写真①: 「仙巌園」の一角にある亀に見える「亀石」(向こうに霞んで見えるのは「桜島」)
=鹿児島市吉野町で、2017年6月17日午後3時10分撮影
鹿児島1泊旅行記⑩
名勝庭園・史跡「仙巌園」
私たちを乗せた鹿児島交通観光バスは6月17日午後3時、鹿児島市吉野町の「仙巌園」(名勝庭園・史跡)に着きました。江戸時代初期の万治元年(1658年)、島津家19代当主光久が築いた別邸、明治期には本邸として使われた御殿の雄大な庭園で、鹿児島を代表する観光地です。桜島を築山に、錦江湾を池に見立てた「仙巌園」の一角に、亀に見える「亀石」=写真①=があるのを鹿児島交通のバスガイドさんに教えてもらいました。曇りのため、「亀石」の向こうに見える「桜島」は霞んでいます。
「亀石」の近くに、薩摩藩最後の藩主・島津忠義が使った部屋もある「御殿」=写真②=が建っています。
写真②:薩摩藩最後の藩主・島津忠義が使った部屋もある「御殿」
=17日午後3時5分撮影
「仙巌園」の「正門」=写真③=は、平成20年に放送されたNHKテレビの大河ドラマ『篤姫』で薩摩藩邸江戸屋敷に見立てたロケ地になりました。28代当主斉彬は「仙巌園」を愛し、13代将軍徳川家定の正室となった篤姫や幕府軍艦奉行勝海舟、イギリス商人トーマス・グラバーなど歴史を動かした人物もまた訪れたこの地に立つと、時の旅人になった気がします。
写真③:NHKテレビの大河ドラマ『篤姫』で薩摩藩邸江戸屋敷のロケ地になった「正門」
=17日午後3時撮影
「正門」から「御殿」へ通じる道に建つている錫板葺きの「錫門」=写真④=は、島津家当主と嫡男だけが通ることができたという。朱塗りの柱と、白い錫屋根の対比が美しい。
写真④:朱塗りの柱と、白い錫屋根の対比が美しい「錫門」
=17日午後3時撮影