③=の越冬地でもあり、06年11月に福岡県から約63㌶が「鳥獣保護区」(特別保護地区)に指定されました。

 この日夕方も、クロツラヘラサギ5羽が津屋崎干潟で餌を採っていました。この暖かさで水の温んだ干潟には、日曜日の4日もかなりの潮干狩りのグループが来ると思われます。野鳥たちの餌場や休憩の場は、脅かされないでしょうか。


写真③:津屋崎干潟で餌を探すクロツラヘラサギ
     =福津市末広で、07年3月3日午後4時41分撮影
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