写真①:宅地造成工事が進む西鉄「宮地岳線」跡地(向こう側が旧「津屋崎駅」方向)
=福津市宮司5丁目で、2012年2月27日撮影
旧西鉄宮地岳線跡地・福津市宮司5丁目で宅地造成工事進む
古賀市は、公園や歩道の整備用に跡地買い取りの方針
古里・福津市津屋崎に乗り入れていた旧西鉄宮地岳線(福岡市東区貝塚―津屋崎間、20.0㌔)のうち新宮(福岡県新宮町)-津屋崎駅間9.9㌔が、平成19年(2007年)3月31日限りで廃止され、5年近くになります。新宮町と福津市の間にある古賀市では、路線跡地のうち大根川から福津市との境界まで2.8㌔を市土地開発公社に西鉄から先行取得させたあと買い取る方針で、公園や歩道などにして整備するための利用計画案を作る委託料を計上した平成24年度予算案を市議会に上程するという。一方、福津市宮司5丁目では民間に売却された跡地で宅地造成工事が始まっています=写真①=。古賀市と福津市の跡地利用の差は、なにゆえでしょうか。
旧津屋崎町時代の昭和26年(1951年)7月1日、「宮地岳駅」から「津屋崎駅」まで1駅延長され、全町で祝う〝津屋崎どんたく〟が催されました。津屋崎小1年生だった私も、天神町どんたくパレード隊の〈紳士ダンス・チーム〉の一員としてラインダンスを披露した記憶が今も脳裏に残っています。
宮地岳線跡地で宅地造成工事が始まっているのは、この「津屋崎駅」―「宮地岳駅」の宮司5丁目です。北側の駐車場に使われていた敷地を含む約5,800平方㍍が約20戸の住宅地として開発工事が、福岡市の会社により4月9日までの予定で進められています。
この造成工事の反対側の旧「宮地岳駅」駅寄りの宮地岳線跡地も、近くの小児科病院の第二駐車場に利用されています=写真②=。
写真②:小児科病院の第二駐車場に利用されている西鉄「宮地岳線」跡地(向こう旧「宮地岳駅」方向)
=福津市宮司5丁目で、27日撮影