写真①:格子に貼られた「音楽散歩」と〝絶景の道〟フットパスと「海心寺」〝歌・舞菩薩〟拝観のポスター
=福津市屋崎3丁目18-16の「貝寄せ館」で、2017年10月7日撮影
貝寄せの浜・〈貝寄せ館〉物語 112
:〝絶景の道〟フットパスと「海心寺」〝歌・舞菩薩〟拝観、18日開催
参加者30人を募集しています
秋の行楽シーズンを迎え、津屋崎千軒の散策客が目立つようになりました。〈津屋崎千軒通り〉にある福津市のまちづくりボランティア団体・「津屋崎千軒 海とまちなみの会」の観光ガイド拠点事務所・「貝寄せ館」(同市津屋崎3丁目18-16)にも10月7日、福岡市からの家族客や女性グループが来館。入り口わきの格子に貼った18日(水)開催の、〝絶景の道〟フットパスと「海心寺」〝歌・舞菩薩〟拝観(「海とまちなみの会」主催)と9日(月・祝)開催の「音楽散歩」(藍の家保存会主催)のポスター=写真①=について、同会の観光ボランボランティアガイドで館内に詰めていた私に尋ねられました。
〝絶景の道〟フットパスと「海心寺」〝歌・舞菩薩〟拝観は18日午後2時半~6時、開催。午後2時15分、福津市宮司3丁目の旅館「大阪屋」(西鉄「宮地嶽神社前」バス停前)に集合。午後2時半から81段ある同神社参道石段の最上部へ「津屋崎里歩きフットパス」(平成27年9月、NPO法人新日本歩く道推進機構から『絶景の道100選』認定)コースをウオーク。18日ごろと2月23日ごろの年2度だけ見られる宮地浜まで真っすぐ延びる参道を夕陽が照らしながら沈む絶景(平成28年2月、人気アイドルグループ「嵐」のJALテレビCMで全国的に有名になった〝光の道〟)=写真②=の道のフットパスウオークを楽しみ、途中、宮司4丁目にある高野山真言宗寺院・「海心寺」で歌謡や舞踊関係者の信仰を集める全国唯一という「金剛歌(か)菩薩」と「金剛舞(ぶ)菩薩」を拝観します。
写真②:参拝客のシルエットを投影する参道先の玄界灘に沈む夕陽
=福津市宮司元町の「宮地嶽神社」参道石段最上部で、2013年2月24日午後6時吉村勝利撮影
「海心寺」では、吉原泰祐住職から京都の名仏師・江里康慧(えりこうけい)師、同夫人の截金(きりがね)師・江里佐代子師(人間国宝、平成19年他界)作の「金剛歌菩薩」、「金剛舞菩薩」(ともに木彫、高さ約1.5㍍、平成元年落慶法要)について解説していただきます。「金剛歌菩薩」は、琵琶の原型とされ本物が奈良の正倉院に残る古代の弦楽器を奏でながら歌っている姿の像です。截金は、金箔や銀箔を切って三角や四角などの小片にして彫刻や絵画などに貼り、輪郭線や文様を表す装飾技法。
「海心寺」見学後は、午後5時に宮地浜「夕陽風景時計」前で玄界灘に沈む夕陽を観賞、日没後の6時に解散します。歩きやすい服装、靴で、水筒持参。雨天中止。参加料は、保険・資料代2百円。募集定員は申し込み先着順30名様で、7日までに福岡、大野城、福津3市や福岡県須惠町、鞍手町在住の男女から申し込みが来ています。申し込みは「海とまちなみの会」事務局へメールyosi3019@sage.ocn.ne.jpか、電話090-7451-8063で12日(木)までに担当吉村まで。
9日の「音楽散歩」は、午前10時から午後4時まで津屋崎千軒一帯で行われます。「豊村酒造」酒蔵ステージではオペラ、「津屋崎千軒民俗館『藍の家』」では二胡演奏などを開催。チケット(18歳以下無料)は前売り大人1,500円、当日大人2,000円で、『藍の家』や福津市まちおこしセンターなどで購入できます。