写真①:新緑萌える大峰山。山頂には「日本海海戦紀念碑」が見える
=福津市末広で、2011年5月20日午前6時55分撮影
福津市津屋崎は20日朝、穏やかな天気。渡半島にある大峰山(標高114㍍)の新緑が萌え、山肌が生き生きとした感じです=写真①=。
山頂の「東郷公園」にそびえる「日本海海戦紀念碑」も、くっきりと見えています。5月27日は、明治38年(1905年)の日露戦争で旧日本海軍連合艦隊(司令長官・東郷平八郎元帥)が世界最強とされたロシアのバルチック艦隊を対馬沖の日本海で撃破した旧「海軍記念日」(現「海の記念日」)。「日本海海戦紀念碑」は〈記念〉を〈紀念〉と書かれており、東郷元帥の揮毫。
日本海海戦当日、大峰山山頂で壱岐の方から黒煙が何本も上がるのを目撃、砲声が響き渡るのを聞いた津屋崎の18歳の青年・安部正弘氏が、「日本海海戦でロシア軍に負けていたら、今の日本はなかった」として、後に獣医・津屋崎町議となり、山頂の「東郷公園」と山腹の「東郷神社」(祭神・東郷元帥)建設に力を注ぎました。
北方領土の軍事圧力強化に躍起となっている今のロシアを思うと、安部青年の想いと重なる気がします。