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吉村青春ブログ『津屋崎センゲン』

“A Quaint Town(古風な趣のある町)・ Tsuyazaki-sengen”の良かとこ情報を発信します。

2015年4月15日〈エッセー〉038:敬神愛人

2015-04-15 17:54:26 | エッセー

 

写真①:「日本人にかえれ 出光佐三展~出航の地・宗像から世界へ」のチラシ

 ・連載エッセー『一木一草』

 第38回:敬神愛人

 

「日本人にかえれ 出光佐三展」観覧

敬神愛人」に感銘

   宗像市深田の「海の道むなかた館」で開かれている「日本人にかえれ 出光佐三展~出航の地・宗像から世界へ」=写真①=を4月15日、観覧してきました。明治18年(1885年)に宗像市赤間で生まれ、世界を舞台に活躍した「出光興産」の創業者・出光佐三店主の功績をたどる特別展。同市と市教委の主催で、5月10日まで。休館日は月曜(祝日の場合は翌平日)。入場無料。

  出光店主は、2013年の本屋大賞に輝き、ベストセラーになった百田尚樹のドキュメント小説『海賊と呼ばれた男』のモデルとしても有名。郷土・宗像を愛し、日本人としての誇りを持って世界を舞台に活躍した同店主の足跡をたどり、これから進むべき道を考察するのが特別展のねらいという。会場には、神戸高商を卒業後、商店で丁稚となり、独立して門司市(現北九州市門司区)で「出光商会」を創業、「出光興産」に発展させ、昭和56年(1981年)に97歳で亡くなるまでの経歴や、タンカー「日章丸」でイランから石油を日本で初めて輸入に成功するなどの業績が、パネルや影像資料で展示されています。

 このうち、社員は家族とし、定年やタイムレコーダーのない会社として「人間尊重」の社是を掲げた出光店主の自筆による揮毫3点のうち、「敬神愛人」=写真②=に胸を打たれました。西郷隆盛の「敬天愛人」の「敬天」が、出光店主は「敬神」としているのですね。

 

写真②:出光店主の自筆による揮毫「敬神愛人」

  〈人を相手にせず、天を相手にせよ。天を相手にして、己を尽くして人を咎めず、我が誠の足らざるを尋ぬべし。道は天地自然の物にして、人は之を行ふものなれば、天を敬するを目的とす。天は人も我も同一に愛し給ふゆえ、我を愛する心を以て人を愛する也〉という西郷の「敬天愛人」の思想に共感します。

  出光店主は「宗像大社」への信仰心が厚く、「宗像大社復興期成会」会長を務めて同大社本殿、拝殿など境内の整備に貢献しながら、自らの栄誉を求めない謙虚な「敬神愛人」の人柄でした。「天=神」と位置づけ、西郷と同じ地平の境地に達した素晴らしい日本人といえるのではないでしょうか。

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2015年1月26日〈エッセー〉037:かなぎの一献盛り

2015-02-23 12:08:01 | エッセー

 

写真①:福津市上西郷の産直市場・「ふれあい福間」で購入した「塩かなぎ」

 ・連載エッセー『一木一草』

 第37回:かなぎの一献盛

 

「津屋崎の子守歌」で歌われた

〈かなぎの一献盛り〉の意味は?

  1月12日、NHK福岡放送局が福岡市天神の「ソラリアプラザ」で開催した平成26年度福岡発地域ドラマ・『ここにある幸せ』(津屋崎物語)の主演女優宮本信子のトークショーで、登壇した福津市津屋崎の「藍の家保存会」代表・柴田富美子さん(81)が、〈とぜんなかとこばってんが 熱いお茶なと、かなぎの一献盛りなと食べなざしてもよござすたい〉という「津屋崎の子守歌」の一節を引用して、「津屋崎に来ていただければ、お茶とかなぎの一献盛りなど召し上がってください。どうぞ、お越しください」とドラマの舞台に津屋崎が収録されたお礼を述べられたのがきっかけで、私の古里・津屋崎では〈かなぎの一献盛り〉談義で盛り上がっています。

 ここで歌われた「かなぎ」とは、どんな魚かと思い、2月17日に福津市上西郷の産直市場・「ふれあい福間」で干物の「塩かなぎ」=写真①=を購入。製造者は、同市西福間3丁目の今林昭博さんとラベルに書かれています。23日、焼いた「塩かなぎ」を皿に一献盛りしてみました=写真②=。

 

写真②:焼いて皿に一献盛りしたかなぎ

  一献盛りしたかなぎの長さは、並べた定規と比較して約11㌢です=写真③=。

  

写真③:長さ約11㌢の一献盛りかなぎ

  ♪わたしゃ津屋崎の、わたしゃ津屋崎の荒波育ちよ

恋すりゃ訪ねきんさい、恋すりゃ訪ねきんさい

とぜんなかとこ(さびしいところ)ばってんが

熱いお茶なと、かなぎの一献盛りなと食べなざしてもよござすたい

おろろん おろろん おろろんばい

おろろん おろろん おろろんばい

  この「津屋崎の子守歌」の歌詞は、旧「津屋崎町街並み保存協議会」の原田活男会長(「津屋崎郷土史会」会長、津屋崎人形師)が、平成9年(1997年)に72歳で亡くなる日の数日前、『津屋崎町史』(旧津屋崎町が平成11年発行)の編纂委員に歌って聞かせ、同町史に収録されたものです。この子守歌は、大正時代の終わりのころから昭和の初めにかけて盛んに歌われていたという。私が所属している町興しボランティア団体・「津屋崎千軒 海とまちなみの会」では2月22日開いた例会で、この〈熱いお茶なと、かなぎの一献盛りなと食べなざしてもよござすたい〉の一節の意味が話題になりました。

  津屋崎では、魚の一匹を一献(いっこん)といい、さびしいところで大したおもてなしもできませんが、せめて熱いお茶と、粗末なものですが、かなぎの一献盛りをどうぞ召し上がってください、というお客様に対する精一杯のおもてなしの気持ちがこの一節にはこめられている――と私たちは「津屋崎の子守歌」の歌詞の深い意味合いに想いを寄せました。鯛のような立派な魚はなくとも、「かなぎの一献盛り」に津屋崎千軒人の「お・も・て・な・し」の心が象徴されています。

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2015年1月27日〈エッセー〉036:マッサンと津屋崎人形

2015-01-27 09:22:32 | エッセー

 

写真①:NHKで放映中の朝の連続テレビ小説『マッサン』のタイトル

 

・連載エッセー『一木一草』

 第36回:マッサンと津屋崎人形

 

NHKの連続テレビ小説『マッサン』と掛けて何と解く

津屋崎人形と解く

その心は――ドラマの主人公が登場する北海道余市に関係しています

  NHKの連続テレビ小説『マッサン』=写真①=を毎朝、家族で見ています。ドラマの主人公・〝マッサン〟こと亀山政春(玉山鉄二役)の会社・「北海道果汁」(余市町)では1月27日現在、製造したりんごジュースの値段が高すぎるのか全く売れない局面のストーリーが展開中です。

  この亀山政春は、ニッカウヰスキーの創業者・竹鶴政孝がモデルになっています。政春の父が営む「亀山酒造」のロケ地であり竹鶴政孝の生家でもある「竹鶴酒造」(広島県竹原市)は、江戸時代創業。家裏の竹藪に鶴が営巣したことから「竹鶴酒造」と付けた屋号の由来が面白いですね。北海道余市のニッカウヰスキー北海道工場とともに今、ドラマを見た観光客らで賑わっているという。

 余市町は、名探偵〈浅見光彦〉が活躍する人気シリーズで有名な旅情ミステリー作家・内田康夫の新聞連載小説『化生の海』=写真②=で、主人公の会社員三井所剛史(46)の住む町として登場します。

  

写真②:旅情ミステリー作家・内田康夫の小説『化生の海』(新潮社刊)

 小説『化生の海』のストーリーでは、江戸時代から伝わる粘土を素焼きして筆で彩色する素朴な津屋崎人形の〈金太郎武者姿〉=写真③=をキーワードに、殺人事件の謎解きが展開。有名女優だった母親から北海道函館市で赤ちゃんの時に揺り籠に入れて捨てられ、児童養護施設で育った剛史が、石川県加賀市の橋立港で遺体で発見されます。「卯」の字の刻印を持つこの鎧兜の武者姿をした金太郎人形が、揺り籠に入れられていたことから、母親探しがスタート。浅見は〈あの人形は、昭和の初め頃に福岡県の津屋崎という、玄界灘に面した古い港町で作られたものでした。『卯の字の人形』は縁起物として人気があった〉と語ります。浅見の母雪江が、かつて訪ねたことのある津屋崎について〈昔は海上交通の要衝で『津屋崎千軒』といわれるほど繁盛していたそうですもの〉、〈小さな港町。玄界灘に面した、とてもきれいなところでしたよ〉などと話す場面もあります。

 

写真③:〈金太郎武者姿〉の津屋崎人形

=福津市津屋崎3丁目(天神町)の「筑前津屋崎人形巧房」で、2010年7月24日撮影

  浅見は、〈金太郎武者姿〉の津屋崎人形を求めたのを剛史の母親宇土佳代(映画スター深草千尋)の祖父であることを明らかにし、佳代の所在や剛史殺害の犯人も突き止めます。剛史の娘園子は、余市のニッカウヰスキー蒸留棟の案内係として勤務しており、ここでも『マッサン』の舞台と重なります。

  そこで、謎掛けです。

 NHKの連続テレビ小説『マッサン』と掛けて何と解く

 ――整いました

津屋崎人形と解きます

 その心は

――ドラマの主人公が登場する北海道余市に関係しています

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2015年1月26日〈エッセー〉035:「津屋崎の子守歌」

2015-01-26 06:23:29 | エッセー

写真①:「藍の家」保存会の柴田富美子代表も参加した宮本信子のトークショー

     =福岡市天神の「ソラリアプラザ」で、2015年1月12日開催

 ・連載エッセー『一木一草』

 第35回:「津屋崎の子守歌」

 

NHK福岡放送局放送のテレビドラマ

『ここにある幸せ』ロケ地ガイドで歌います

  NHK福岡放送局が1月16日に総合テレビ(九州沖縄ブロック)で放映した平成26年度福岡発地域ドラマ・『ここにある幸せ』(津屋崎物語)のロケ地訪問の観光客が、福津市津屋崎に次々と訪れています。私が所属する町興しボランティア団体・「津屋崎千軒 海とまちなみの会」では2月3日、福岡市から〈津屋崎千軒〉観光とロケ地散策に訪れるツアー客に「津屋崎の子守歌」を歌い、おもてなしガイドすることになりました。

  この「津屋崎の子守歌」は、ドラマ『ここにある幸せ』撮影の主舞台になった明治34年建築の「津屋崎千軒民俗館『藍の家』」(国登録有形文化財)の保存活動に貢献した旧「津屋崎町街並み保存協議会」の原田活男会長(「津屋崎郷土史会」会長、津屋崎人形師)が、平成9年(1997年)に72歳で亡くなる日の数日前、『津屋崎町史』(旧津屋崎町が平成11年発行)の編纂委員に歌って聞かせ、同町史に収録されています。

♪わたしゃ津屋崎の、わたしゃ津屋崎の荒波育ちよ

 恋すりゃ訪ねきんさい、恋すりゃ訪ねきんさい

 とぜんなかとこ(さびしいところ)ばってんが

 熱いお茶なと、かなぎの一献盛りなと食べなざしてもよござすたい

 おろろん おろろん おろろんばい

 おろろん おろろん おろろんばい

  原田会長によると、曲は「島原の子守歌」とほとんど同じで、一節目と二節目の繰り返しの部分が二拍延びるだけ。大正時代の終わりのころから昭和の初めにかけて盛んに歌われていました。「島原の子守歌」が発表される4、50年も前の話であり、そのずっと前から歌われていたに違いないと考えられるという。

  1月12日、NHK福岡放送局が福岡市天神の「ソラリアプラザ」で開催した『ここにある幸せ』の主演女優宮本信子のトークショー=写真①=で、登壇した「藍の家保存会」代表の柴田富美子さん(81)が、この〈とぜんなかとこばってんが 熱いお茶なと、かなぎの一献盛りなと食べなざしてもよござすたい〉の一節を引用して、「津屋崎に来ていただければ、お茶とかなぎの一献盛りなと召し上がってください。どうぞ、お越しください」とドラマの舞台に津屋崎が収録されたお礼を述べられました。柴田さんは、旧「津屋崎町街並み保存協議会」事務局長を務めた夫の治さん(平成14年に69歳で他界)の遺志を継いで「藍の家」=写真②=を女性グループで守られています。

  

写真②:明治34年建築の「津屋崎千軒民俗館『藍の家』」(元紺屋・上妻善兵衛さん宅)

  「津屋崎千軒 海とまちなみの会」役員でもある柴田さんに25日、本会の観光ガイド拠点事務所・「貝寄せ館」で開かれた例会で、この「津屋崎の子守歌」を歌っていただき、歌詞の津屋崎方言の意味も解説してもらいました。早速、会員一同で「津屋崎の子守歌」の節回しを特訓することで衆議一決。2月3日のツアー団体のガイドでは、元観光バスガイドの本会女性ベテラン・観光ボランティアガイドSさんが、おもてなし歌として披露しますので、お楽しみに!

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2015年1月24日〈エッセー〉034:もう一つの「津屋崎ドラマ」

2015-01-24 07:07:52 | エッセー

 

写真①:福津市の古民家(「津屋崎千軒民俗館『藍の家』」)で会うドラマの主人公・立川浩幸(28歳。松田翔太役)と花田福子(72歳。宮本信子役)

 

・連載エッセー『一木一草』

第34回:もう一つの「津屋崎ドラマ」

 

NHKドラマ『ここにある幸せ』放映17年前に

フジテレビ系列ドラマ『大丈夫です、友よ』が全国放映

  NHK福岡放送局が1月16日に総合テレビ(九州沖縄ブロック)で放映した平成26年度「福岡発地域ドラマ」『ここにある幸せ』(津屋崎物語)を見た熊本市の年配夫婦や、大宰府市在住の津屋崎ファンの男性などの観光客が、ドラマの主人公の立川浩幸(28歳。松田翔太役)が、福津市の古民家に独りで住む明るく話し好きな花田福子(72歳。宮本信子役)と出会う「津屋崎千軒民俗館『藍の家』」=写真①=に23日、相次いで来訪。〈津屋崎千軒〉に住む70代以上の高齢者の間では、17年前放映されたもう一つの「津屋崎ドラマ」との比較が話題になっています。

  平成10年(1998年)、山田太一作、深町幸男(ふかまち・ゆきお)演出、市原悦子、藤竜也主演でフジテレビ系列で全国放映されたスペシャルドラマ『大丈夫です、友よ』です。テレビ西日本が発行した粗筋紹介の番組PRチラシ=写真②=の中で、脚本家の山田さんは〈津屋崎は風景がよく、昔のままの造り酒屋があり、電車の終着駅ということも気に入りました〉と語っています。その電車の終着駅・旧西鉄宮地岳線「津屋崎駅」は、平成19年(2007年)3月末に津屋崎―新宮間約10㌔が廃線になって取り壊され、跡地には住宅が立ち並び、跡形もありません。

  

写真②:テレビ西日本が発行した『大丈夫です、友よ』の番組PRチラシ(上段は市原悦子=右=と藤竜也)

  『大丈夫です、友よ』は、東京で目標を失った中年男(藤竜也役)が古里・津屋崎で中学の同級生の女性(市原悦子役)と再会、希望を取り戻す物語です。演出の深町幸男さんは、『夢千代日記』『あ・うん』などのテレビドラマを手がけたNHKの看板ディレクター。昭和62年(1987年)にNHKを退職後、民放のドラマも多く演出し、平成26年に亡くなりました。深町さんが『大丈夫です、友よ』のロケ地に松林のある糸島市を検討していることを知った柴田治・「津屋崎町街並み保存協議会」事務局長(平成14年他界)が、白砂青松の津屋崎海岸の美しさや〈津屋崎千軒〉の古い町並みをアピールし、津屋崎がロケ地に選ばれたという。

  NHK福岡放送局制作の『ここにある幸せ』は、演出の廣瀬正雄ディレクターがぶらりと「津屋崎千軒民俗館『藍の家』」を訪れ、「藍の家保存会」代表として柴田治さんの遺志を継いで活動している妻の富美子さんから、治さんとのデートで渡の玄界灘に面した「恋の浦」の絶景ビュー・ポイントに連れていかれて感動したことや、津屋崎のまちづくりなどの話を聞いてロケ地に選ばれたという。

  『ここにある幸せ』では、人生を生き直したいと悩む東京で暮らしていた主人公、立川浩幸が、小学5年の同級生花田清の古里・津屋崎を訪ね、清の母福子に元気づけられるストーリーです。『大丈夫です、友よ』と共通するのは、家の造りなどに古さが残り、落ち着けるたたずまい、美しい海や田園風景に包まれた小さな港町で生き直すことを誓う筋立です。 

 『ここにある幸せ』をテレビで見た〈津屋崎千軒〉に住む70代以上の高齢者の間では、「須多田にある津屋崎古墳群の農道を歩いてすぐ、渡の恋の浦の絶景ビューポイントに出るシーンなど、違う場所が継ぎはぎされてドラマが作られており、実際のみちのりと違う。『大丈夫です、友よ』は、津屋崎の人間に分かりやすかった」、「福子が飲食店で夫との最期のエピソードを大勢の客に囲まれて話すのは、不自然」などの声も聞かれます。60分ドラマに編集する際、何かが省略されたのではないでしょうか。

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2015年1月19日〈エッセー〉033:「恋の浦」の絶景

2015-01-19 17:50:44 | エッセー

 

写真①:〝夫婦の絆を固めるパワースポット〟として注目の「恋の浦」の絶景

 ・連載エッセー『一木一草』

第33回 「恋の浦」の絶景

 

NHK福岡放送局制作の「福岡発地域ドラマ」

『ここにある幸せ』放映で注目スポットに

  NHK福岡放送局が1月16日(金)午後7時30分からの総合テレビ(九州沖縄ブロック)で放映した平成26年度「福岡発地域ドラマ」『ここにある幸せ』(津屋崎物語)で、福津市渡の玄界灘に面した「恋の浦」の絶景ビュー・ポイント=写真①=が〝夫婦の絆を固めるパワースポット〟として注目されています。

  ドラマ『ここにある幸せ』は、東京で暮らしていた主人公の立川浩幸(28歳。松田翔太役)が、愛想をつかされた同棲相手の高梨千恵子(中村映里子役)を津屋崎に呼んで「恋の浦」の絶景を見せ、「素敵でしょう。いい所でしょう。気に入った?」と問いかけ、「うん」と恋人の同意を得て二人が人生を共にする決意を確信させる感動シーンで終わります。

  このストーリーには、その前に夫婦の絆を固める感動シーンの伏線が敷かれています。浩幸は、会社勤めのノルマや人間関係に疲れて仕事を辞め、小学校5年生の時の級友が転校して行った福岡県の小さな港町・津屋崎を訪れ、古民家に独りで住む級友の母で明るく話し好きな花田福子(72歳。宮本信子役)と出会います。福子は、顔も見たこともないまま父の勧めで結婚した無口な旦那様から、玄界灘を望む断崖の上にあるこの「恋の浦」の絶景ビュー・ポイントに連れて行かれ、「小倉生まれで津屋崎に嫁に来た私は、これからこの素敵な景色を何度も見ることになるのだ」と涙を流し、添い遂げる覚悟をしたというエピソードを聞かされるのです。

  このシーンを二重に視聴して感動したテレビの前のカップルは、男性(または女性)が黙ってこの「恋の浦」の絶景ビュー・ポイントに相手を連れて行けば、ゴールインできる(あるいは添い遂げる鴛鴦のように夫婦の絆が固まる)、と津屋崎を訪れる観光客の間で話題になり、「どうやって行けるのか」と観光ボランティアガイドが質問されているという。

  ただ、「恋の浦」の絶景ビュー・ポイントにたどりつくには、絶壁にある細い山道の坂を上っていかねばならず、よろけると崖下に転落の恐れもあり、高齢者には命あってのもので、お勧めできません。もっとも、5年後に後期高齢者に達する我がまま亭主の私は、もう十分生きてきましたので、お世話になった細君を命がけで近く案内したいと思っていますが――。

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2015年1月17日〈エッセー〉032:『ここにある幸せ』放映

2015-01-17 10:01:54 | エッセー

 

写真①:「恋の浦」海岸の絶景に見取れる主人公・立川浩幸(左)と花田福子

 

・連載エッセー『一木一草』

 第32回:『ここにある幸せ』放映

 

NHK福岡放送局制作の「福岡発地域ドラマ」

『ここにある幸せ』を視聴して

  NHK福岡放送局制作の平成26年度「福岡発地域ドラマ」『ここにある幸せ』(津屋崎物語)が、1月16日(金)午後7時30分からの総合テレビ(九州沖縄ブロック)で放映されました。

 東京で暮らす立川浩幸(28歳。松田翔太役)が会社勤めのノルマや人間関係に疲れて仕事を辞め、小学校5年生の時の級友が転校して行った福岡県の小さな港町・福津市津屋崎を訪れ、古民家に独りで住む級友の母で明るく話し好きな花田福子(72歳。宮本信子役)と出会います。津屋崎漁港や干潟など福子の様々な思い出の場所へ連れ回されて恋愛談や苦労話を聞かされ、「恋の浦」海岸の絶景=写真①=や人情に魅せられ、生きる力と喜びを感じて「ここが自分の古里だ」と確信。そして、福子の人生を聞き書きして綴った本・「ここにある幸せ」=写真②=を贈り、東京での同棲相手で愛想をつかされた恋人・高梨千恵子(中村映里子役)を呼んで「恋の浦」の絶景を見せ、「素敵でしょう。いい所でしょう。気に入った?」と自慢し、「うん」と同意を得るシーンで終わる感動ドラマになっています。

 

写真②:主人公の立川浩幸が花田福子に贈った福子の人生を聞き書きした本・「ここにある幸せ」の表紙

  この終わりのシーンで流れるテーマソング『ここにある幸せ』(竹中あこ作詞・歌、大森俊之作曲)も、ドラマのイメージにぴったりの感じでした。 

 「自分の人生には何も無い」と生きる目的を見出せなくて悩む浩幸は、東京から戻って半年後に肺炎で亡くなったという級友が福子に「浩幸君は、すごいよ。お話を作るのがうまい。きっと小説家になる」と言っていたと聞かされます。福子から「生きるのがうまくいかないのなら、ここから行き直せばよか」と励まされ、福子の人生を聞き書きした本のプレゼントを思い立ちました。「自分の得意なこと、やりたいことは何なのか」に気付いた浩幸の想いに、私もhttp://blog.goo.ne.jp/magpie03/e/1a7949ce9e8d34b851afc4027cf0c7f4">「本当にやりたいことは」を作詞した時の気持ちが重なりました。2011年に1番から4番まで作った歌謡詩で、1番は次の通りです。

 

本当にやりたいことは 何なのか

自分がやりたいことは 何なのか

子供のころに楽しかったこと

これまで得意だったこと

わくわくすること 生き生きすること

それが自分に納得できること

それをやったら喜ばれること

本当にやりたいことをやればいい

 

 浩幸のように悩める若者に、

〈これまで得意だったこと

わくわくすること 生き生きすること

それが自分に納得できること

それをやったら喜ばれること〉

を見つめ直し、前向きに生きる道を見つけてほしいと思います。

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2014年12月10日〈エッセー〉031:『ここにある幸せ』PR

2014-12-10 05:54:50 | エッセー

 

写真①:NHK福岡放送局が作成した福岡発地域ドラマ『ここにある幸せ』のチラシ表面

 

・連載エッセー『一木一草』

 第31回:『ここにある幸せ』PR作戦

 

NHK福岡放送局制作の「福岡発地域ドラマ」

『ここにある幸せ』チラシやクチコミでPR始まる

  NHK福岡放送局が10月に制作を終えた平成26年度「福岡発地域ドラマ」で、松田翔太、宮本信子が主演『ここにある幸せ』(津屋崎物語)のPR作戦が始まりました。NHKは、〈津屋崎千軒〉を舞台にしたこのドラマのチラシを12月に作成、平成27年1月16日(金)午後7時30分からの総合テレビ(九州沖縄ブロック)での放送を宣伝しています。

  チラシの表面=写真①=は、津屋崎の海を背に立つ松田翔太、宮本信子の写真を入れ、「いま、人生の何ページ目にいるんだろう。」のキャッチコピー付き。裏面=写真②=には、ドラマの「あらすじ」と「地域ドラマとは」の説明記事を掲載、津屋崎浜の波打ち際を歩く松田翔太、宮本信子の姿や、エキストラとの撮影シーンなど7枚のカラー写真が添えられています。

  

写真②:『ここにある幸せ』のチラシ裏面

  「あらすじ」の記事では、東京で暮らす主人公・立川浩幸(28歳。松田翔太役)が、過酷なノルマと人間関係に疲れて仕事を辞め、同棲中の恋人・高梨千恵子(中村映里子役)からも愛想をつかされて追い出され、「自分の人生には何も無い」とつぶやいた、と記述。

 浩幸は、小学校時代の級友が転校して行った福岡県の小さな港町・福津市津屋崎を訪ね、古民家(津屋崎4丁目にある国登録有形文化財の「津屋崎千軒民俗館『藍の家』」)に住む明るく話し好きなおばあちゃん花田福子(72歳。宮本信子役)に会い、気に入られます。津屋崎の港や干潟、里山など福子の様々な思い出の場所へ連れ回され、恋愛談や苦労話など山あり谷ありの半生を冗談交じりに聞かされ、「生きるってなんだろう」、「なんで福子さんは幸せそうなんだろう」、「自分の居場所はどこにあるんだろう」と自問する浩幸。いつの間にか、前向な力をもらっている自分に気付き、福子にある特別なプレゼントをしようと決意する。それは…と含みを持たせて結ばれています。

  「地域ドラマとは」の記事では、NHK福岡放送局のシリーズ12作目となる撮影舞台に津屋崎を選んだ理由について、江戸・明治期から風情ある〈津屋崎千軒〉の家並みが残り、この町の魅力にひかれた多くの若者が県外から移住し、地域に根付いた暮らしを始め、全国的にも注目を集めています――と説明。

  そんな津屋崎の町を、NHK連続テレビ小説「ちゅらさん」「おひさま」等で知られる脚本家・岡田惠和さんが訪ね歩き、オリジナルストリーを書き下ろしました。津屋崎で、昔から暮らす人々と新たにやってきた人々が絆を深め、人も町も元気になってゆく、ヒューマンストーリーをお届けします、としています。

  このほか、NHK福岡放送局では11月10日放送のローカル番組『ほっこりTV』=写真③=で「ほっこり楽しむ津屋崎」と題してドラマの舞台となった〈津屋崎千軒〉と撮影の裏話を紹介しています。

 

写真③:ドラマ撮影の裏話も紹介されたNHK福岡放送局のローカル番組『ほっこりTV』

  私も及ばずながら、11月29日に大川市で開かれた「第2回まちなみフォーラム福岡in大川」の「庄分酢・高橋家住宅」1階座敷での昼食会の席上、〈津屋崎千軒〉が舞台になったドラマ『ここにある幸せ』を正月のテレビでぜひご覧ください、とPR。私の所属する福津市の町興し団体・「津屋崎千軒 海とまちなみの会」の会報ニュース、『はちがめ通信13号』(12月7日、B4判表裏2面カラ-印刷で300部発行)=写真④=を会員や支援者の方々に配布しながらドラマのチラシも渡して口コミ宣伝に努めています。皆様、お楽しみに!

 

写真④:宮地浜「夕陽風景時計」設置を特集した『はちがめ通信13号』1面(左)・2面

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2014年10月16日〈エッセー〉030:「津屋崎物語」撮影終了

2014-10-16 09:05:27 | エッセー

 

写真①:『藍の家』前でロケ隊の撮影を遠巻きに見物の市民たち

      =2014年10月11日午前11時35分撮影

 ・連載エッセー『一木一草』

 第30回:「津屋崎物語」撮影終わる

 

NHK福岡放送局制作の「福岡発地域ドラマ」

『ここにある幸せ』の〈津屋崎千軒〉撮影が終了

  NHK福岡放送局が10月初旬に制作を始めた平成26年度「福岡発地域ドラマ」で、松田翔太、宮本信子が主演の『ここにある幸せ』(津屋崎物語)の〈津屋崎千軒〉を舞台にした撮影が15日までにほぼ終了しました。

  福岡県の小さな港町・福津市津屋崎にある古民家(津屋崎4丁目にある国登録有形文化財の「津屋崎千軒民俗館『藍の家』」=写真①=を舞台に設定)にある日、東京から立川浩幸(28歳。松田翔太役)が訪れます。過酷なノルマと人間関係に疲れ、営業の仕事を辞め、同棲していた彼女にも追い出され、自分の人生には何もないと意気消沈した浩幸は、転校して行った小学校時代の友人を思い出して訪ねたのです。だが、そこに住んでいたのはお茶目な花田福子(72歳。宮本信子役)でした。

  浩幸を気に入った福子は、江戸時代から残る〈津屋崎千軒〉の古い町並み=写真②=や、国指定史跡・「津屋崎古墳群」、〝貝寄せの浜〟・「津屋崎浜」などへ連れて行き、自分の恋愛談や苦労話を冗談交じりに話しかけます。明るく幸せそうな福子に、浩幸は前向きに生きる力を得ていく――というストーリーで「津屋崎物語」は展開します。浩幸の「幸」と福子の「福」を合わせると「幸福」となることからも、幸せとは何か、生きる意味を問いかけるのがドラマのテーマですね。

 

写真②:〈津屋崎千軒〉の職人町・天神町(左端は「津屋崎千軒 海とまちなみの会」の観光ガイド拠点事務所・〈貝寄せ館〉

 ドラマの中で、A Quaint Town Tsuyazaki-sengen”(古風な趣のある町・津屋崎千軒)の古い町並みに住む人たちの息づかいや、潮の香匂う港町の空気感がどう伝えられるか、楽しみです。「宮地嶽神社」参道石段から玄界灘を見下ろす絶景シーンも、登場しそう。NHKでは、古いものと新しいものが共にある町を舞台に、そこで昔から暮らす人々と新たにやってきた人々が互いに関わりあい、絆を深め、人と町が元気になってゆくヒューマンストーリーです」としており、 2015年1月16日(金)午後7時30分から、総合テレビの九州・沖縄管内での放送が待たれます。

   『ここにある幸せ』(津屋崎物語)の放映で、〈津屋崎千軒〉に物見遊山やグルメを求める観光客がどやどやと訪れるのではなく、〝千軒っ子〟の人情に触れ合い、訪れて良かった、移り住むことにした、といった〝人の輪の波〟が広がるよう期待したい。

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2014年9月27日〈エッセー〉029:津屋崎物語

2014-09-27 20:17:37 | エッセー

 

写真①:まちなみ散策地図「〈津屋崎千軒〉そうつこう」英語・日本語併記版

     =「津屋崎千軒 海とまちなみの会」が2009年12月発行

 ・連載エッセー『一木一草』

 第29回:津屋崎物語

 

NHK福岡放送局制作の「福岡発地域ドラマ」

『ここにある幸せ』で〈津屋崎千軒〉が舞台に

  2013年12月2日掲載の連載エッセー『一木一草』で、福津市津屋崎に向かって大きなうねりのような時代の流れが打ち寄せているような気がしました、と記述しました。この流れは、本物のようです。NHK福岡放送局が10月制作する平成26年度「福岡発地域ドラマ」の『ここにある幸せ』で、〈津屋崎千軒〉が撮影の舞台に取り上げられるからです。

 松田翔太、宮本信子が主演の

~「津屋崎物語」~

  「津屋崎物語」というサブタイトルが付いています。岡田惠和脚本、松田翔太、宮本信子、中村映里子らが出演の予定。ストリーは、〈東京で“うすーい人生”を歩んできた優柔不断な若者(松田翔太)と、福岡の海の町で“こゆーい人生”を生きてきた、ちょっとお茶目なおばあちゃん(宮本信子)。そんな二人が出会ったら…、何と町中のいたる所でデートを始めちゃった??年の離れた仲良しカップル。そして、小さな「幸せ」に気がついた…〉と、NHKでは紹介しています。

  NHK福岡放送局では、地域の様々な現実を元にストーリーを組み立て、住む人たちの息づかいやその土地の空気感を伝える「福岡発地域ドラマ」を年度ごとに制作しており、「12作目となる今回の舞台は、福津市津屋崎。古いものと新しいものが共にある町を舞台に、そこで昔から暮らす人々と新たにやってきた人々が互いに関わりあい、絆を深め、人と町が元気になってゆくヒューマンストーリーです」としています。 2015年1月16日(金)午後7時30分から、総合テレビの九州・沖縄管内で放送の予定です。 

 江戸時代初期、黒田官兵衛・長政親子が筑前に移封され、福岡藩が津屋崎で直営の塩田を開発、藩の製塩量の90%を占めたという藩財政を支え、官兵衛が隠居後に号した如水の隠居領となった津屋崎には、A Quaint Town Tsuyazaki-sengen”(古風な趣のある町・津屋崎千軒)の古い町並みが残っています。私が所属する町興しボランティア団体・「津屋崎千軒 海とまちなみの会」(会員61人)が平成19年(2007年)に発行した津屋崎千軒まちなみ散策地図、『津屋崎千軒そうつこう』=写真①=も、このNHK地域ドラマ『ここにある幸せ』で小道具に使ってもらえたら嬉しいです。

  宮本信子演じるお茶目なおばあちゃんは古民家に住んでいるとの設定で、福津市津屋崎4丁目にある国登録有形文化財の「津屋崎千軒民俗館『藍の家』」=写真②=が撮影の中心になる関係で、10月初旬から12日(日)ごろまでロケ中は『藍の家』内に観光客は入場できないという。平成19年2月16日「藍の家保存会」代表の柴田富美子さんらボランティア仲間23人とともに、『藍の家』で「津屋崎千軒 海とまちなみの会」を創立しただけに、この明治34年建築の染物紺屋・旧上妻家住宅がドラマの主舞台になるのは感慨深いものがあります。


写真②:「津屋崎千軒民俗館『藍の家』」

     =福津市津屋崎4丁目14-20で撮影

  平成25年度の福岡発地域ドラマでは、同年7月の「九州北部豪雨」で大きな被害を受けた日本一の玉露の産地、八女市・星野村八女市を舞台にした『苦くて、甘い~希望の茶~』で、小池徹平、蟹江敬三、武田鉄矢らが出演。過疎・高齢化が進む村を、災害ボランティアで訪れた若者・小池徹平が蟹江敬三ら村の高齢者との温かな交流を通し、成長してゆく姿を躍動的に描き、話題になりました。

  『ここにある幸せ』で主演の宮本信子は、平成25年にNHK総合テレビとBSプレミアムで放送された連続テレビ小説『あまちゃん』で、ヒロインの天野アキの祖母・夏役で元気な海女を演じた芸達者。夫の伊丹十三監督(故人)が主役に起用した「お葬式」や、「マルサの女」などでの演技力に定評があります。松田翔太は俳優松田優作の二男で、2008年にNHK大河ドラマ・『篤姫』で第14代将軍徳川家茂役で初出演、2012年の同ドラマ・『平清盛』で後白河天皇役を演じています。

  きょう9月27日の放送が最終回となったNHK連続テレビ小説『花子とアン』のおかげで、柳原白蓮と〈津屋崎千軒〉町興しの先駆者・伊藤伝右衛門の写真を展示中=写真③=の「津屋崎千軒 海とまちなみの会」の観光ガイド拠点事務所「貝寄せ館」(福津市津屋崎3丁目)では、入館者が増え、今朝も午前11時の開館前から女性二人が入場を待っておられました。『ここにある幸せ』・津屋崎物語の撮影や放映で、〈津屋崎千軒〉への観光客や移住者が増え、町並みの活性化につながる大きな波となるよう期待したい。

 

 写真③:〈津屋崎千軒〉町興しの先駆者・伊藤伝右衛門と柳原白蓮の写真展示

     =福津市津屋崎3丁目18-16の「貝寄せ館」で撮影

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