写真①:浅瀬で憩う4羽のクロツラヘラサギ
=福津市渡の「津屋崎干潟」で、2014年3月31日午前7時25分撮影
クロツラヘラサギ4羽飛来
――福津市・「津屋崎干潟」
時の経つのは早いもので、3月もきょう31日まで。福津市渡の「津屋崎干潟」には早朝、なごりを惜しむかのように北帰行前の冬鳥・クロツラヘラサギ(トキ科)4羽が飛来していました=写真①=。
クロツラヘラサギは、環境省レッドリスト(日本の絶滅の恐れのある野生生物のリスト)で「絶滅危惧ⅠA類」指定の野鳥で、世界に約2700羽しか生息していません。今季、津屋崎では、2013年11月6日に「津屋崎干潟」に第一陣の1羽が渡来、14年1月14日には最多7羽の飛来を確認しています。昨季は、13年4月19日に3羽の飛来を観察したのが最後でしたから、この日の4羽の津屋崎滞在ももうしばらくのようです。