写真①:浅瀬で泳ぐ2羽のコブハクチョウ(向こうはマガモの群れ)
=福津市渡の「津屋崎干潟」で、2012年11月9日午前8時35分撮影
エーッ、津屋崎の入海にハクチョウが――。福津市渡の「津屋崎干潟」に11月9日朝、コブハクチョウ(カモ科)2羽が姿を見せました=写真①=。
「津屋崎干潟」中央の浅瀬で泳ぐ2羽を遠くから見つけた瞬間、冬鳥のコハクチョウが渡りの途中に立ち寄ったか、と思いきや、双眼鏡で観察してコブハクチョウと分かり、ちょっぴり残念。日本では、飼育鳥や、その子孫が野生化して生息しているといわれ、本来の野鳥が渡来したかの判断は難しいとされています。
私の野鳥観察のお師匠さん(宮崎市在住)によると、コブハクチョウは宮崎市内では十数年前から加江田川や清武川などで繁殖。非常に人慣れしており、近くの遊園地・「こどものくに」(同市青島)から逃げて来たものと思われます。日本で見られるのはほとんど同様の個体と思われるものの、ごく一部は大陸から渡って来るものもあるので、「津屋崎干潟」の2羽は渡来の可能性もあるという。