とっちーの「終わりなき旅」

出歩くことが好きで、趣味のマラソン、登山、スキーなどの話を中心にきままな呟きを載せられたらいいな。

2015奈良観光&葛城山トレッキング:若草山山焼き編その1

2015-01-27 19:51:50 | 観光
若草山の山焼きは、毎年1月の第4土曜日に行われる。奈良市内を見下ろす標高342mの若草山に火をつけ、山全体を燃やす早春を告げる奈良の一大行事である。山焼きの目的は、春日大社、東大寺、興福寺の神仏が習合し、先人の鎮魂と慰霊及び奈良全体の防災と世界の人々との平安を祈るものだという。

大和郡山でイノさん、ヨーコさんと落ち合い、J子さん、kazukawaさん、私の5人で奈良駅まで移動する。奈良駅からは歩いて春日大社の大どんどの会場に向かった。周りは人だらけで、山焼きに向かう観光客であふれていた。

飛火野に火炉(5m×5m、高さ3m)が設置され、正月に神社に持ち込まれた古いお札やお守り、注連縄飾りなどを焚き上げしている。そして、その前で、神事が始まった。


16時45分。大とんどより 御神火をもらいうける。




17時05分。聖火行列の出発である。金峯山寺の山伏による法螺衆に先導され、若草山焼きに関係のあった奈良奉行所の役人を加え、総勢45名の厳粛な時代行列である。
〔聖火行列順〕雅楽道楽-僧兵-奈良町奉行所役人-金峯山寺法螺衆-興福寺-東大寺-春日大社




行列と共に若草山麓に移動する。なだらかな山容の若草山のふもとには多くの観光客が集まり山焼きの開始を待っていた。




御神火が松明に点火され、聖火行列が若草山麓に入場してきた。




17時45分。御神火が野上神社に到着すると、かがり火に点火され山焼き行事の無事を祈願する祭礼がおこなわれる。続いて、その法楽として東大寺・興福寺の読経中、かがり火から松明に火を移した後、山麓中央に設けた大かがり火に点火である。






その後、山焼きが始まるのであるが、その前に豪華な大花火打ち上げが行われるのだ。これがまた、凄い。
その様子は、「2015奈良観光&葛城山トレッキング:若草山山焼き編その2」に続く。