
写真①:「カモンワーフ」を散策する行楽客
=山口県下関市で、2014年9月23日午後1時25分撮影
門司港レトロと下関・唐戸巡り(4)
「カモンワーフ」と「唐戸市場」
山口県下関市の「みもすそ川公園」からは、サンデンバスに乗ってシーサイドモール「カモンワーフ」へ到着=写真①=。レストランや関門の海産物、お土産店などが2階建てビルに入っています。2階の「からと屋」で、OB会・「読売西部同人会」メンバーの健康を祝して生ビールで乾杯、遅い昼食をいただきました。
昼食後、2階の遊歩道から「カモンワーフ」を見下ろすと、海のそばのボードウオークでの猿回しに人だかりができていました=写真②=。跳び箱の上で空中回転するなど高難度の技を次々と披露、観客から大きな拍手を浴びる芸達者のお猿さんで、楽しい大道芸です。
写真②:大勢の観客に囲まれた猿回しの大道芸
「カモンワーフ」から歩いて、隣の「唐戸市場」=写真③=へ。ここが、フクの競りでテレビ・ニュースや新聞に掲載される有名な卸売市場か、と期待が膨らみます。
写真③:「唐戸市場」の建物外観
「唐戸市場」の建物内には、鮮魚やウニ、海藻類などの露店が並び、ウニ丼、フク料理などが食べられる席もあり、祝日とあって家族連れや観光客ら大勢の人で活気にあふれていました=写真④=。
写真④:露店が並び、大勢の人で賑わう「唐戸市場」
「唐戸市場」から下関港の「関門連絡船」乗り場へ歩いて向かう途中、「聖フランシスコ・サビエル下関上陸の地」の記念碑が目につきました。=写真⑤=。ポルトガルを出た宣教師・サビエルが1550年、大内義隆に会うため下関に上陸、大内領内でのキリスト教の布教を認められ、下関にも教会堂が建てられたと、碑文に刻まれています。〈たとえ全世界を手にいれても自分の魂を失ったならば、なんの益になろうか〉(マタイ福音書16章26節)という「サビエルが日本に行くことを決意させた聖書のことば」は、胸に突き刺さりました。

写真⑤:「聖フランシスコ・サビエル下関上陸の地」の記念碑
下関港の「関門連絡船」乗り場の唐戸桟橋に着くと、巌流島行きの遊覧船の案内看板が立てられていました=写真⑥=。

写真⑥:巌流島行きの遊覧船の案内看板が立つ唐戸桟橋
午後2時59分、唐戸桟橋発の「関門連絡船」に乗り、船室の窓ガラス越しに関門橋を眺めながら門司港へ関門海峡を突っ走り、爽快でした=写真⑦=。
写真⑦:船室の窓ガラス越しに関門橋が眺められた「関門連絡船」
5分で門司港レトロ地区の桟橋に着いた「関門連絡船」から上陸後、JR門司港駅から小倉駅へ向かいます。夕方からは、福岡市中央区赤坂へ移転する平成16年まで読売新聞西部本社があった北九州市小倉北区のホテルで「読売西部同人会」の懇親会に細君と出席。昭和39年(1964年)の西部発刊記念日の9月23日に合わせて開催された「門司港レトロ」と下関・唐戸巡りの小旅行とともに、今年は格別な「秋分の日」になりました。
(終わり)