吉村青春ブログ『津屋崎センゲン』

“A Quaint Town(古風な趣のある町)・ Tsuyazaki-sengen”の良かとこ情報を発信します。

〈日記〉521・〈四国・町歩き〉4:卯建の上がる町並み

2013-09-05 04:31:38 | 日記

写真①:国の「重要伝統的建造物群保存地区」に選定された卯建の上がる町並み

     =徳島県美馬市脇町南町で、2013年8月29日午後2時40分撮影

 

〈四国・町歩きスポット〉4

:卯建の上がる町並み

  美馬市脇町南町筋の4百㍍にわたり、50もの卯建の上がる町並み=写真①=は昭和63年(1988年)、全国で28番目の国の「重要伝統的建造物群保存地区」に選定されています。藍染めの原料・阿波藍の集散地として幕末から明治時代まで栄えた「南町通り」には、藍商をはじめ本瓦葺きの商家が数多く建ち並んでいました。

 卯建は中世末、京都や奈良の町家の板屋根の端の保護に使われた土壁が起こりで、防火用の袖壁として役立ったという。「南町通り」の土蔵造りの町家では、隣家との境界の2階妻壁に袖壁風卯建が上がっています=写真②=。

写真②:町家の2階妻壁に上がる卯建

     =「南町通り」で、29日午後2時40分撮影

  「南町通り」中央付近で交差する「桜小路」は、かつて「桜屋」という酒屋の大店(のちに百貨店を営業)があって賑わったことから名付けられました。この交差点角には、袖壁風卯建が2層になった「重層卯建」=写真③=も残っています。

写真③:袖壁風卯建が2層になった「重層卯建」

     =「桜小路」で、29日午後3時10分撮影

  「南町通り」東端近くにある美馬市立図書館も、卯建の町並みに合った白漆喰の土蔵造りです=写真④=。

 

写真④:白漆喰の土蔵造りの美馬市立図書館(右から2軒目の建物)

     =「南町通り」で、29日午後3時15分撮影

 

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