とっちーの「終わりなき旅」

出歩くことが好きで、趣味のマラソン、登山、スキーなどの話を中心にきままな呟きを載せられたらいいな。

本の福袋

2015-01-06 22:01:32 | 読書
最近、各地の図書館では、職員がおすすめの本を福袋に入れて貸し出すというユニークな取り組みが、広がっているそうだ。
この取り組みは、ふだんは読まない作家やジャンルの本に触れることで、より本に親しんでもらおうと、
図書館の職員が選んだ本を、タイトルを秘密にして福袋に入れ、新年に貸し出すというものである。

福袋とはいっても、まったく中身が分からないわけではなく、
赤ちゃん・幼児・低学年・中学年・高学年・保護者向けなどの年代別に分かれ、
福袋ごとにテーマが決められている。
本の選び方については、図書館の職員が、核になる1冊の本から広げて選んだり、
あらかじめ対象に合わせて興味を引くようなテーマを設け、それに合わせて本を選ぶといった方法で行われているそうだ。
本のタイトルは伏せられているが、包装に本のテーマや職員からの一口コメントが添えられているので、
それを頼りに福袋を選ぶ事ができる。

テレビで、この取り組みが紹介されていたのだが、とてもいい取り組みだと思った。
図書館にある膨大な本の中から、お気に入りの本を見つけ出すというのはなかなか難しい。
結局は、お馴染みの作者や有名な作者の本から探して読んでしまう事になってしまう。
そんな時、何気なく選んだ福袋から、新たな本との出会いができ、知らない世界が広がっていくようになれば面白い。

いつも行く図書館では、このような福袋を借りられるサービスは行われていないのだが、是非取り組んでほしいものである。