吉村青春ブログ『津屋崎センゲン』

“A Quaint Town(古風な趣のある町)・ Tsuyazaki-sengen”の良かとこ情報を発信します。

〈催事〉0416:佐賀小旅行③

2016-01-24 06:27:41 | 行楽催事

 

写真①:「脇本陣」の宿・「湯元荘 東洋館」(右側)と武雄温泉の朱塗りの「楼門」

        =佐賀県武雄市武雄(温泉通り)で、2016年1月19日午後2時50分撮影

 佐賀小旅行記③

脇本陣の宿・「湯元荘 東洋館」

  1月19日午後、佐賀県武雄市武雄町の「御船山楽園」訪問後、武雄温泉の「湯元荘 東洋館」にチェックイン。江戸時代初期・慶長のころ、旅人の宿「諸国屋」として始まり、創業約400年の伝統を誇る老舗旅館です。長崎街道の宿場町でもあった武雄温泉で参勤交代の大名一行の「脇本陣」の宿を務め、二刀流で知られる剣聖・宮本武蔵が巌流島の決闘後、『五輪の書』の想を練った由緒ある宿という。

  参勤交代の大名は、最高級の旅館「本陣」に泊まり、武雄温泉では「湯元荘 東洋館」=写真①=と道路を隔てて建つ朱塗りの「楼門」を入った所に湯屋(浴場)と隣接してありました。「脇本陣」は大名の従者が宿泊する旅館ですが、複数の大名が同じ宿場に泊まる場合は、格式上位の大名が「本陣」に、他の大名は「脇本陣」を利用。

  「湯元荘 東洋館」4階にある源泉かけ流しの大浴場は、宮本武蔵にちなみ、男湯が「武蔵の湯」、女湯が「おつうの湯」と名付けられています。「武蔵の湯」に浸かると、アルカリ性単純温泉で肌がつるつるになりました。部屋に運ばれてきた夕食の会席料理は、地元作家・窯元が作った鮮やかな器に盛られ、食材の彩りも美しく、評判通りの美味しさでした。

  「湯元荘 東洋館」の建物壁面に、有田焼・柿右衛門窯伝統の図案を特別に使用させてもらって描いたという〝しだれ桜〟の鏝絵=写真②=があるのも、ユニークです。鏝絵のある町並みで有名な愛媛県内子町の左官・市兼武志さんに依頼し、約20日間かけて制作した力作です。

  

写真②:愛媛県内子町の鏝絵職人・市兼武志さんに依頼して描かれた〝しだれ桜〟の鏝絵

  20日の朝食=写真③=も美味しく、1階の喫茶室はコーヒーのサービスがあり、寛げる空間です。客室21室、収容人員90名の旅館の和の佇まいと、スタッフの皆さんの細やかな気遣いが心地よく、また泊まりたい旅館と思いました。

 

写真③:器、食材の彩りが美しい朝食の料理

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