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吉村青春ブログ『津屋崎センゲン』

“A Quaint Town(古風な趣のある町)・ Tsuyazaki-sengen”の良かとこ情報を発信します。

2018年8月8日/〈日記〉587・電子書籍「アサギマダラに会える日本・台湾15ポイント」に津屋崎浜が掲載

2018-08-08 18:21:47 | 日記

 

写真①:『旅をするチョウ アサギマダラに会いに行こう!-ポイント案内1-』の表紙

     =左上の写真は「津屋崎浜」でスナビキソウの花の蜜を吸うアサギマダラ(2015年5月20日、吉村勝利撮影)

 アサギマダラに会える日本と台湾15ポイントのガイドブック電子版を発行

「津屋崎浜〈「絶景の道」のスナビキソウとアサギマダラ〉掲載

  アサギマダラの移動の謎を調べている全国の同好者約140人で組織している「アサギマダラの会」(中西元男会長、事務局・大阪)編集委員会が8月1日、アサギマダラに会えるポイント解説のガイドブック・『旅をするチョウ アサギマダラに会いに行こう!-ポイント案内1-』=写真①=を電子書籍Kindle版(114ページ、価格400円でAmazon.co.jpで販売中)で発行。日本と台湾の計15ポイントの解説記事がカラー写真と地図付きで紹介されており、私が所属している福岡県福津市のまちづくりボランティア団体・「津屋崎千軒 海とまちなみの会」が2016年から海浜植物・スナビキソウの花の蜜を吸いに飛来するアサギマダラのマーキング調査を続けている同市・「津屋崎浜」も〈「絶景の道」のスナビキソウとアサギマダラ〉のサブタイトル付きで、九州本土でただ1か所、掲載されました。「絶景の道100選」認定・「津屋崎里歩きフットパス」コースにあるポイントと紹介されたことは、津屋崎が全国的に注目されると喜んでいます。

  執筆者は、医師でアサギマダラ研究家の栗田昌裕・群馬パース大学(群馬県高崎市)学長=ポイント「福島県デコ平」の解説執筆=や、「アサギマダラの会」 副会長の金澤至・大阪市立自然史博物館外来研究員=ポイント「鹿児島県喜界島」、「高知県室戸岬」などの解説執筆=ら16人。「津屋崎浜」はアサギマダラに会えるポイントの2番目に掲載され=写真②=金澤副会長から「スナビキソウがそれほど話題になっていない2000年頃に(福津市)勝浦在住の花田氏ご夫婦が5~6月にアサギマダラのマーキングを行っておられた情報を元にアサギマダラの会が2003年6月に調査に入り、アサギマダラの北上期の重要な吸蜜源であることが確認された歴史的なポイント。その後、本格的な調査は行われなかった」として執筆を依頼された「海とまちなみの会」の吉村が記事、写真などを寄稿しました。

  

写真②:15ポイントの2番目に掲載された「福岡県 津屋崎浜」の記事画面

  「津屋崎浜」の解説記事では、成虫が見られる季節は主に5月初旬~6月中旬とし、ポイントの概要として〈福津市の玄界灘に面した「津屋崎海水浴場」周辺である。スナビキソウは「津屋崎浜」の白い砂浜に群生し、このポイントは2014年に開設された「津屋崎里歩きフットパス」というコースの津屋崎1丁目にあたる。津屋崎里歩きフットパスは、「絶景の道100選」(新日本歩く道紀行推進機構)に2015年に認定された〉と説明、同市の里山・宮地岳(標高182㍍)自然歩道から津屋崎の街と津屋崎浜へ寄せる荒波を遮る岬「渡半島」を俯瞰した展望パノラマ写真や、「渡半島」・大峰山(標高114㍍)頂上の東郷公園から見た津屋崎浜と背後のクロマツ林が東西に帯状に伸びる津屋崎松原の写真を添えています。東郷公園からは、ユネスコの世界遺産に登録された「『神宿る島』宗像・沖ノ島と関連遺産群」の構成資産である玄界灘沖に浮かぶ「沖ノ島」も、天気に恵まれれば遠望できることも紹介。

  さらに、調査経過として〈2013年6月6日に津屋崎浜にスナビキソウに群生地を見つけ、飛来した(アサギマダラ〉10頭(羽)を確認。2015年5月27日には(「海とまちなみの会」主催の)「津屋崎里歩きフットパス」ウオークで1頭が飛来し、取材した各系列テレビ局のニュースで放送された。2016年3月7日に(「海とまちなみの会」)会員2人が福津市本木(もとぎ)の山中でアサギマダラの幼虫が、つる性の植物・キジョランの葉の裏にいるのを見つけ、会員6人で現地調査した結果、幼虫を多数確認し、同月16日付読売新聞に掲載された。本木で生まれた幼虫がサナギから羽化して「津屋崎浜」へ飛来の可能性も否定できないとみて、継続調査を進めている〉と掲載。

  また、春季に北方へ渡るアサギマダラの「津屋崎浜」での再捕獲例では、〈(近くに住む)宗俊頼子氏が2013年6月3日に捕獲したメスに「MG 上五島 5/11」の標識があり、野下広人氏が5月長崎県五島列島上五島の林道でマークし、東北東に154kmを23日間で移動したことがわかった〉などと紹介、「津屋崎浜」までの鉄道や車でのアクセス、宿泊出来る民宿の情報で結んでいます=写真③=。

  

写真③:Amazon.co.jpのホームページにアップされた『旅をするチョウ アサギマダラに会いに行こう!-ポイント案内1-』Kindle版紹介画面

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2018年5月9日/〈日記〉585・『はちがめ通信16号』を発行

2018-05-09 03:41:49 | 日記

 

写真①:『はちがめ通信16号』1面

「津屋崎千軒 海とまちなみの会」会報ニュース

『はちがめ通信16号』を発行しました

  私が所属する福津市のまちづくりボランティア団体・「津屋崎千軒 海とまちなみの会」は会報ニュース『はちがめ通信16号』(A3判カラー、表裏2面印刷)300部を5月15日付で発行、会員や活動支援の方たちに配布を始めました。〈津屋崎千軒〉の古い町並みと海辺の自然や景観を後世に残したいと、平成19年(2007年)2月16日に市民や市外の津屋崎ファンの23人で発足した本会の息づかいを年ごとにお伝えする会報も、おかげさまで活動12年目を迎えて16号を数えることができました。皆様のご協力に感謝申し上げますとともに、活動の火をリレーしていただく若い人たちの入会をお待ちしています。

  『はちがめ通信16号』1面=写真①=には、「海とまちなみの会」と福津市複合文化センター「カメリアステージ」が2017年7月29日に開催した『絶景の道100選』と宮地浜「夕陽風景時計」・松原を巡るフットパスを特集。福津、宗像,古賀3市民ら参加者30人が「宮司コミュニティセンター」で、「夕陽風景時計」考案・設計者の緒方義幸会員の「夕陽風景時計物語」と題した講演を聴き、「カメリアステージ歴史資料館」にある世界文化遺産に同月12日登録された「『神宿る島』宗像・沖ノ島と関連遺産群」の構成資産「新原・奴山古墳群」展示も、井浦一市教委史跡整備係長の解説付きで見学した様子を写真付きで掲載しています。このフットパス開催の様子が、8月1日付毎日新聞に掲載されたほか、8月3日にJ:COM福岡のテレビ・ニュースで放送、福津市の広報誌『広報ふくつ』9月1日号にも掲載されたことも紹介。

 また、1面中段には福津市複合文化センター「歴史資料館」が2018年3月19日に開催した「SNS映えするデジカメ講座」に「海とまちなみの会」が協力、「カメリアステージ図書館」で津屋崎千軒の撮影スポット画像紹介やネット配信での肖像権、著作権についての注意点などの座学講話の後、津屋崎千軒の町並みでSNS映えする撮影スポットをガイドした記事と、2017年11月11、12両日に福岡県中間市で開かれた「全国フットパスの集いinなかま2017」に参加した記事も写真を添えて掲載しました。

  1面下段には、「海とまちなみの会」の呼びかけで福津市宮司地区の4老人会らで結成した実行委員会が2017年9月23日に開催した「津屋崎千軒フットパスまつり2017」で、参加者31人が「宮地嶽神社」参道の〝光の道〟ウオークや「宮司コミュニティセンター」での同市緑町の「大正琴ひまわり会」による大正琴演奏・懐かしのメロディ楽曲合唱会を楽しむ様子の記事を写真4枚付きで紹介しています。

  2面=写真②=トップ記事は、「海とまちなみの会」が平成26年(2014年)7月3日、福津市の「宮地嶽神社」参道石段から直線で1.4Km先の同市宮司浜4丁目の「宮地浜」(国有地)に設置した宮地浜「夕陽風景時計」が、福岡県知事の「公共空地の一部占用」期間更新許可をいただき、平成29年7月4日から同32年(2020年)7月3日まで3年間の期間継続が認められ、夕陽観賞に訪れる多くの方たちに引き続き楽しんでいただけることになったことを、夕陽観賞を楽しむ市民の写真を添えて掲載。また、宮地浜「夕陽風景時計」が〝夕日を見るのが楽しくなる新名所〟として人気を集めていると、NHK国際放送(NHK WORLD)で2017年2月6日から1か月間、ニュース・リポートとして放映されたことも写真付きで紹介しています。

 

写真②:『はちがめ通信16号』2面

  2面中段には、「海とまちなみの会」が2017年10月18日開催の〝絶景の道〟フットパスと「海心寺」〝歌・舞菩薩〟拝観の記事を掲載。福岡、春日、福津3市などから20人が参加し、本会ガイドの案内で、「宮地嶽神社」から宮司4丁目の高野山真言宗寺院・「海心寺」へウオーク、京都の名仏師・江里康慧師と、截金(きりがね)師・江里佐代子師(人間国宝)作の、歌謡や舞踊関係者の信仰を集める「金剛歌菩薩」、「金剛舞菩薩」像を吉原泰祐住職の解説で拝観した写真も添えています。

  2面下段の記事は、「津屋崎里歩きフットパス」(歩程6.8km、所要時間2時間30分)の視察団が、2017年2月13日の山口県下関市豊浦町の「豊浦地区まちづくり協議会」33人、同年8月27日の福岡県立中間高等学校(中間市)の3,2年生徒ら16人と相次ぎ、「海とまちなみの会」のガイドで視察研修したことや、同年10月1日に福岡市の「西日本新聞旅行」の津屋崎千軒観光ツアー団21名を、「豊村酒造」や『藍の家』をガイドした様子を写真3枚で紹介。また、本会が同年11月14日に開催した「第17回〈津屋崎千軒〉ふるさと塾」・万葉古道の植物探訪の模様も、万葉歌人大伴坂上郎女が天平2年(730年)11月、大宰府から奈良の都へ帰る時に福津市奴山と宗像市の境の名児山を越える際に通った古代官道〝名児山越え〟を、参加者が踏査して自生植物を学ぶ様子を写真付きで掲載しました。

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2018年4月16日/〈日記〉584・宮地浜「夕陽風景時計」パトロール

2018-04-16 18:05:22 | 日記

 

写真①:版面や据え付け台を水洗いして周辺の浜を除いた宮地浜「夕陽風景時計」
    =福津市宮司浜4丁目で、2018年4月16日午前9時撮影

観光客や市民に親しまれる人気スポット
宮地浜「夕陽風景時計」をパトロール&クリーニング

 私が所属している「津屋崎千軒 海とまちなみの会」が、全国の約2百人から寄せられた寄付金約40万円で平成26年(2014年)7月3日、福津市の宮司浜4丁目に設置した夕陽が沈む方向と時刻、水平線の島々のパノラマ風景が分かる宮地浜「夕陽風景時計」(考案・設計・緒方義幸「海とまちなみの会」会員)。会員有志でステンレス製の時計版(縦60㌢、横100㌢)に棄損がないか確認のためパトロロールし、清掃していますが、4月16日も版面やコンクリート製の据え付け台を水洗いし、周辺に風で吹き寄せられた浜砂を箒で取り除きました=写真①=。

 宮地浜「夕陽風景時計」は、福津市の「宮地嶽神社」参道石段から直線で1.4Km先の「宮地浜」(国有地)に福岡県知事から「公共空地の一部占用」許可を得て設置して以来、新聞各紙やラジオで紹介されたほか、NHKテレビで「夕日のまちに新名所」として全国放送や国際放送(NHK WORLD)され、観光客や市民に親しまれる人気スポットに。平成30年5月には、7月4日から同32年(2020年)7月3日まで3年間の占用期間継続が認められ、夕陽観賞に訪れる多くの方たちに引き続き楽しんでいただけます。

 「海とまちなみの会」には、市民から宮地浜「夕陽風景時計」に砂やハトの糞が付いているなどの声も寄せられることから、会員らが水をかけて掃除しています。近くの「宮司地区郷づくり推進協議会」メンバーの方たちにも、水洗いして周辺に吹き寄せられた浜砂を除去していただいており、大変感謝しています。

 また、 「海とまちなみの会」では宮地浜「夕陽風景時計」を発着点として福津市の津屋崎浜、古風な趣のある町並み・〈津屋崎千軒〉を経て「宮地嶽神社」を回遊する市内初のフットパス「津屋崎里歩きフットパス」(歩程6.8km、所要時間2時間30分)を、市制施行10周年記念事業として市都市計画課(現都市管理課)と共働で同時計設置と同時に開設。平成27年9月30日、「新日本歩く道紀行100選選考委員会」(事務局東京)から『絶景の道100選』に福岡県内からただ一か所認定されました。「夕陽風景時計」から松原の小道を歩き、海を渡り2千Kmもの旅をする蝶・アサギマダラが海浜植物「砂引草」の花の蜜を吸いに5,6月飛来する「津屋崎浜」や、「宮地嶽神社」石段最上部から宮地浜まで真っすぐ延びた参道沖に沈む夕陽絶景が2月と10月の年二度だけ望める〝光の道〟など、四季折々の景色の移ろいを楽しめます。

「宮地浜」に立つアサギマダラの保護を呼び掛ける掲示板

 アサギマダラは、「宮地浜」の砂引草自生地にも毎年飛来しており、福津市うみがめ課と「海とまちなみの会」が海浜植物群落の採取や棄損行為を禁じる注意喚起の掲示板を3か所に設置しています=写真②=。砂引草が群生している「津屋崎浜」には、2か所に同様の掲示板を立てて、アサギマダラの保護を呼び掛けています。

 

写真②:「宮地浜」の砂引草自生地に立てられている海浜植物群落の採取や棄損行為を禁じる注意喚起の掲示板

      =2018年4月11日撮影

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2018年3月24日/〈日記〉583・「新原・奴山15号墳」現地説明会

2018-03-24 12:41:47 | 日記

写真①:福津市文化財課・発掘担当の永島聡士さん(向こう)の説明を聞く加者たち

     =福津市勝浦の「新原・奴山15号墳」前で、2018年3月24日午前10時40分撮影

世界文化遺産登録「『神宿る島』宗像・沖ノ島と関連遺産群」

福津市・「新原・奴山15号墳」の現地説明会に行ってきました

  福津市文化財課の「新原・奴山15号墳」現地説明会(参加無料)が3月24日、同市勝浦の世界文化遺産登録「『神宿る島』宗像・沖ノ島と関連遺産群」の構成資産・「新原・奴山古墳群」で開かれました。「新原・奴山15号墳」は6世紀の中頃から後半に造られた円墳で、墳丘南側の急斜面の一部が崩れ、市文化財課が墳丘修復のため発掘調査を行っており、直径は不明。

  午前10時からの現地説明会「午前の部」には、考古ファンの男女約30人が参加。福津市文化財課の「15号墳」発掘担当・永島聡士さんが、墳丘南側の急斜面下に立ち、地山の上に盛土して墳丘が築かれた様子を地層の重なり具合を示しながら説明しました=写真①=。このあと、参加者たちは墳丘の腐葉土の下から出土した須惠器の破片を見学しました。

  現地説明会「午後の部」は、午後1時から1時間程度行われます。

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2017年2月6日/〈日記〉582・「津屋崎千軒かき」を味わう

2017-02-06 20:26:47 | 日記

 

写真①:エノキダケと一緒に蒸し料理にした「津屋崎千軒かき」

     =福津市の拙宅で、2017年2月6日撮影

 「津屋崎千軒かき」の蒸し料理、美味でした

  福津市の「宗像漁協津屋崎支所」が「津屋崎漁港」内で養殖に成功し1月21日から売り出した「津屋崎千軒かき」を2月6日、同漁港そばの「お魚センターうみがめ」で購入、エノキダケと一緒に蒸し料理=写真①=にしてポン酢をかけて初めて食べました。大ぶりのかきで、味が濃く、グッドでした。

 「津屋崎千軒かき」は、「宗像漁協津屋崎支所」が組合員の収入安定につなげたいと2012年から養殖の試験を開始。宮城県ら稚貝を仕入れ、県水産海洋技術センターから養殖技術の指導を受けながら、同支所近くの県立水産高の教諭、生徒らの協力で.販売にこぎつけたという。

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2016年12月24日/〈日記〉581・「津屋崎塩田」跡に発電所建設進む

2016-12-24 17:39:54 | 日記

 

写真①:「津屋崎塩田」跡に建設が進む発電所工事現場(向こうに建つのは旧「旭製塩」の塩造りに使われた煙突)

     =福津市西竪川で、2016年12月24日撮影

 福津市・「津屋崎塩田」跡に新たにメガソーラー敷設

九電工新エレルギー社の「太陽光発電所」建設進む

  福津市渡にある「津屋崎干潟」東に隣接した西竪川の旧「津屋崎塩田」跡地で、福岡市中央区清川3丁目にある九電工新エレルギー社(塩月輝雄代表取締役)の「津屋崎第一、第二太陽光発電所」の建設工事が進んでいます=写真①=。

  「太陽光発電所」現場に掲示された「開発事業標識」や「土砂埋建て等に関する標識」によると、開発事業の施工面積は西竪川2323番1、2316番にある61,905平方㍍。工事は、九電工福岡支店福岡北営業所(福津市西福間2丁目)が施工し、工事期間は平成29年3月31日まで。すでに西竪川2323番1の土地61,820平方㍍のうち44,762平方㍍を土砂埋め立てを終え、ソーラーパネルが敷設されてでいます。

 太陽光発電所」工事現場の向こうに、昭和20年代に操業していた旧「旭製塩」の塩造りに使われた煙突が建っており、広大な「津屋崎塩田」が製塩で活気づいていた当時の面影を伝える〝近代化遺産〟ともいえる遺構ですが、この煙突の敷地は工事区域から免れていました。

  この建設工事現場南東側にある西竪川の旧「津屋崎塩田」跡地には平成25年、三井松島産業(福岡市)の子会社・MMエナジー株式会社(同)が、約3万2千平方㍍の用地に総出力約2千㌔・㍗の太陽光パネル約8千5百枚を建設。また、「津屋崎干潟」奥の福津市渡池尻の用地約5万5千平方㍍にも同年、「百田興産」(福岡市)の太陽光パネル約8千枚(総出力約2千㌔・㍗)が建設されました。

 すでに周辺2か所にメガソーラーが建設された「津屋崎干潟」には、世界に約4千4百羽しかいないという環境省のレッドデータブックで「絶滅危惧ⅠB類」指定のクロツラヘラサギ(トキ科)10羽前後が毎冬、朝鮮半島から渡来。池尻のメガソーラー・パネル群の東に接した水路は、同干潟とともに福岡県鳥獣保護区に指定されています。これまで同水路は、冬の渡り鳥・クロツラヘラサギやヘラサギ(トキ科)、留鳥のカワセミ(カワセミ科)、バン(クイナ科)など野鳥の採餌や休息の楽園になっています。

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2016年10月2日/〈日記〉580・「日本の重要湿地500」に選定

2016-10-02 08:04:20 | 日記

 

写真①:「日本の重要湿地500」に選定された「津屋崎干潟」

      =福津市渡で、2016年10月2日午前7時撮影

 「日本の重要湿地500」に選定

福津市の「津屋崎干潟」および周辺農業用水路

  福津市渡の「津屋崎干潟」および周辺農業用水路が、平成28年度の環境省の「日本の重要湿地500」に選定されました。「日本の重要湿地(生物多様性の観点から重要度の高い湿地)500」は、湿原や干潟などの湿地の減少に対する国民的な関心の高まり、生物多様性の観点から重要な湿地を保全しようと、同省が平成13年に選定。以来10年を経て、同24年に閣議決定された「生物多様性国家戦略2012-2020」で「日本の重要湿地500」を見直すことが、基本戦略や行動計画に掲げられ、同28年度に改定選定されたものです。

  「津屋崎干潟」=写真①=および周辺農業用水路は、ツルシギ、アカアシシギ、タカブシギ、セイタカシギなどシギ、チドリ類と、環境省レッドデータブックで絶滅危惧ⅠA類指定の湿地性鳥類・クロツラヘラサギ(トキ科)=写真②=の重要な渡来地として選定。また、「津屋崎干潟」は底性動物・カブトガニの生息地であることも選定理由にあげられています。環境省では、重要湿地に選定されても農業、水産業、林業や開発行為に特段に法的な制約は発生しないが、湿地の保全と再生の取り組みの推進に役立てたいとしています。

写真②:「津屋崎干潟」に2014年秋季初渡来した冬鳥・クロツラヘラサギ

     =2014年10月30日午前7時10分撮影

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2016年9月1日/〈日記〉579・高潮で「津屋崎浜」の段丘浸食

2016-09-01 22:43:13 | 日記

 

写真①:高潮でえぐられた海浜植物自生地の段丘(段丘下の白い砂浜が海浜植物群生地だった)

        =福津市津屋崎1丁目の「津屋崎浜」で、2016年9月1日午前8時5分撮影

高潮で福津市・「津屋崎浜」の段丘えぐられ

海浜植物自生地のスナビキソウやハマゴウ多数流失

  福津市津屋崎1丁目の「津屋崎浜」で9月1日、スナビキソウやハマゴウなど貴重な海浜植物群生地の段丘が高波でえぐられているのを確認しました=写真①=。8月31日の高潮被害とみられ、以前はなだらかだった砂丘が高さ1.2㍍の崖に変容しています。

〝海を渡る蝶〟・アサギマダラが5月から6月にかけて花の蜜を吸いに飛来するスナビキソウの自生地では、多くの群落が流失。また、7~9月に淡い青紫色の花をつけるハマゴウも根こそぎ波打ち際に倒れています=写真②=。

 

写真②:波打ち際に倒れたハマゴウ

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2016年7月16日/〈日記〉578・旧津屋崎庁舎再生整備工事始まる

2016-07-16 16:07:27 | 日記

 

写真①:安全確保のための外柵(右側)を設置、再生整備工事が始まった旧津屋崎庁舎

      =福津市津屋崎1丁目の旧津屋崎庁舎玄関で、2016年7月16日撮影

旧津屋崎庁舎再生整備工事始まる

平成29年3月までに複合文化施設へ

  福津市津屋崎1丁目の市役所旧津屋崎庁舎(3階建て延べ約3,800平方㍍。昭和62年建築)の再生整備工事が、7月中旬から始まりました=写真①=。市は平成29年3月24日までの工事期間に、「市民の生活拠点となり、賑わいを生む図書館、歴史資料館などの複合文化施設」へ再生整備する方針です。

 1階には世界遺産展示室、市内で出土した貴重な文化財を展示する特別展示室、歴史資料室、新聞・雑誌閲覧コーナー、特産品紹介スペース、カフェカウンターを設け、施設の顔として賑わいを創出するという。2階は、親子読書室や学習室、講義用にも使えるスクリーン付きの多目的室などを備えた図書館(蔵書数は、当初3万冊、その後5~6万冊)を配置。3階は、民間業者の入居を想定した貸事務所や入居者用の会議室を備える計画です。

 旧津屋崎庁舎の配置部署は6月13日、市役所別館(福間庁舎横の増築棟)に移転。別館の1階に都市管理課やうみがめ課、建設課など、2階に教育総務課、地域振興課など移転収容されました。津屋崎庁舎1階の市民課市民総合サービス係の業務も5月6日、津屋崎庁舎と市文化会館との間にあった旧「健康センター」を津屋崎地区の行政拠点として整備された「津屋崎行政センター」に移転済み。住民・医療・年金関係手続き、各種証明書の発行や、確定申告・期日前投票・健康相談業務などの業務を職員4人で行っています。

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2016年6月12日/〈日記〉577・津屋崎庁舎にお別れ

2016-06-12 17:14:43 | 日記

 

写真①:市役所別館への移転告知の貼り紙

     =福津市津屋崎1丁目の津屋崎庁舎玄関で、2016年6月12日午前9時20分撮影

 福津市役所別館へあす13日移転します

都市管理課や地域振興課など津屋崎庁舎配置部署

  福津市津屋崎1丁目の市役所津屋崎庁舎に配置部署が、あす13日(月曜)から市役所別館(福間庁舎横の増築棟)に移転します。12日、津屋崎庁舎にお別れに訪ねると、玄関のガラス戸に別館の1階に都市管理課やうみがめ課、建設課など、2階に教育総務課、地域振興課などが移転するとの説明図付きの移転告知の貼り紙がしてありました=写真①=。

 津屋崎庁舎1階の市民課市民総合サービス係の業務は5月6日、津屋崎庁舎と市文化会館(カメリアホール)との間にあった旧「健康センター」を津屋崎地区の行政拠点として整備された「津屋崎行政センター」に移転済み。住民・医療・年金関係手続き、各種証明書の発行や、確定申告・期日前投票・健康相談業務などの業務を職員4人で行っています。

 津屋崎庁舎(3階建て延べ約3,800平方㍍。昭和62年建築)について、福津市は「市民の生活拠点となり、賑わいを生む複合施設」へ再生整備する方針。市行政経営企画課によると、1階には世界遺産展示室、市内で出土した貴重な文化財を展示する特別展示室、歴史資料室、新聞・雑誌閲覧コーナー、特産品紹介スペース、カフェカウンターを設け、施設の顔として賑わいを創出するという。2階は、親子読書室や学習室、講義用にも使えるスクリーン付きの多目的室などを備えた図書館(蔵書数は、当初3万冊、その後5~6万冊)を配置します。3階は、民間業者の入居を想定した貸事務所や入居者用の会議室を備える計画です。

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